F1第17戦中国GP決勝 (ドライバーコメント)
2008 FORMULA 1 Sinopec Chinese Grand Prix
1位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「今週末は全てがうまくいった。僕たちのクルマは本当に素晴らしかった。これまでで最高のスタートだったし、レース中のバランスは完璧だった。ほんとうにチームのみんなのおかげだ。トラックでもホームでも、彼らは驚くべき仕事をしてくれので、心からお礼を言いたいよ。ワールドチャンピオンシップでは7ポイントのリードしているけど、なにも保証されたわけではない。夢に一歩前進したかもしれないけど、落ち着いて冷静さを保ち続けなければならない。切り抜けられることを願っている」
2位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「今回は、僕のためというよりチームにとって良い結果だ。今日のレースは難しいレースだった。僕たちはハミルトンと戦うのに十分に速くなかった。2ポイントを失ったことで、望みがなくなったわけではない。最後まで戦い続けるし、僕のインテルラゴスで故郷の観客の前でレースをするのが待ちきれない。そこで幸運を掴みたい。ブラジル人にとって初めてだし、さらなる刺激になるね。クルマには働か名勝った特定の要因はない。ただ今日は僕にとって勝つことは不可能だった。ワールドカップ決勝のPK戦にいるように感じるよ。最初の2回のシュートを外して、他のチームが得点した。だから、どんなミスもできないし、3回目を期待している。とても難しいだろうけど、去年みたように不可能ではない。チームは団結しているし、信頼もある。それは非常に重要だし、素晴らしいことでもある」
3位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
「今日、クルマは良かったけど、ライバルを打ち負かすには十分に速くなかった。スタートとタイヤ交換後にハミルトンは引き離した。ピットストップが近づいたとき、僕は少し速く走ることができたけど、それはあまりに遅すぎた。それに加えて、3度、僕は周回遅れに引っ掛かり、貴重なタイムを犠牲にした。僕たちはコンストラクターズのために非常に良い結果を確保した。これから、僕たちが1-2フィニッシュをしなければならないブラジルにいって、そのあと両方のチャンピオンシップで僕たちがどこにいるかわかるだろう。フェリペが僕を追い抜いたこと?僕はチームの一部だし、彼らが僕に期待していることは良くわかっている。僕はタイトル争いの外にいるし、フェラーリが両方の目標を達成できるように、最大限を行わなければならない。単純なことさ」
4位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
「4位は、今日期待できた最高の結果だ。だから、レースにはかなり満足しているよ。僕たちは良いペースを持っていたし、フェラーリと接近していた。それはもう一つの嬉しい理由だね。僕たちは、目標だったコンストラクターズチャンピオンシップの4位争いに勝った。だから自信をもってブラジルGPにアプローチできるし、今年最後のレースで最大限を狙うことができる」
5位 ニック・ハイドフェルド (BMWザウバー)
「今日のレースにはかなり満足している。スタートでポジションをあげて、2コーナーではアウトサイドでセバスチャン・ベッテルをオーバーテイクした。彼は僕のクルマのリアに接触したけど、既に彼は僕に故意ではないと話しているし、いずれにしても、なにも起こらなかったと。それで、2〜3コーナーの後に、僕は予選のあとにスタートするはずだった再び6位になったんだ。レースの後半、ブラジルのためエンジンをセーブするためににエンジン回転数を抑えた。現在、コンストラクターズタイトルを勝ち取る望みはないことは事実だ。でも、あまり失望するべきではない。チームは素晴らしい3年目を過ごしたし、特にロバートは非常に良い一年だった。まだ終わってはいないよ」
6位 ロバート・クビサ (BMWザウバー)
「とても難しい予選のあとなので、6位には満足している。スタートで1つポジションをあげ、そのあと1コーナーでヤルノ・トゥルーリとセバスチャン・ブルデーが接触してさらに2つポジションをあげた。最初の2つのスティントではクルマのバランスは依然として良くなかった。ソフト側のコンパウンドに変えたあとの最後のスティントでのみ変化した。残り1レースとなった今、ドライバーズチャンピオンシップの3位を守るために懸命にトライするよ」
