F1 韓国GP 決勝
2013 FORMULA 1 KOREAN GRAND PRIX

1位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「今日は長いレースだったけど、勝てて本当に嬉しい。スタートが重要だった。ポールポジションからスタートするときはロングストレートにナーバスになるものだし、ここではいつも難しい。幸い、僕たちはスタート時のトラクションが良くて、最初のコーナーをうまく抜けることができた。僕たちはリードを保ち、そこからはレースをコントロールしようとした。今日のメルセデスは僕たちよりもレンジがあったと思うけど、僕たちが優勝することができたことは素晴らしいことだ。チーム全体に非常に力強いパフォーマンスであり、満足している。僕っちは一度に一歩ずつ進み続けることに集中しているし、どのレースでもクルマからベストを引き出すために頑張っている」

2位 キミ・ライコネン (ロータス)
「2位はOKだし、チームにとって良い結果だけど、僕たちは勝つためにここにいるし、悪いスタートポジションから戦わなければならないのは理想的ではない。予選はかなり酷かったけど、もっと良いグリッドポジションだったら結果が違っていたかどうかを言うには難しい。最後はセバスチャンの方が僕たちより速かった。大量ではないけど、ちょっと速かったのは確かだ。タイヤも彼の方が新しかったので、いずれにしても彼を捕えるのは難しかったと思う。今日はいくつかのレースよりもレッドブルに近づいていたけど、十分ではなかった。セーフティカーは運が良かったと言う人もいるかもしれないけど、状況が向いてくれることもあれば、他に人に向くこともある。それが起こるまでにいくつか順位を上げていたし、スピードがなかったら、アドバンテージを生かすポジションにはいなかったと思う。最後は他を抑えていくためのペースが十二分にあったことがわかったし、ふさわしい結果だと思う」

3位 ロマン・グロージャン (ロータス)
「チームにとって素晴らしい結果だ。もちろん、表彰台のもう一段上の方が良かったし、二段上だったら素晴らしかっただろう。でも、あまりうまくはいかなかった。ルイス(ハミルトン)とのバトルは良かったし、僕たちのペースは素晴らしかったけど、2つのセーフティカーが勝利のためにバトルの妨げになった。リスタート後、キミの前にいなければならなかったけど、ミスをしてしまい、彼に抜かれてしまった。ターン15でちょっと膨らんでしまい、とても滑りやすい人工芝に出てしまった。それで彼にやられてしまった。そのあとターン3にイエローフラッグが出ていたので、すぐに順位を取り戻すことができなかった。もちろん、僕の方がタイヤが新しかったので、チームにキミを抜いていいか聞いたし、彼らは僕たちにレースをさせてくれた。フェアプレイが僕たちの哲学だ。セクター2とセクター3ではかなりダウンフォースを失うし、僕たちのクルマはパフォーマンス面でかなり接近しているので、追い抜くのはかなり難しい。でも、僕たちはダブル表彰台を獲得できたことにとても満足している」

4位 ニコ・ヒュルケンベルグ (ザウバー)
「今日は僕のこれまでのキャリアでもベストレースのひとつだった。以前もミラーにはクルマが映っていたけど、今日はたくさんいたし、ちょっと悩ましかった。最後、ルイスは特に最終セクターで本当にプレッシャーをかけてきた。ターン1をうまく抜ける必要があるのはわかっていた。今日はクルマのトラクションがとても良かったのでフェルナンド、そして後半はルイスを抑え続けることができた。ストレートでもとても速かった。良いスタートが切れたし、ターン1でアウトサイドになってロスしてしまったけど、本当にうまくスリップストリームが得られて、アウトサイドで追い抜くことができた。今日はこんなに素晴らしいクルマを提供してくれたチーム全体に心からお礼を言いたい」

5位 ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「僕たちにとって素晴らしい日ではなかったし、チームとしてもっとよい結果がふさわしかったと感じている。スタートでグロージャンに前に出られて、抜く方法がなかったし、1日中トラクションの良いマシンに負けていた。第2スティントをプライムタイヤで走っていて、突然、右フロントが壊れた。それが起きると温度が下がってアンダーステアになり、ブレーキング中にロックするので、そのラップではペースを維持するのが本当に難しかった。そこがレースで本当に難しい部分だったけど、最後のピットストップをする前に目標にしていた周回数をこなさなければてはならなかった。セーフティカーの後、ザウバーのトラクションに負けていた。僕たちのマシンはミドルセクターでは本当に速かったけど、ストレートで前に留まるだけの速さがなかった。フェルナンドとは良いバトルができたけど、5位や6位争いしかできないは厳しい。今日は僕たちにとって良いレースではなかったけど、鈴鹿で巻き返すチャンスがある」

