F1ドイツGP 予選
FORMULA 1 GROSSER PREIS SANTANDER VON DEUTSCHLAND 2011

1位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「あまりスムーズではなかったQ2での走行を除けば、セッションはかなり順調に進んだ。それ以外のセッションは良かったし、スタッフはマシンに素晴らしい仕事をしてくれた。今回のレースのために彼らは夜遅くまで働いてくれいたので、とても良い埋め合わせになったね。インラップで“誰かが僕を抜いたとしたら、そのドライバーがポールに相応しい”と思っていた。あれ以上は引き出せなかったと思う。限界まで攻めていたし、かなり良いラップだった。最後まで誰にも抜かれなくてとても嬉しかったし、待っていたあの30秒間はかなり不安だったよ。明日はハードに攻めていくよ」

2位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「まずなにより、今日素晴らしい仕事をしてくれたチーム全体に心からおめでとうと言いたい。ファクトリーとこのサーキットにいる全員がとても懸命に作業してきたし、今日マシンがとても速かったのはそれが理由だ。実際、みんなマシンがどれくらい良いかについて過小評価していたと思う。レッドブル勢に割って入り、フェラーリの前にいることは、チームによる素晴らしい努力の結果だ。もちろん、明日は僕たちにはもっと大きな仕事があるけど、今日は気分が高揚している。あのラップは本当に後押しになった。今日の予選セッションはこれまででも最高のセッションのひとつだったと思うし、今シーズンのベストだったのは確かだ。マシンは素晴らしかったし、バランスも本当に良かった。マシンでの最高のラップのひとつだったと思う。Q3の1回目のラップですでに限界まで攻めていたし、通常2回目のラップでの改善はせいぜいコンマ1秒だ。でも、今日はコンマ4秒だった。どこでタイムを見いだしたのか本当にわからないし、正直それを見たいので、車載映像の記録を手に入れて見直してみるつもりだよ!」

3位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「タフなセッションだった。昨日はあまりうまくいかなかったけど、午前中マシンはずっと良くなっていると感じられたのでうまくリカバリーできたと思う。予選ではもう少し速く走れたと思うけど、マークはいい走りをしてし、3番グリッドからでも十分にチャンスはあると思う。レースは長いし、ここは天候がどうなるかは決してわからない。予報は雨だけど、いつどれくらい雨が降るかはわからない。でも、最終的にそれは重要ではないし、最も重要なのは堅実なレースをすることだし、目標は優勝だ。3番手からでも不可能ではない。トラックのクリーンな側だし、そこから攻めていくよ。明日を楽しみにしている。こんなに多くの人が来てくれて、ドイツ人ドライバーを応援してくれるのはそんなに頻繁に起こることではないので、明日のレースは楽しみたい」

4位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「驚いてもいないし、逆に落ち込んでもいない。グリッドはだいたい昨日のフリープラクティスで予想していた通りだ。レッドブルは僕たちよりコンマ3〜4秒速いだろうと思っていたけど、実際そうだったし、さらにハミルトンが特に第1セクターでかなりうまくやって僕たちの間に割って入ってきた。実際、マクラーレンはここに新しいパーツをかなり持ち込んでいるし、それらがうまく働いているのがわかると思う。自分のラップと結果には満足しているし、今年僕たちは常に予選よりもレースの方がいいのを見てきている。明日の予報は雨なので、天気がどうなるか見てみよう。ドライになれば勝てるチャンスは25%だと主張することができるけど、これまでウェットでは他チームの方がうまくやっているので雨になったらもう少し低いかもしれない。明日は状況が好転する可能性もあるけど、誰にもわからないことだ。それでも表彰台を狙っているし、優勝するチャンスがあるなら質問する必要はないだろう。このトラックでもレース毎にパフォーマンスを改善させるために導入しているアップデートが役に立っている。優勝したならさらなる前進を果たさなければならないのは明らかだ」

