F1 ベルギーGP 決勝:ドライバーコメント
2011 FORMULA 1 SHELL BELGIAN GRAND PRIX
1位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「とても嬉しいね。今日は、タイヤに関して簡単ではなかったけど、僕たちにとって非常に良いレースだった。レース序盤はレースというより研究と科学だったし、非常に早いピットストップで多くのことを犠牲にした。フィーリングは良かったけど、タイヤがどうなっているかを確認するためためにセーフティカーが入ったときに再びピットインした。内部から見て少しは判断できるけど、300kph以上で走っているときはタイヤは止まっているというよりずっと回っているので、あまり確認できる時間はないし、ピットインして詳細に調べることが重要だった。結果にはとても満足している。レースに向けていろいろと議論していたので大きな安心感があった。午前中はいつものリズムを妨げられた。通常、日曜の午前中に到着したときにはなにをすればいいかわかっているけど、今日は多くの議論があったし、集中力を維持するのが簡単ではなかった。レース前、僕たちは今日のプライオリティはレースをフィニッシュすることだと決めていたし、順位についてはあまり考えていなかった。だからこそ、結果にとても満足しているんだ。これ以上のことはないよ。マシンの感覚は素晴らしかったし、ラップごとにタイヤについてますます学んでいった。そのおかげで必要なときにプッシュする自信を得られた」
2位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「ライトが消えて、スタートでアンチストールが働いた。スタートが上りだったが原因かどうかはわからない。僕たちはレースに向けてタイヤについて心配していたし、午前中は多くのミーティングをした。最終的に正しい決断がなされたし、チームは信じられないくらいうまく反応していたし、レースをどのように切り抜けるのがベストかを理解するために一晩かけて素晴らしいリサーチをしてくれた。予選ではタイヤに多くのダメージがあったし、ポジションに影響するいかなるタイヤの問題も防ぐためにかなり早めにピットストップをしなければならなかった。何人かを狙い撃ちにしたけど、その時点では結果に関してフラストレーションを感じていた。そのあとセーフティカーが入った。チームは僕にピットインを望んでいたけど、ピットレーンで何をするべきかという指示を得たとき、僕はピットウォールの間違った側にいて、ピットインの指示が聞こえなかった。心配だったけど、僕たちは走り続けたし、マシンの調子も良かった。そこからはうまく走れたし、チームにとってこれまでで最高の1-2フィニッシュのひとつと言える良い結果を得られた。チームにとって素晴らしい週末だったし、彼らはこの結果にふさわしい」
3位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「今日は13番手から3位になったというほど単純なレースではなかった。スタートで誰かが僕のリアにヒットして、リアウイングのエンドプレートがダメージを負った。ターン1の出口では至る所に破片があって、他の誰かのフロントウイングが僕のフロントウイングを通り抜けて、右のサイドミラーを切り取った。早めにピットストップもしなければならなかったし、完璧には程遠かったよ!チームがデータを調べてダメージは対処可能だと確認したので、戦略を働かせるために数周持ちこたえた。そのあとはレースの最後まで全力で走ったよ。みんながフロントタイヤに問題を抱えていたと思うし、いつプッシュするべきかを理解するのはトリッキーだった。でも、ダメージを考えればペースはかなり良かったし、攻撃して追い抜くのは本当に楽しかった。僕たちのマシンは一年で最高の状態だったし、これまでF1のなかでも良いと感じた。もっと多くのレースで勝てるように小さなミスを起こさないようにする必要がある。モンツアでは優勝を争えることを期待ている」
4位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「今日は4位より良い結果は難しいかった。特にミディアムタイヤにかなり苦労していたことを考えればね。このようなコンディションで僕たちはベストよりも1秒半遅かった。正直、勝てるチャンスがあるとは思わなかったけど、表彰台は手の届くところにあった。戦略で序盤はリードしていたけど、そのあと最終パートでより苦労することはわかっていた。第1スティントは楽しかった。スタートは良かったし、そのあといくつか素晴らしいバトルができた。表彰台については残念だ。それが僕たちの目標だったし、昨日の予選は8番手だったけど可能性はあった。昨日の予選でのギャップと比較して今日の状況はとても異なっていたけど、僕たち全員がそのことは十分に承知している。夏の間の気温があまり暑くなかったのは確かだし、それがあまりに高くついた。今は素晴らしい仕事をしたライバルを祝福しなければならないけど、僕たちは少なくとも数学的に可能性がなくなるまで諦めない。僕たちは常に優勝を狙っているし、最善を尽くし、モンツァではフェラーリとファン全員にとって非常の特別なイベント、そして今シーズン残りのレースすべてをスタートする」
