F1バルセロナテスト 3日目 結果:フェラーリのルクレールが最速タイム
2019年のF1バルセロナテスト3回目が2月28日(木)に3日目を迎え、フェラーリのシャルル・ルクレールが今季の最速タイムとなる1分16秒231をマークした。
ホンダ勢はトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが2番手タイムを記録。レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは4番手タイムを記録するも、午後に大クラッシュを喫して早めに走行を切り上げることになった。
いよいよF1プレシーズンテストも残り2日。1日交代で走行しているチームではドライバーが開幕前の最後の走行機会ということもあり、レースに向けた本格的な準備を進めていくことになる。
3日目のトップタイムを記録したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。午前中にピレリの最も軟らかいC5コンパウンドでここまでの最速タイムとなる1分16秒231をマーク。昨年のスペインGPの予選でルイス・ハミルトンが記録したコースレコードの1分16秒173に0.058秒まで迫った。前日はセバスチャン・ベッテルのクラッシュにより41周しかできなかったフェラーリだが、この日はシャルル・ルクレールが終了間際にターン8でストップしたものの、1日ほぼ問題なく走行を続け、138周を走り込んで信頼性の懸念を払拭した。
2番手タイムはトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボン。午前中に全ドライバーのなかで今季初めてC5タイヤで1分16秒台のタイムとなる1分16秒882をマーク。ホンダのF1エンジンを搭載するSTR14で118周を走行し、トップのフェラーリから0.651秒差のパフォーマンスを発揮。ルーキーながらポテンシャルの高さを示している。
3番手タイムはマクラーレンのランド・ノリス。84周を走行してC5タイヤでトップから0.853秒差となる1分17秒084を記録した。
4番手タイムのレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーにとってはまたもほろ苦い一日となった。午前中にホンダのF1エンジンを搭載したRB15で44周を走行してC5タイヤでトップから0.860秒差となる1分17秒091をマークしていたガスリーだったが、午後のロングラン中に高速のターン9で大クラッシュ。ガスリーに怪我はなかったが、大きなダメージを負ったマシンを終了までに修復することができず、3時間を残して65周をセッションを終了。ホンダのF1エンジンとしても2チーム合わせて183周の走行に留まった。
5番手タイムはルノーのダニエル・リカルド。午後からテストを担当したリカルドは65周を走行してC5タイヤで1分17秒204を記録。午前中はニコ・ヒュルケンベルグが73周を走行してC5タイヤで1分17秒496を記録。この日ルノーF1チームは合計で138周を走り込んだ。
7番手タイムはレーシングポイントのランス・ストロール。午後にピットレーン出口でストップするトラブルはあったものの、103周を走行して、C5タイヤで1分17秒556をマークした。
8番手タイムはアルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィ。71周を走行してC5タイヤで1分17秒639をマークした。
9番手タイムはハースのロマン・グロージャン。午後からの走行となったグロージャンだが、エキゾーストの問題によって残り1時間でようやくコースイン。19周の走行に留まり、C4タイヤで1分17秒854を記録。午前中はケビン・マグヌッセンが53周を走行し、C3タイヤで1分18秒199を記録した。
10番手タイムはメルセデスのルイス・ハミルトン。メルセデスはこの日もロングランのプログラムを継続し、午前中にハミルトンは85周を走破。C2タイアで1分18秒097を記録した。午後からはバルテリ・ボッタスが走行を引き継いで96周を走破し、1分18秒862をマーク。2台合せて179周を走り込んだ。最終日となる明日にどこまでパフォーマンスを引き出すかが注目だ。
11番手タイムはウィリアムズのジョージ・ラッセル。ドライバーとしてこの日最多となる140周を走り込み、C5タイアで1分18秒130をマークした。トップとの差は1.889秒とまだまだパフォーマンス面では遅れをとっている。
合計8日間のF1バルセロナテストも明日3月1日(木)が最終日。現地時間9時(日本時間17時)から行われる。
ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、内部的に最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、その中から3つのコンパウンドを各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。公式テストではレースとは異なり、5種類すべてのコンパウンドが使用するため、F1マシンがどのタイヤを装着しているかを識別しやくすくするため、ピレリは最も硬いC1と最も柔らかいC5にサイドウォールにストライプをつけないカラーリングを採用ししている。
カテゴリー: F1 / F1レース結果
ホンダ勢はトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが2番手タイムを記録。レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは4番手タイムを記録するも、午後に大クラッシュを喫して早めに走行を切り上げることになった。
いよいよF1プレシーズンテストも残り2日。1日交代で走行しているチームではドライバーが開幕前の最後の走行機会ということもあり、レースに向けた本格的な準備を進めていくことになる。
3日目のトップタイムを記録したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。午前中にピレリの最も軟らかいC5コンパウンドでここまでの最速タイムとなる1分16秒231をマーク。昨年のスペインGPの予選でルイス・ハミルトンが記録したコースレコードの1分16秒173に0.058秒まで迫った。前日はセバスチャン・ベッテルのクラッシュにより41周しかできなかったフェラーリだが、この日はシャルル・ルクレールが終了間際にターン8でストップしたものの、1日ほぼ問題なく走行を続け、138周を走り込んで信頼性の懸念を払拭した。