7位 ティモ・グロック (トヨタ)
「最善を尽くした上での結果だから、満足しなくてはならないね。レース序盤で、タイヤを暖めるのに手こずったけれど、そこから調子があがって、良いペースを出すことができた。第1スティントの最後では、クルマはちょうど良い状態になっていたんだけれど、ピットストップからコースに戻ってきたニック・ハイドフェルドが前に入ったおかげで、それを生かしきれなかった。そのため、時間をロスしてしまったよ。それがなければ、たぶんロバート・クビサに追いつくことができたかもしれないけれど、最終的には再び速さを取り戻せた。今日は戦略がうまくいったよ。スタッフ全員に感謝を捧げたい。」
8位 ネルソン・ピケJr. (ルノー)
「難しいレースだったけど、パフォーマンスには満足している。もちろん、もっと順位をあげたかったけど、結果には満足しているし、重要なポイントを獲って、最終的にチームがコンストラクターズチャンピオンシップで4位をなることに協力することができた」
9位 セバスチャン・ベッテル (トロ・ロッソ)
「スタートはまあまあ良かったが、アウト側から数台を抜いたニック(ハイドフェルド)には驚かされた。その後のオープニングラップはロバート(クビサ)から自分のポジションを守らなければならなかった。その後の第1スティントはクリーンなレースだった。しかし、1回目のピットストップで左フロント・ホイールが外れないというトラブルが発生した。あれでポイント獲得圏内に入れなかったのだと思う。9位は悪いリザルトではないが、ポイントにギリギリ届かない一番悔しいポジションだ。今はチームの全員がブラジルを楽しみにしている」
10位 デビッド・クルサード (レッドブル)
「まあまあ良いスタートを切ることができ、その後はオプションとプライムのタイヤの性能の低下をコントロールすることに気をつけて走った。タイムロスしないように2ストップ戦略の選手とのレースはできるだけ避けたが、今日のグリッドポジションからでは10位が精一杯だった」
11位 ルーベンス・バリチェロ (ホンダ)
「僕たちのここ最近のレースより、今日はいいレースだった。しかし、ポイントが取れなかったのは残念だ。スタートと1周目はとてもよく、僕は3台を抜いて10番手に上がり、レース全体をアクセル全開で攻め、前をいくマシンと戦った。最終的な結果は11位で、マシンの能力を反映したものだったが、ポイントを取れなかったのが残念だとは言え、今あるパッケージからベストを引き出せたことに満足すべきだろう」
12位 中嶋一貴 (ウィリアムズ)
「スタート位置を考えると僕にとっては良いレースだったと思う。始めは、重い燃料のクルマをマネージングするのは非常に厳しかった。ラインを外れてポジションを失ったけど、最初のスティントの間に良いレースペースを展開することができた。僕にとってもう一つの重要な部分は、後ろにかなり多くのクルマをキープして、ポジションを守るために懸命に働かなければならなかった時だった。それを成功させたことには満足しているよ」
13位 セバスチャン・ブルデー (トロ・ロッソ)
「第1コーナーでトゥルーリとの間に何が起きたのかは良く分からない。たぶん、彼には僕が見えなかったんだろう。僕が彼と横並びになる途中で、彼が回り込んできた。第1コーナーはもちろんみんながピッタリくっついているので、僕はセバスチャンのリヤウィングのすぐ下にいた。僕たちは接触し、彼はスピンし、僕はラインが大きく膨らみポジションを落とした。それで、僕のレースは台無しになってしまった。残念だ。なぜならその後は、空気がきれいな場所を走っている時はペースも良く、6台ぐらいは抜いていると思う。最下位だったこともあるので、13位完走は悪いリザルトではないが、8番手スタートで今日はポイントが獲得できるクルマだったので残念だ」
14位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「中嶋に追いつくまではまあまあ良かったが、ここの高速セクションは前のクルマについていくのが難しい。ぼくはベストを尽くした。10位降格のペナルティがあったので戦略も難しくなるのは分かっていたが、レッドブルのメンバーは良い仕事をしてくれた。初めてのエンジン・トラブルだったので、ルノーにとっては残念だった」