5位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスGP)
「スパでの素晴らしい週末で素晴らしいエンディングを迎えられた。今日は5位よりも上位は可能ではなかったと思うけど、19位も順位を上げられたのは良い気分だ。家族、友人、ここのファンの全員がさらなるモティベーションになったし、彼らのサポートのすべてに感謝したい。彼らは僕たちのチームの素晴らしい戦略によってエキサイティングなレースを見た。全体的にみて、今日は僕にとって多くの感動と多くのオーバーテイクがあった。序盤は飛んできたパーツの一部が当たってマシンにダメージを与えかもしれないと少し心配していたけど、運よく何も起きなかった。その後は、追い上げることを大いに楽しんだ」
6位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「今日は素晴らしいスタートができたし、この驚くべきサーキットでシルバーアローに乗ってレースをリードすることは特別な感覚だった。僕の後ろでレッドブル、マクラーレン、フェラーリのマシンが交通渋滞になったいるのを見るのは最高だったけど、僕たちにトップに留まるだけのペースがないことをまざまざと示されるのは辛かった。でも、今週末僕たちは前進したし、今日はチームにとって良い結果だった。序盤と中盤はかなり激しくプッシュしなければならなくて最後が少し犠牲になってしまったし、速いソフトタイヤと装着したミハエル・シューマッハを後ろに抑える続けることができなかった。今はモンツァを楽しみにしているし、さらに改善できると確信している」
7位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「15番手からスタートしての7位は本当に満足できるものだ。多くのアクションがあってエキサイティングなレースだったけど、僕たちには良い戦略があったし、正しいタイミングで正しい判断ができた。セーフティカーが入ったときにすぐにピットに入ったことでいくつか順位を上げられたし、助けになったね。6番手で出たけど、そのあとはソフトタイヤを履いていて僕よりも速かったシューマッハに1つポジションを奪われただけだった。全体的に今回の結果は今週末の僕たちのペースを反映していると思うし、昨日の問題をリカバーして重要なポイントを持ってここを離れられるのは素晴らしいことだね」
8位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「僕にとってはどちらかといえば変なレースだった。序盤は完全に1位を争っていたけど、そのあとタイヤに問題が出始めて、もうマシンのバランスがとれていないようだった。ミディアムタイヤで状況は改善した。ピットストップで行ったフロントウイングの調整にもよるかもしれない。でも、十分な速さはなかったのは明らかだったし、それまでにはあまりに遅れをとっていた。それに加えて、左リアタイヤがパンクして、もう一度ピットストップしなければならなかった。ロズベルグの後ろにいたとき、彼らのトップスピードは非常に良いので、DRSがあっても彼をパスすることができなかった。さらに僕は特に最も遅いコーナー、最終シケインとラ・ソースに手こずっていた。それによってうまくスリップストリームに入ることができなかった。次のイベントはチームにとってのホームレースだけど、僕にとっても非常に重要だし、あそこでは本当に良い結果を出したいと思っている」
9位 ヴィタリー・ペトロフ (ロータス・ルノーGP)
「僕たちはマシンに大きな前進を果たせたと思うし、それは僕がレース全体にわたってトップ10争いにいたことからもわかるだろう。それにメルセデスにも近づいていた。なので、僕たちはこの方向で作業を続ける必要がある。戦略は良かったけど、僕たちはトップスピードで負けていたのでオーバーテイクするのがとても難しかった。マシンはコーナーではとても強いし、終盤に問題が生じるまではブレーキもとても良かった。最終ラップではブレーキの懸念を補うために違った走りをしていたけど、残念ながらフロントのブレーキを完全に失ってしまい最後の最後でスピンしてしまった。週末をパフォーマンスに目を向ければ、全体的にかなり満足している」
10位 パストール・マルドナド (ウィリアムズ)
「自分自身にとっても、チームにとってもポイントを獲得できたことを本当に嬉しく思っている。大きな改善だ。レース中、ペースはとても一貫性があったので満足しているし、母国のためにも嬉しく思う。やっとポイントが獲れたし、このような特別なトラックでポイントを獲れてさらに嬉しい。後方からの厳しいレーススタートだったけど、全ラップでプッシュした」
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