F1 アメリカGP
2013 FORMULA 1 UNITED STATES GRAND PRIX

1位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「いつもは達成したことを実感するのは次の日の月曜日なんだ。最高の気分だし、笑顔になってしまう。とても嬉しい。日曜日は時間の流れが速いし、後にならなければ達成感が湧かない。今日はチームの努力のおかげだ。全員がプッシュすることをいとわない。午前中、クルマの信頼性に若干の懸念があったので、問題を解決してレースを無事に走れるように、みんなが全力で取り組んでくれていた。本当に感謝している。夏休み後、こおようにレースを勝ち続けるために僕たちがどんなことを成し遂げてきたのかはよくわからないけど、それが何であれうまくいった。スポーツマンというのは、毎日が良い日ばかりではないし、アップダウンがあるものだ。いい時もあればそうでない時もある。もちろんいい時は楽しい。でもいつも言っているように、次のレースやその次のレースの保証なんてどこにもない! 今後どうなるかは誰にも分らないんだ。だから、今日をエンジョイして、明日を楽しみにするだけだ」

2位 ロマン・グロージャン (ロータス)
「本当にタフなレースだった。マーク(ウェバー)を抑えるために、人生最高の走りをしなければならなかったくらいだ。テキサスで少なくとも1頭のブルを手なずけることができて最高の気分だ。彼らは明らかに最速のパッケージだったからね。良いスタートが鍵になることはわかっていたし、1コーナーで1つ順位を上げられたのが本当に重要だった。そこからクルマはファンタスティックだった。ここにいるチームとエンストンのみんなが驚異的な仕事をしてくれている。僕たちに先頭争いをさせるために懸命に努力する彼らの姿を僕は毎日見ている。一番近い挑戦者とのギャップを見れば、今の僕たちがレッドブルに次ぐ2番目に優れたチームなのははっきりしている。この場所は僕に幸運をもたらしてくれるみたい。去年の今頃は妻の妊娠がわかったんだし、今回はF1自己ベストタイのフィニッシュだ。来年は何が起きるか、戻ってくるのが待ち切れないよ!」

3位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「スタートと出だしはまずまずだった。ロマンも良いスタートを決めていた。1コーナーのブレーキングポイントで右に出たかったけど、みんなもそうだった。囲まれてしまい、コーナーをうまく立ち上がれなかった。でも、そのあとは力強いレースだったと思う。ペースは良かったけど、ここではタイヤを管理しなければならない。予選でレースの大部分が決まってしまった。最終的にやれるだけのことはやったけど、昨日のやり残したことがあった。今週末は家族や友人たちが来ているので良い結果を残せて嬉しい。勝てたらもっと良かったんだけど、セブは今週末いい仕事をした」

4位 ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「今日は良い感覚だったし、4位には本当に満足している。ポジションを争って、前進するレースができて、とても嬉しかった。今日のクルマは最近よりもずっと感覚がよかったし、シャシーを変更したことが間違いなく違いを生んだともう。ガレージのスタッフの努力に心から感謝したい。今日は素晴らしいスタートが切れたし、それが僕のレースにとって重要だった。タイヤマネジメントと戦略を確実に働かせるためにたやすくマークに3位を明け渡さなければならなかった。チームにとってはフェラーリの前でフィニッシュすることの方が重要だった。最後にフェルナンドに抜かれるわけにはいかなかった。彼の動きに備え、彼が迫ってきたら、コンマ2秒引き離すつもりで準備をしていたよ! 僕にとって難しいレースが続いていたし、努力してくれたチームをとても誇りに思う。僕たち全員が、来週末のブラジルGPでの最終戦で2位を維持する決意を固めている」

5位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「今週末の難しさと、ダーティーな側からのスタートだったことを考えれば、トップ5でのフィニッシュはとてもポジティブな結果だよ。ポジションを維持するのはとても難しいとわかっていたし、実際にペレスに負けてしまった。レース前半はあまり速くなかったので、タイヤをセーブしてピットストップが近づいたらアタックすることに決めた。僕たちはハード側の方が競争力があった。ペレスをパスして、ヒュルケンベルグを捕まることに狙いを定めた。僕たちの状況はメルセデスと比較して改善してはいるけど、彼らを倒すことはできなかった。ドライバー選手権で2位になれたことをとても誇りに思う。僕にとってはちょっとしたご褒美だ。レッドブルの後ろの“人間”の中では1番ということだからね。背中は大丈夫だ。レース前に十分にウォームアップをしていたので全然気にならなかった。むしろ、レースの緊張感で疲れた感じだ。でも、これから3日間休みがあるし、100%の状態でブラジル入りしたい。そこでは絶対に改善しなければならない。まら僕たちのゴールはコンストラクター選手権を2位で終えることだからね」

