F1 インドGP 決勝:ドライバーコメント
2013 FORMULA 1 AIRTEL INDIAN GRAND PRIX
1位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「まず最初に観客の皆さんに感謝したい。今日は信じられないような歓迎だった。来年ここでレースをしないのは残念だ。言葉にならない。ラインを横切ったときは頭が真っ白だった。何かを言えるようになるには年月がかかるだろう。このような瞬間にはいろんなことを言いたいはずなんだけど言葉にならない。本当に素晴らしいシーズンだった。チーム、そしてチームの団結力は素晴らしい。すでに無線でも言ったけど、本当に多くのパワーをもらった。クルマに乗ってチームのために全力で走れるのは喜びだ。今日、クルマは素晴らしかった。レース前にドーナツについて考えてはいなかった。抑えられなかった。エンジニアから通常の手順をするように指示されたけど、『今回は無理だ』と言ったよ! メインのグランドスタンドには多くの人がいたし、やらずにはいられなかった。僕たちを支えてくれている全てのチームに心から感謝したい。簡単なシーズンではなかったし、初めからうまくいっていたと見られるかもしれないけど、大変な部分もあった。僕たちは何も間違いはおかさなかったけど、ブーイングを受けたし、個人的にタフなシーズンだった。それを克服して、トラック上で答えを出さなければならなかったし、それが認められたことをとても誇りに思う。プロスト、ファンジオ、ミハエルのようなドライバーに加わるなんて信じられない。人生のなかの最良の日と言ってもいいだろう。多くの人に感謝しなければならない。常に学び、勉強してきた。世界で最高のドライバーとレースをするのは素晴らしいことだ」
2位 ニコ・ロズベルグ (フェラーリ)
「今日、セバスチャンは素晴らしい仕事をしたと思うし、彼は4度目のタイトルに本当に相応しい。僕たちのチームにとって今日はとても重要なレースだった。僕たちは多くのポイントを獲得できたし、コンストラクターズ選手権で2位を奪取した。チームは素晴らしい仕事をしているし、僕たちのクルマは良さそうなので、シーズン最後までこのポジションを維持できるとかなり自信を持っている。でも、戦いになるだろう。今日は良いペースがあったし、僕たちはここで本当にセットアップを合わせることができた。チームは戦略面で素晴らしい仕事をしてくれたし、彼らに感謝したい。完璧にいかなかった唯一のことは、スタートでフェリペの後ろに後退してしまったことだ。トラック上で彼をオーバイテイクするのは簡単ではなかったけど、ピットストップで彼をクリアすることができた。今週末の僕たちの目標は2位になることだったし、完璧にうまくいった」
3位 ロマン・グロージャン (ロータス)
「昨日、ここで表彰台を獲得できると言われていたら、『君はおかしいよ』と言っていただろうね! レース序盤からオプションタイヤで非常に快適に感じていたし、かなり良い状態だった。そのあとミディアムを装着してもクルマは本当に速かった。(エステバン)グティエレスの後ろでかなりタイムを失ったし、それによって2位争いが犠牲になってしまったかもしれないけど、そこからうまく取り戻すことができた。残り27周でフェリペの前で4番手だったとき、僕たちはタイヤをケアしなければならなかったので彼と接戦になるとわかった。それに加えて、レース終盤にエンジンに問題を抱えていたので、状況はかなりトリッキーだった。終了間際のラップでキミがタイヤにかなり苦しんでいたので、彼を追い抜くことができたし、フェリペを抑え続けられるペースが僕にはあった。レース前の予測は、力強いスタートをして、完璧なレースをしても、良くて4位だったので、驚くべき結果だし、チームのパフォーマンスは素晴らしかった」
4位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「素晴らしいレースだったし、とても満足している。戦略がうまく機能したからね。ずっと良いペースで走れた。ソフトタイヤでさえね。ここでは表彰台を争えたと思うけど、トラックが進化して、ロータスのグロージャンのような何台かが1ストップを成し遂げられるようになった。僕たちにはそれは不可能だった。早めに2回目のピットストップを行ったロズベルグにポジションを奪われてしまったけど、僕たちはミスをしなかったので、満足しなければならない。今日、僕たちはコンストラクターズの順位で2位を失った。メルセデスはとても速かったし、そのことは僕たちも良くわかっていた。簡単ではないだろけど、まだ3レースあるし、僕たちは最後まで全力を尽くしていく。セバスチャンにおめでとうと言いたい。ここまで彼が達成した全てが相応しい。彼のために本当に嬉しく思う。彼は素晴らしいドライバーだし、とてもいい奴だからね。今日から彼の名前は、セナ、シューマッハといったF1史の偉大なドライバーたちと並んで刻まれていく」