2番手タイムはトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボン。午前中に全ドライバーのなかで今季初めてC5タイヤで1分16秒台のタイムとなる1分16秒882をマーク。ホンダのF1エンジンを搭載するSTR14で118周を走行し、トップのフェラーリから0.651秒差のパフォーマンスを発揮。ルーキーながらポテンシャルの高さを示している。
3番手タイムはマクラーレンのランド・ノリス。84周を走行してC5タイヤでトップから0.853秒差となる1分17秒084を記録した。
4番手タイムのレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーにとってはまたもほろ苦い一日となった。午前中にホンダのF1エンジンを搭載したRB15で44周を走行してC5タイヤでトップから0.860秒差となる1分17秒091をマークしていたガスリーだったが、午後のロングラン中に高速のターン9で大クラッシュ。ガスリーに怪我はなかったが、大きなダメージを負ったマシンを終了までに修復することができず、3時間を残して65周をセッションを終了。ホンダのF1エンジンとしても2チーム合わせて183周の走行に留まった。
5番手タイムはルノーのダニエル・リカルド。午後からテストを担当したリカルドは65周を走行してC5タイヤで1分17秒204を記録。午前中はニコ・ヒュルケンベルグが73周を走行してC5タイヤで1分17秒496を記録。この日ルノーF1チームは合計で138周を走り込んだ。
7番手タイムはレーシングポイントのランス・ストロール。午後にピットレーン出口でストップするトラブルはあったものの、103周を走行して、C5タイヤで1分17秒556をマークした。
8番手タイムはアルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィ。71周を走行してC5タイヤで1分17秒639をマークした。
9番手タイムはハースのロマン・グロージャン。午後からの走行となったグロージャンだが、エキゾーストの問題によって残り1時間でようやくコースイン。19周の走行に留まり、C4タイヤで1分17秒854を記録。午前中はケビン・マグヌッセンが53周を走行し、C3タイヤで1分18秒199を記録した。
10番手タイムはメルセデスのルイス・ハミルトン。メルセデスはこの日もロングランのプログラムを継続し、午前中にハミルトンは85周を走破。C2タイアで1分18秒097を記録した。午後からはバルテリ・ボッタスが走行を引き継いで96周を走破し、1分18秒862をマーク。2台合せて179周を走り込んだ。最終日となる明日にどこまでパフォーマンスを引き出すかが注目だ。
11番手タイムはウィリアムズのジョージ・ラッセル。ドライバーとしてこの日最多となる140周を走り込み、C5タイアで1分18秒130をマークした。トップとの差は1.889秒とまだまだパフォーマンス面では遅れをとっている。
合計8日間のF1バルセロナテストも明日3月1日(木)が最終日。現地時間9時(日本時間17時)から行われる。
2019年 F1バルセロナテスト2 - 3日目 結果
● C1 / ○ C2 / ● C3 / ● C4 / ○ C5
Pos | ドライバー | チーム | マシン | タイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | SF90 | 1分16秒231 ○ | 138 | |
2 | アレクサンダー・アルボン | トロロッソ | STR14 | 1分16秒882 ○ | +0.651 | 118 |
3 | ランド・ノリス | マクラーレン | MCL34 | 1分17秒084 ○ | +0.853 | 84 |
4 | ピエール・ガスリー | レッドブル | RB15 | 1分17秒091 ○ | +0.860 | 65 |
5 | ダニエル・リカルド | ルノー | R.S.19 | 1分17秒204 ○ | +0.973 | 65 |
6 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | R.S.19 | 1分17秒496 ○ | +1.265 | 73 |
7 | ランス・ストロール | レーシングポイント | RP19 | 1分17秒556 ○ | +1.325 | 103 |
8 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | C38 | 1分17秒639 ○ | +1.408 | 71 |
9 | ロマン・グロージャン | ハース | VF-19 | 1分17秒854 ● | +1.623 | 16 |
10 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | W10 | 1分18秒097 ○ | +1.866 | 85 |
11 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | FW42 | 1分18秒130 ○ | +1.899 | 140 |
12 | ケビン・マグヌッセン | ハース | VF-19 | 1分18秒199 ● | +1.968 | 53 |
13 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | W10 | 1分18秒862 ● | +2.631 | 96 |
ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、内部的に最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、その中から3つのコンパウンドを各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。公式テストではレースとは異なり、5種類すべてのコンパウンドが使用するため、F1マシンがどのタイヤを装着しているかを識別しやくすくするため、ピレリは最も硬いC1と最も柔らかいC5にサイドウォールにストライプをつけないカラーリングを採用ししている。
カテゴリー: F1 / F1レース結果