F1 シンガポールGP 決勝
2011 FORMULA 1 SINGTEL SINGAPORE GRAND PRIX

1位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「今日は本当に満足している。クルマは最後まで素晴らしかった。プッシュしなければならないときも、かなり楽に他との距離を広げることができたので助かった。セイフティカー導入時は、他との距離が30秒程度でまだ30周残っていたので計画が狂ってしまったが、それでも、とても良い再スタートを切ることができた。ジェンソンと僕の間に何台かいたのはちょっとラッキーだったね。そのお陰で、僕はすぐにリズムを取り戻すことができた。それで他との距離を広げることができたので、とてもうれしかった。何はともあれ、素晴らしいリザルトだ。僕はこのコースも、ここでのチャレンジも大好きだ。シーズンでも最長のレースのひとつだけれども、クルマは素晴らしかったし、エンジンに関しても全てが最高だった。ルノーが今回もとても良い仕事をしてくれたお陰で、レースのほぼ全般を余裕のポジションで走り続けることができた。予選だけじゃなく、レースでも全セクターをまとめあげるのがかなり大変なコースなので、とても助かった。とてもうれしい結果だ。チャンピオンシップに関しても、次のレースでまだチャンスはありそうだからね」

2位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「レースを通してマシンとタイヤを労わるように言われていた。本気でプッシュできたのは、スーパーソフトタイヤでセブを追い詰めた残り12周目だけだった。全力を尽くした。でも、最終的にギャップを縮められるペースはなかった。それでも、僕たちには土曜日と日曜日の両方でベストな戦略をとれたと思うし、今週末は現実的にこれ以上の結果を求めることはできなかった。実際、今週末僕たちはいかなるミスもしなかったし、チームとして僕たちが持っている器材で最高の仕事をしたと思う。パッケージをもう少し改善する必要があるけど、鈴鹿は(マリーナ・ベイよりも)もう少し僕たちに合っているはずだ。最近は表彰台フィニッシュを続けているので、次のレースでももう一段高い位置でフィニッシュしたいね!」

3位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「残念ながら、今シーズンは後方からの追い上げを余儀なくされることが多すぎる。今は、昨年度のようなスタートを切ることができない。これをどうにかしなければならない。この問題に関しては検討して、是非、改善したい。後続車を抜きながらポジションを上げるのは、かなりリスキーだし、フラストレーションもあるので、これからも努力を続けて行く必要がある。特にDRSが機能していない時は危ないからね。結局、今日はそれが問題でポジションを落としたのだと思う。JBはうまく最終スティントをまとめていたので、彼と戦えていたら良いバトルになっていたかも知れない。今日のセブは優勝して当然だったと思う。でも、ここで表彰台に立てれば悪くない。もちろん、優勝したいよ。それを狙って戦っているのだから。でも、ここはとてもチャレンジングなサーキットだからね。チームは週末を通して最高の仕事をしてくれた。特に、僕にとっては楽なサーキットではないので、感謝している。僕のために頑張ってくれたチームのメンバー、そしてルノーに感謝したい。信頼性は100%だった。最高の仕事をしてくれた」

4位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「残念ながら、今日は表彰台でフィニッシュするのは不可能だった。十分な速さがなかったし、レースのいくつかの部分では3位にいたけど、遅かれ早かれ追い抜かれるのはわかっていた。もちろん、スタートを決めて、意外なことが起こって、全てが完璧にいけば、表彰台の可能性もあるかもしれないけど、現時点で現実的にパフォーマンス面で僕たちのマシンは3番手だ。今日のように、セーティカーがウェバーとの間に築いた数秒のアドバンテージを帳消しにして、気を散らして予想外の問題を引き起こす可能性があるバックマーカーがいる場合、全てはより難しくなる。スーパーソフトを装着したスタートではデグラデーションがとても高かったけど、ソフトでは状況はレッドブルやマクラーレンと比較しても多少は通常に戻った。僕たちは週末ずっと戦っていたし、チームの作業には満足している。彼らは常にベストを尽くしてくれるし、僕たちは今回のレースで成し遂げることができる最大限を得ることができたからね。この先5つの難しいレースがあるけど、僕たちのモチベーションは変っていない。攻められるときもあれば、防御に回らなければならないときもあるだろう。でも、どちらの場合も常に全力を尽くしていくよ」