6位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「今回は難しいレースになるとわかっていたし、残念ながら、ロングランでタイヤデグラデーションに問題を抱えていた金曜日に経験していた懸念が確認される結果となった。予選でペースが遅れているのは驚きではなかったし、それはシーズン開幕時からそうだった。でも、レースでペースがないという事実は驚きだった。残念ながら、スタートでザウバーを抑えることができなかったし、それでタイヤ面でストレスの多いレースになってしまった。3コーナーでフェリペに起こったことは僕にとっては問題ではなかった。そのポイントには多くのドライバーがいたし、誰かが彼と接触したはずだ。僕は彼を避けようとしたけど、レースに影響を及ぼすことなく続けることができた。そのときまでにすでにヒュルケンベルグに後ろだったからね。今は鈴鹿で表彰台に戻り、上位を争えるように通常の日曜日に状態を取り戻すことだけを考えなければならない。ベッテルはポイント的にはとても遠い道のりし、なかでもパフォーマンス面でここからチャンピオンシップ終了までに奇跡を期待することはできない。コンストラクターズ選手権2位はより現実的な目標かもしれないけど、ひとつ確かのは、僕たちは諦めてはいないし、最後まで全力を尽くすということだ」

7位 ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「今回も僕にとっては非常にタフなレースだった。ウィングに起こったことは信じられなかった。ルイスをオーバーテイクした後、表彰台フィニッシュに向かっていたけど、その2秒後にフロントウィングが壊れた。危険な状況になったかもしれないし、かなり怖かったけど、エンジニアが無線で問題ないと伝えてくれたのでピットに戻るためにスピードを維持することができた。今日、クルマの感覚は素晴らしかったし、週末のこの時点までできていなかった良いバランスとクルマの最大限を引き出す方法を見つけていたので残念だ。僕にとってここまでは本当にアップダウンのあるシーズンだけど、1週間以内にまたレースがあるのは良いことだ。僕たちのクルマはとても競争力があるし、表彰台を獲得したクルマと比較しても良いオペースがあった。次のレースを楽しみにしている」

8位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「1周目のターン3はいつもちょっとした混乱がありそうだった。そして本当に事故が起こった。クルマが追突され、膨らんで、僕に衝突した。その接触でフロントウイングのエンドプレートにダメージを負った。上位にクルマを留めておくという点ではあまり多くの問題はもたらさなかったけど、温度に損害が出てきたので、4周目に新しいノーズボックスに交換するためにピットインしなければならなかった。それでちょっとタイムが犠牲になってしまった。でも、プライムタイヤのペースはとても良かったし、入賞圏内に留まるために2つの力強いスティントを走ることができた。2回目のピットストップで(ピットリリースの)信号がグリーンになったあと、再びレッドになったので、リリースされた後に予防措置として一時的にストップした。全てがOKだと確認するためにすぐに後ろを見た。全てが問題なかったので続行した。その遅れを考えれば、8位はそれほど悪い結果ではない。でも、レース終盤に7位を失ったことにはちょっとがっかりした。すぐに前のクルマの束に対してDRSを失ってしまった。タイヤに温度を取り戻すことができなかった。最後はニコ(ロズベルグ)と厳しい戦いになりそうだった。彼のタイヤは僕のものよりもほぼ10周新しかった。最後のセットで33周走ったけど、前のセットは18周だった! このようなポイントを獲得できて本当に満足している。4ポイントはだいたい今日僕たちが獲得できると思っていた結果だ」

9位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「今日のレースは本当に難しかった。1ス夢から良い結果を得るチャンスは消え去ってしまったからね。グリープの真ん中にいて、僕たち全員が戦っていた。インをついて、ブレーキを遅らせることに決めた。残念ながら、何台か遅いクルマがいて、メルセデスの一台との接触を避けるために右に動かなければならなかった。それでスピンしてしまった。幸運にもクルマに問題はなかったけど、その時点で集団の後方からのレースを強いられてしまった。いくつか素晴らしい追い抜きができてなんとかポイントを持ち帰ることができたし、スタート後の展開を考えれば良い結果だ。今日、僕たちは競争的ではなかったし、ザウバーを含めて、僕たちより速いチームは少なくとも3〜4チームいた。でも、それは主にトラックによるものだと願っているし、鈴鹿のトラックが僕たちのクルマにより適していることを期待している」

10位 セルジオ・ペレス (マクラーレン)
「今日はもっと結果を出せたと思う。とても不運だった。タイヤ剥離に関しては特にかなり古いセットというわけではなかったけど、いつもと同じ場所でブレーキをかけて、ロックアップしたことでフラットスポットができてしまった。そのセットで21周走ってけど、突然、右フロントが爆発して、フロントウイングが破壊された。周りにクルマがいなかったのは幸運だった。でも、チームの観点で言えば、そのようなひとつの事故で僕たちが週末ずっと果たしてきた進展が破壊されるのは非常に期待外れだ。フェリペの件に関しては、僕たちはポイントを獲得するために非常にハードなレースをしていた。ある場面で彼は僕により多くのスペースを残してくれるだろうと思った。そのあと彼がターンインして、僕はブレーキをかけようとしたけど、ちょっと接触してしまった。2つ目の事故については僕はコーナーを曲がっていたと思う。スチュウワードがさらなるアクションの必要はないと感じてくれたことを嬉しく思う。レースをしていただけだからね」

関連:F1韓国GP 結果:セバスチャン・ベッテルが優勝で4連勝

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1韓国GP