15位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
「今日は良いレースではなかったけど、トライが足りないわけではなかった。僕たちはアドバンテージを生みだすことができるか見るために一貴と異なる戦略を実施した。でも、成果はあがらなかったし、後方でレースをすることは楽しくなかったよ。僕たちのペースは良かったので、僕たちの本当の能力を表してはいないし、僕たちは10番目に速いクルマだった。何台か追い抜いたけど、僕たちのトップギアは短くてオーバーテイクはかなり難しかった。ここから、僕たちにとってより良いであろうブラジルに期待しているし、今シーズンが終わって、来年前進できるとうにチームとポジティブな冬の作業をすることを楽しみにしている」
16位 ジェンソン・バトン (ホンダ)
「少なくとも、今日のレースはここ数戦よりエキサイティングだったし、スタートした後のヘアピンでスーティルや中嶋をオーバーテイクしたのは楽しかった。その後、マシンの扱いや、クルサードの後ろで長い間ひっかかってしまったことで苦戦した。最後のピットストップを終えてからは、オプション(ソフト側)タイヤを履き、前をさえぎるもののないスティントとなり、マシンのバランスも良くなっていた。だが、トラクションが非常に不足し、コーナーのエイペックスではアンダーステアが出ていた。全体としては、プライム(ハード側)タイヤでクリアラップを取ることができず、本当のペースを出せなかったので、もどかしいレースではあった」
17位 ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
「今日、僕たちのペースが十分に良くないことはわかっていたので、順位をあげるために違った解決策を見つけようとした。僕たちは1ストップ戦略を行ったけど、スタートからグリップに本当に苦労した。レースの最後の10周ではそれなりのラップタイムを出すことができたけど、その時点で僕にとってかなり孤独なレースだった。いずれにしても、今はブラジルそして最後のレースに向かうよ」
--位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
「良いスタートを切って、フェルナンドをパスし、ほぼフェリペに並びかけた。フェルナンドはターン14の手前で再び僕をパスし、僕は5位に落ち着いた。最初のスティントではアンダーステアが酷くて、最初のピットストップではフロントウイングの角度を上げて改善を試みみた。後半、ポイント圏内を走行していた時にラップの序盤でパンクしてしまい、ゆっくり運転してピットに戻り、多くの時間を無駄にしてしまった。残りのレースで苦戦するだろうとわかっていた。終盤では空気圧システムにトラブルが起きてしまい、チームは予防策のために僕をピットに呼んだんだ。ブラジルではコンストラクターズチャンピオンシップを勝ち獲るチャンスがまだあるから、そのためにサンパウロに向かうよ」
--位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「レースの非常に早くに、僕のクルマは問題を抱えた。ギアを選ぶことができず、メインストレートの直前でコースを脇に寄せて止めなければならなかった。トラフィックとグリップはとても低かったけど、その時点まではクルマにかなり満足していたので、再びフィニッシュできず残念だ。今は本当にブラジルにより多くを期待している」
--位 ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
「スタートラインから離れた後、セバスチャン・ベッテルとサイド・バイ・サイドで競り合ったんだけど、彼がイン側にいたから引き下がらざるを得なかった。そうしたら、突然セバスチャン・ブルデーが私のクルマの後部右サイドに追突してきた。その結果、クルマにダメージを負ってしまったんだ。今年、彼はスパの第1コーナーでも同じ事をして、私のレースを台無しにしているから、さすがにフラストレーションが溜まるよ。もっとポイントを獲得できる可能性が非常に高かったから、レースを続けられなくて残念だった。それでも、まだ1レース残っているから、今シーズンを少しでも上位でフィニッシュするために、ブラジルでは最後までプッシュしていくよ。」
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