5位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「僕たちよりも速いクルマがいたし、今日の予選に完全に満足していると主張することはできない。レッドブルには驚くべきではないかもしれないけど、ハミルトンのマクラーレンに驚いたのは確かだ。明日のレースではいつものように前進することを狙っていくけど、簡単ではないことはわかっている。10℃よりも暖かかったなら文句はなかっただろうね! 特にミディアムタイヤには少し手こずっていたし、Q1からソフトタイヤを1セット使ったのはそれが理由だ。このトラックはタイヤの摩耗がとても低いので、たいして不利益にはならなかったし、レースでさえそうはならないだろう。レースで大きく未知数なのは天候だ。僕たちは出来る限り最大の空力ダウンフォースをつけているので、雨になれば助けになるだろう。いずれにせよウェットではどんなチャンスでも最大限に活用することが重要だ」

6位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「6番手は明日のスタートのためには良い位置だし、コンディションがドライかウェットかどうかにかかわらず、そこから良いレースができると思う。この週末に成し遂げたセットアップ作業には満足しているし、新しいパーツが働いていることにも本当に満足している。僕たちは正しい方向に進んでいると実感できる。明日はエキサイティングなレースになるだろうし、ドイツのサポーターの前でいくつか順位を上げられることを期待している」

7位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「午前中のマシンはかなり良かったけど、午後の予選ではプライムタイヤでもオプションタイヤでも十分なグリップを見つけることができなかった。何が起こっていたのかを理解するために今晩それを調べてみるつもりだ。でも、ルイスは2番グリッドを獲得するために素晴らしいラップをした。彼におめでとうと言いたい。実際、彼のペースは僕にとっても励みになっている。それを見つけられれば、マシンにはもっとスピードがあるということを示しているからね。それに昨日はロングランのペースがかなり良いことを示していたので、それも励みに感じている。僕が経験したかなり困難な2日間を考えれば、7番手は明日のレースでできるだけ多くのチャンピオンシップポイントを獲得するためには合理的なプラットフォームだと思う。いつものように、ここニュルブルクリンクは雨の可能性がある。でも、雨が降っても晴れてもポジティブにレースにアプローチするつもりだ」

8位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「再び力強い予選パフォーマンスだったし、ホームレースを8番手からスタートできるのは素晴らしいことだ。Q3のラップは、Q2のラップよりコンマ数秒遅かったけどうまくいった。全体的なポジションは変らなかったと思う。Q2とQ3のラップはほぼ完璧だったし、マシンの最大限を引き出せたと思う。バランスは週末ずっと良かった。マシンに自信を感じているし、僕はこのサーキットが本当に好きなんだ。なので明日のレースには興奮しているし、本当に楽しみにしている。天候がどうなるか様子を見てみなければならない」

9位 ヴィタリー・ペトロフ (ロータス・ルノーGP)
「正しいセットアップを見つけるのがとても難しいかったし、このような冷えたコンディションではタイアの温度を上げるのも難しくて、簡単な一日ではなかった。全員がとても懸命に作業したし、トップ10に入ると言う目標を達成できたことには満足しているし、今日のポジションには満足していいと思う。そうは言っても僕たちはまだQ3にはギリギリなので、やるべきことはまだたくさんある。チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、素晴らしいクルマを与えてくれた。ここ2日間、天候がとても変化しているので、常にドライビングスタイルを合わせる必要があるけど、明日はウェットでもドライでも準備はできている」

10位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスGP)
「午後は期待していたパフォーマンスができなかったし、すでに午前中のP3の最初の走行からマシンはお手上げだった。あらゆるところで滑っているように感じたし、バランスも良くなかった。午前中にKERSにトラブルが発生したことはニコとの大きなギャップの説明になると思うけど、予選ではほぼ一秒遅れていたし、彼のタイムに匹敵できなかったので、なにが理由かを深く分析しなければならない。もちろん、補うために懸命にプッシュしようとしたけど、それが最後の走行での最終シケインでのミスに繋がってしまったし、8番手が犠牲になってしまったかもしれない。明日どのように改善できるか調べてみなければならないし、良いスタートをしてできる限り良いレースをしたい」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ドイツGP