F1 イタリアGP 予選:ドライバーコメント
FORMULA 1 GRAN PREMIO SANTANDER D'ITALIA 2012
1位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「チーム全体にとって素晴らしい一日だった。彼らは、クルマをこのポジションに到達させるために素晴らしい仕事をしてくれた。彼らに心から感謝したい。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・チーム全体がこの結果にふさわしい。明日は速くてタフなレースになるだろう。ジェンソンとフェラーリ勢はとても速いけど、僕たちには良いクルマ、良いセットアップがあるし、僕たちは明日最大限のポイントを獲得するために最高のポジションにいる。ここは美しいトラックだ。とても速いし、実際にそれを尊重する必要がある。モンツァには素晴らしい歴史もある。どこかの段階で僕もその歴史の一部になりたい。でも、僕には多くのポイントを獲得する必要があるので、まずは明日力強く一貫性のあるレースをすることを目指している。最後に、友人であるアレックス・ザナルディを心からの祝福したい。アレックスは僕が知っている最も勇敢な男であるだけでなく、最も素晴らしい男でもある。ここ数日の彼のパラリンピックでの金メダルの成功には信じられないくらい元気づけられている」
2位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「僕たちにとって本当に良い一日だった。ルイスとチーム全体におめでとうと言いたい。彼らはこのポジションを得るために素晴らしい仕事をしてくれたし、明日はこれを利用しなければならない。幸い、僕たちは最高のポジションにいる。ここ数レースで本当に僕たちの車の強さを示すことができている。他の何人かがしていたようにお互いを引っ張り合うことは考えなかった。うまくやるのは難しいし、1つ間違うとラップの他のどこかで妥協を強いられることになる。明日のレースはスタートが全てだとは思っていない。ターン1の進入でうまくやりたいのは確かだけど、あまり野心的なプランをやろうとうまくいかないことが多い。過去2年ほど1コーナーでグリッド上位で事故は起きていないので、ルイスも僕も2台とも他の全員より前で1コーナーを抜けることだけに集中する」
3位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「今回の予選にはとても満足しているし、僕にとっては久しぶりのベストな結果だ。今回はフェラーリにとって非常に重要なレースだし、良い結果を出すために全力を尽くすつもりだ。フェルナンドのことを気の毒に思っている。彼は週末ずっと非常に強かったからね。僕たち2人とも良いクルマを持っているし、明日はチャンピオンシップのために多くのポイントをもたらせると確信している。マクラーレンはとても強いけど、彼らを倒すチャンスはある。僕に関しては、ここで僕たちのファンの前で表彰台に戻れたら素晴らしいだろうね! 第2のホームレースだし、ここでのレースはいつも素晴らしい感覚だ。僕たちはスリップストリームを出来る限り多く使おうとしていたし、それには大きな集中力が必要だ。でも、実際、最終的にベストタイムを記録したときには僕の前には誰もいなかった」
4位 ポール・ディ・レスタ (フォース・インディア)
「週末ずっとクルマはうまく機能していたので、良い状態で予選に挑めることはわかっていた。フリープラクティスでトップ5にいたし、トラックが進化するにつれ、走行毎にクルマはどんどん良くなっていった。Q3ラップにはとても満足している。これまでの最速ラップだしね。重要なときにそれを最大化することができた。このポジションを得るためにチーム全体が素晴らしい仕事をしてくれたと思う。自分達の直感を信じて、トラックにクルマを合わせるためにせっせと働いてきた。ギアボックス変更によってグリッドペナルティを受けることになるのはわかったいたし、それは残念だけど、少なくともトップ10内でスタートできる。これからの挑戦は、ポイントを獲得するために、レースペースを得て、戦略を生かすことだ」
5位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスAMG)
「週末ずっと一貫性があったし、予選パフォーマンスには満足していいと思う。これまでのレースよりもこのサーキットの方が僕たちにクルマに適しているのは明らかだけど、プラクティスでちょっと躓いた。ファクトリーとここのトラックにいるスタッフ達は問題と悩みの種を解決するために良い仕事をしてくれた。明日は堅実なポイントが現実的な目標だと思う。実際、4番手からスタートするのは小さなポジティブな点だ。ここではおそらく偶数列の方が良いスタートポジションだからね」
6位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「結果にはかなり満足している。最後のラップはもう少し速く走れたはずだけど、それが差を生んだのかどうかはわからない。僕たちから前を見れば、ギャップはあまりに大きい。僕たちは週末ずっと十分に速くなかったし、6番手はとても良い場所だ。レースで何ができるか見てみたいし、明日はもっとペースがいいはずだと思っている」
7位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスAMG)
「今日のトリッキーな予選セッションを考えれば、ここモンツァで6番手からスタートできることはそう悪くない結果だ。Q3までクルマのバランスに満足できていなかったし、スタートは順調だったけど、そのあと正しいバランスを失ってしまい、タイムを改善できなかった。明日のレースを楽しみにしているし、いくつかポジションを上げられることを期待している」
8位 キミ・ライコネン (ロータス)
「今日はスピードがなかったけど、少なくともトップ10にはいる。だいたい週末ずっと同じようなポジションだったし、今日のペースにはそれほど驚いてはいない。レースは長いし、通常僕たちはレースコンディションの方がもう少し強い。ここはオーバーテイクが可能なので、明日どうなるか様子をみてみよう」
9位 小林可夢偉 (ザウバー)
「僕たちはこのサーキットでは先週のスパのようなペースを持っていないので厳しい予選でした。だから、まず最初の目標であるQ3進出を果たせたことがうれしいです。金曜日はメカニカルトラブルのために望んでいたような距離を走ることができず、かなり厳しい一日でした。きちんとしたロングランを走れていないので、レースがどのように展開するのか予想するのは難しいです。今朝のフリー走行3回目のあと予選に向けてクルマのセッティングをだいぶ変えたのですが、そのかいがあったし、クルマへの自信も戻りました。Q2のベストタイムはすごくよくて、実際Q3よりもコンマ5秒速いですが、今日の僕にとって精一杯のタイムでした。とはいえ、予選最後のアタックの2周目でタイムを上げられなかったのも残念です。明日の決勝レースは力強く戦ってポイントを手にしたいと思います」
10位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「今日はポールを獲得できると思っていたけど、それどころか10番手だった。クルマはとても強かったので本当に残念だけど、このようなことは起こるものだ。ここ15年くらいこのようなことは起きてきたし、泣き事を言っても意味はない。明日に向けて問題を解決されるだろうけど、もちろんレースに関して言えば、今日の結果ですべてが変わる。直近のライバルとのリードを広げるチャンスがあったけど、少なくとも空ら何人かは差を縮めてきそうだ。ここ数日の故障がマシン開発のスピードアップに関連しているとは思わない。それらは僕たちが激しくプッシュしているコンポーネントには関係ないものだからね。明日はできるだけ多くポイントを獲れるように頑張りたい。直接のライバルより前に出たいね。このようなトラブルが起きると最初はどうしても失望してしまうものだけど、起こり得るものだと受け入れるなければならない。それでも、日曜日より土曜日に起こった方がいい。状況を改善するチャンスはないからね! 集団の真ん中からスタートするリスク? ポイントランキングを考えると、他の人の方がノーポイントになることを心配しているんじゃないかな...」
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