6位 ニコ・ヒュルケンベルグ (ザウバー)
「再び非常に堅実な結果だ。考え違いでなければ、インドでのブレーキディスク故障とアブダビでのドライブスルーがなければ、モンツァ以降、8戦連続でポイントフィニッシュだったと思う。かなり印象的な統計だ。面白いレースだった。最後のフェルナンド(アロソ)以外はそんなに戦う必要はなかった。とても楽しかった。残念ながら、残り10〜15周くらいのレースの重要な部分でフェルナンドほどのペースがなかったし、彼に抜かれてしまった。最終ラップのターン1の進入で彼を抜いたけど、そのあとエイペックを逃してしまい、立ち上がりで取り戻されてしまった。でも、競争相手のちょうど2秒でフィニッシュすることができた。8ポイントを獲得できたし、良い週末だったと思う」

7位 セルジオ・ペレス (マクラーレン)
「正直、今日は7位よりももう少し良い結果を達成できると思っていた。オープニングラップでなんとかフェルナンド(アロンソ)を追い抜くことができたし、クルマはかなり力強かった。でも、そのあと10〜15周くらいでタイヤにデグラデーションが出始めたし、周りと比較して苦労していた。彼らは僕たちよりもタイヤデグラデーションへの対処が少なかったように思う。でも、週末ずっと僕を応援してくれたメキシコとアメリカのファンに心から“ありがとう”と言いたい。彼らはここに僕のパフォーマンスを見に来てくれた。全力を尽くして彼らに7位よりも良い結果を与えたかった。それでも、彼らのサポートは素晴らしかったし、難しかったけど、とても特別な週末だった」

8位 バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「今日はF1初ポイントを獲得できてとても嬉しい。プラクティスでのクルマのセットアップからレースでの戦略、ピットストッピまで週末全体が良かった。今日はタイヤをうまく管理できたし、ずっとエンジニアから良いフィードバックを得ていた。最後はロズベルグからちょっとプレッシャーを受けたけど、プッシュし続けて、ポジションを守ることができた。チームとファクトリーの全員に心から感謝したい。彼ら全員がとても一生懸命に働いてくれたし、こお結果に本当に相応しい」

9位 ニコ・ヒュルケンベルグ (メルセデス)
「残念ながら、ここオースティンでは良い週末を送れなかった。昨日の予選でタイヤに熱を入れるのに苦労したことが響いた。12番手スタートはレースが本当に難しくなるからね。1ストップが主流のレースでは特にね。いくつか素晴らしいオーバーテイクができたけど、1ストップだったので、今日は戦略で大きく順位を上げることはできなかった。なので、9位止まりだったのは残念だ。今日の僕たちのマシンにはそれ以上の速さがあったからね。でも、全体的に見れば、僕たちチームはフェラーリとのギャップを拡大することができたので、良い結果だ。タフな週末だったので、7日後ではなく、明日にでもブラジルで走れたいくらいだ! ブラジルでは全力でプッシュして、良いカタチでシーズンを締めくくりたい」

10位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「たとえ1ポイントだけを戦っていたとしても、今日は自分にできるベストな仕事をしたかった。過去数レースと同じように、1周前に他のクルマと接触した。その接触によって左側のフロントウイングのエンドブレートが壊れた。アブダビほど酷くはなかったけど、アンダーステアがかなり多くなった。ピットストップでノーズボックスを交換することも検討したけど、代わりにメカニックはフロントウイングを余分に加え、それがバランスを取り戻すことに役立った。まだ理想的ではなかった。フロントのダウンフォースを失うことは、フロントエンドだけでなく、クルマ全体の気流にも影響を及ぼすからね。それでも、レースを楽しむことができた。フェリペ(マッサ)の後ろで身動きが取れなかった最初の30周は特にタフだったけど、最後にいくつか良い追い抜きができたし、それが一日をちょっと面白くしてくれた。今は来週末のブラジルが、トラブルフリーで、エキサイティングで、成功したシーズン最終戦になることを期待している」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アメリカGP