5位 セルジオ・ペレス (マクラーレン)
「過去2〜3つの週末とは違い、やっと不運のないクリーンなレースを楽しむことができたよ! 5位は僕にとって素晴らしい結果だ。僕の肩に多くのプレッシャーが圧し掛かっていたのは疑いのないことだ。でも、プレッシャーのもとでパフォーマンスを発揮できたときはいつだって気持ちいいものだ。本当に満足している。終了間際のラップでキミ(ライコネン)とルイス(ハミルトン)をいっぺんに抜けたときは素晴らしい気分だった。ルイスを抑えるためにターン4で出来る限りブレーキを遅らせた。そして、なんとか抑えることができたんだ。タフなシーズンだったけど、今日の結果は有望なサインだし、最後の3戦にむけて全従業員のモティベーションを本当に高めてくれるものだ。もっと力強い結果を残せるように最善を尽くすつもりだ。最後にセバスチャンに心からおめでとうと言いたい。彼はここ数年にわたって、本当に偉大なチャンピオンであることを示してきた。彼は素晴らしいシーズンを過ごした。彼は信じられないものを成し遂げた。今は、来シーズン、僕たちが彼と戦えることを本当に願っているよ」
6位 ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「今日、4度目のワールドチャンピオンになったセブを心から祝福したい。物凄い業績だし、彼は今シーズン、驚くべきパフォーマンスをみせた。来年は彼と戦えることを本当に願っているよ! 今日の僕のレースを振り返れば、多くのポイントを獲得できたのは素晴らしいことだ。特にニコの表彰台はね。それによってチームは2位に返り咲いた。今週末、クルマはかなり良かったけど、僕にとってはフラストレーションの溜まるレースだった。フェリペを抜こう頑張ったけど、抜けなかったし、残念ながら、それによってタイヤが壊れてしまった。6位フィニッシュは決して満足できるものではないけど、僕たちにはあと3レースあるし、プッシュし続けていく。チームが2位をキープするためにもっと良い結果を残せると確信しているし、それを達成するために戦い続けていく」
7位 キミ・ライコネン (ロータス)
「最初の20周はブレーキなしで走っているかのようだった。オーバーヒートが激しかったし、誰かに近づくたびに制動を失った。レース終盤はタイヤのパフォーマンスも尽きていた。かなり期待外れな一日だった。タイヤがかなり素早く落ちていくことはわかっていたけど、タイムを失うという点では、最後まで走り切ろうとするのと、追加でピットストップするのとで、あまり大きな違いはなかった。最終的にはうまくいかなかった」
8位 ポール・ディ・レスタ (フォース・インディア)
「ここインドでポイントを獲得できたのは素晴らしいことだ。チームのホームグランプリだし、僕たちにとって本当に重要なレースだからね。僕たちは1周目の最後にソフトからミディアムタイヤに交換するためにピットインするというアグレッシブな戦略を採った。前もって計画していた。その後、僕たちは2台で効果的に戦略を分け、僕は30周目にミディアムタイヤの2セット目に交換するために再びピットインした。他のポジティブな点は、僕たちが過去数週間にわたって車を着実に改善させていることだ。より快適に感じているし、来週のアブダビでも同じようなレベルのパフォーマンスを発揮できると楽観的に捉えられると思う」
9位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「目標はポイントを獲得することだったので、今日の8位と9位は僕たちにとって素晴らしい結果だ。僕の1ストップ戦略はリスキーなアプローチだったし、それで行くことに決めたのはレース中だった。スタートしたミディアムタイヤは、本当にうまく機能していたし、1ストップ戦略が可能だと気付いた。ソフトタイヤは5周くらいしか持たないと考えたので、それらを本当に労わったし、最終的に12周を走ることができた。最近は難しいレースが続いていたけど、今日は素晴らしいチームワークによって僕たちが達成できることをみんなに示したと思う」
10位 ダニエル・リカルド (トロ・ロッソ)
「今日のパフォーマンスにはかなり満足している。レース中は10位フィニッシュより良い結果を目指せると思っていたけどね。特に第1スティント後はうまく行っていたし、ペースはかなりいい感じだった。スーティルやディ・レスタと戦えると思っていたので、実際、彼らを追い抜くことができず、数ポイント多く獲得できなかったことにはちょっとガッカリしている。全体的にクルマでの内容には満足している。これから僕たちは多くのサポートが得られるアブダビへと向かうので、来週の日曜日には彼らに良い結果を与えられることを願っている。ベッテル? 素晴らしいね! 特に夏休み以降、彼はタイトルを手中に収めていたし、他の誰にもそれを考えさせなかった」
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