ハンガリーグランプリ
2017年 F1世界選手権 第11戦 ハンガリーGPのフリー走行1回目が28日(金)にブダペストのハンガロリンクで行われ、ダニエル・リカルド(レッドブル)がトップタイムを記録した。

現地時間10時。気温21.2℃、路面温度25.9℃と午前中ということでドライながら涼しいコンディションでセッションはスタートした。

ハンガロリンクは14のコーナーで構成され、600m以上のストレートは1本のみ。スロットル全開率は55%。運動エネルギー回生を行えるブレーキングポイントが少ないためERSの影響も中程度と、苦戦を強いられているホンダにとってはチャンスと言えるサーキットだ。

F1ハンガリーGPの週末は、ランキング首位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に2位のルイス・ハミルトン(メルセデス)が1ポイント差という状態で迎えている。また、ハミルトンは、ミハエル・シューマッハのもつ最多ポールポジション記録にあと1に迫っている。

ピレリは、F1ハンガリーGPにミディアム、ソフト、スーパーソフトという3種類のコンパウンドを持ち込んでいるが、全ドライバーがミディアムは1セットのみ、残りも大きな違いはないセット数を選択している。

フリー走行1回目では、路面が出来上がっていないこともあり、序盤多くのドライバーがコースオフやスピンを喫した。

そんな中、ケビン・マグヌッセンに代わってハースのマシンに乗り込んだアントニオ・ジョビナッツィがターン11でコントロールを失ってバリアにクラッシュ。セッションは一時赤旗中断となった。

フリー走行1回目の最速タイムは、ダニエル・リカルド(レッドブル)の1分18秒486。2番手には0.234秒差でキミ・ライコネン(フェラーリ)、3番手にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が続いた。

4番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、5番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)、6番手はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とトップ6を上位3チームが占めた。

マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが7番手、ストフェル・バンドーンが8番手とトップ3チームに次ぐタイムを記録した。

8番手にはニコ・ヒュルケンベルグ、9番手にはジョリオン・パーマーが続いており、残りの週末でのマクラーレン・ホンダとの戦いを予感させるセッションとなった。終了間際にはパーマーが縁石でフロントウィングを破損。赤旗中断となりセッションはそのまま終了した。

F1ハンガリーGP フリー走行2回目は、この後21時(現地時間14時)から行われる。

2017 第11戦 F1ハンガリーGP フリー走行1回目

順位Noドライバーチームベストタイム周回
13ダニエル・リカルドレッドブル1分18秒48631
27キミ・ライコネンフェラーリ1分18秒72020
344ルイス・ハミルトンメルセデス1分18秒85831
433マックス・フェルスタッペンレッドブル1分19秒16227
577バルテリ・ボッタスメルセデス1分19秒24830
65セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分19秒56321
714フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ1分19秒98721
82ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1分20秒00524
927ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分20秒15025
1046ジョリオン・パーマールノー1分20秒46127
1119フェリペ・マッサウィリアムズ1分20秒54028
1211セルジオ・ペレスフォース・インディア1分20秒57323
1326ダニール・クビアトトロ・ロッソ1分20秒78027
1455カルロス・サインツトロ・ロッソ1分20秒91725
1518ランス・ストロールウィリアムズ1分20秒97429
168ロマン・グロージャンハース1分21秒31320
1734アルフォンソ・セリスフォース・インディア1分22秒60224
189マーカス・エリクソンザウバー1分21秒78531
1950アントニオ・ジョビナッツィハース1分22秒2518
2094パスカル・ウェーレインザウバー1分22秒49029


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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ハンガリーGP