5位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「週末ずっと素晴らしい走りをしていたセブにおめでとうと言いたい。それにジェンソンもよくやったし、彼は僕たちのパッケージから最大限を引き出して何ができるかを示した。彼はもう少しのところで勝利を持ち帰れそうだったし、僕たちが残りのシーズンで優勝に挑戦し続けられることは励みになる。ペナルティ後、マシンを追い抜くのは楽しかったけど、上位にチャレンジできるマシンがあると感じていたときに再び後方に下がったのはフラストレーションが溜まった。僕にとって今週末はちょっとチャンスがなかった。でも、いつものように忘れるつもりだし、すでに鈴鹿を楽しみにしているよ!」

6位 ポール・ディ・レスタ (フォース・インディア)
「初めてのシンガポールGPはとても楽しかったし、結果にはとても満足している。セーフティカーが助けになったとはあまり思っていない。レース中盤でスーパーソフトタイヤの寿命がまだかなり残っていたからね。でも、それほど痛手でもなかった。そのあとはロズベルグにペースを管理されてしまったし、タイヤを労わりながらマシンをホームに持ち帰った。レースの最終部分はフリーエアにいられて助かったし、ペースも力強かった。おそらくシーズンのベストレースだ。舞台裏でみんなが懸命に作業してくれた結果だね。ここに持ち込んだアップグレードパッケージがレースでのパフォーマンスとタイヤの寿命を与えてくれたし、それが成果を挙げてくれた」

7位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「今日の最適条件は6位だったけど、今週末は僕たちにとってあまりうまくいかなかった。レースではリアエンドに苦しんでいたし、僕たちのマシンはこのような厳しいトラックにはあまり合っていなかった。周りのマシンよりもタイヤデグラデーションに問題を抱えていたし、セーフティカーが入ったときに戦略を変更しなければならなかったこともあり、それ以上前進することは不可能だった。ここシンガポールの週末の結果には満足することはできないけど、アジアでの次のレースにむけてマシンを改善させるために懸命に取り組んでいくよ」

8位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「ずっと2台でポイントを獲得することを目指していたので、フィニッシュした位置は非常に満足できるものだと思う。獲得したポイントによってチャンピオンシップでのザウバーとの間に余裕ができた。セーフティカー中にいくつかトラックポジションを失ったし、ロズベルグが僕の前に出てレースの最後まで留まられてしまったけど、僕にとってはかなりノーマルなレースだった。最終スティントは、ソフトタイヤで30周くらい走らなければならなかったのでかなり難しかった。ペレスが接近してきたし、最終ラップではマッサが迫ってきた。幸いにも8位を守ることができた」

9位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「レースが終わって、もっと違った結果を届けられたかもしれないと感じているし、失望や怒りを隠しても意味はない。ハミルトンとの接触によるダメージでかなり不利になった。トラフィックがまだ非常に激しい序盤にかなりのタイムを失ってしまったからね。レース後、わだかまりを解くために彼と話そうとしたけど、彼は答えることさえせずに去っていた。なので、僕たちがインタビューエリアにいたときに僕がどう思っているか彼に話した。それに加え、セーフチカーがトラブルを増やした。他のドライバーはあまり多くのタイムを失うことなくピットストップをしてレースを最大限に生かすことができたけど、僕は数周早くタイヤを交換していたし、スーパーソフトを装着していた。もちろん、レースの最後までいけるはずはなかった。最終的に、まずはルーベンスの後ろでかなりのタイムを失ったし、そのあとベッテルを先に行かせなければならかった。僕の前でスーティルとロズベルグがタイヤに苦しんでいたことを考えれば、彼に周回遅れにされて7位でフィニッシュするチャンスを失ってしまった。どこかでトラブルフリーなレースをしたいね。モンツァもそうだけど、最近は経験してないことだ。今日は間違いなくトップ6フィニッシュは手の届く範囲だった」

10位 セルジオ・ペレス (ザウバー)
「10位は今日成し遂げられたベストの結果だと思う。2ストップ戦略でスーパーソフトタイヤでスタートして、15周目にソフトコンパウンドに交換した。ミハエル(シューマッハ)との事故でパンクしたので2回目のピットストップは早めに入らなければならなかったし、そのあと非常に長い最終スティントを走らなければならなかった。実際、2セット目のソフトタイヤでほぼレース距離の半分を走った。最後にフェリペ(マッサ)にポジッションを奪われたのは残念だけど、タイヤが終わっていてもう防御することができなかった。僕たちはチャンピオンシップ6位を取り戻すために戦い続けるよ」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1シンガポールGP