F1 スペインGP 予選
FORMULA 1 GRAN PREMIO DE ESPAÑA SANTANDER 2011

1位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「良いセッションだった。今日は僕たちに少しマージンがあって、僕たちの間でポールを争うことになるだろうことは予選に入る時点ではっきりしていた。決してライバルのことをあなどることはできないけどね。最初のハードタイヤでQ1を通過できたのは良かったし、そのあとの肝心なQ3では正しいラップをすることだけが重要だった。ラップはかなり良かったし、ラインを通過したとき、自分のナンバーがトップに来るのをひたすら祈っていた。いいラップだったし、セブとは良いバトルができた。今日は僕の日だったね」

2位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「がっかりしているとは言えない。最終的に僕たちは前進できたんだからね。バルセロナでは、みんなが大量に新しいパーツを持ち込んできて、それがうまく機能するかどうかを確認する場所だ。僕たちは前進したと思うし、それはライバルも同じだけど、僕たちはこのコースにあっているし、マシンも快適に感じている。予選ではすぐにはリズムに掴むことができなくて、スムーズな走行とはいえなかった。でもプライムで乗り切れた。Q2では、ソフトコンパウンドタイヤでずっと満足できていたけど、残念ながら最終予選では少しロスが多くて、ラップに完全に満足できなかった。マークのラップは良かったし、今日は彼の方がいい仕事をした。明日はどうなるだろうね。長いレースになるし、僕たちはタイヤを1セット残してある。レースではKERSの問題を解決できると思う。みんな懸命にプッシュしているし、マシンが早くなったことを僕たちは証明できたので、ファクトリーの空力担当のスタッフとここにいる全員に心から感謝したい。僕たちはKERSに懸命に取り組んでいる。今日はQ2とQ3では使わなかったけれど、明日の決勝では使えるはずだ」

3位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「レッドブル勢はとても強そうだけど、スタートで彼らの両方までとはいかないけど、少なくとも1つは順位を上げられるように全力を尽くすつもりだ。明日は攻撃できることを願っている。グリッドのクリーンな側からスタートするときは、おのずと良いスタートが切れるチャンスは多い。今年は常に汚れた側だったので明日はちょっとしたボーナスだね。3番グリッドは実際にパーフェクトなポジションだ。良いスタートを切れば、前のドライバーのスリップストリームに入ることができる。僕の狙いはターン1で1番手になることだ! 普段は違うけど、順位を落とさなければ満足だ。マシンの性能をすべて引き出そうとしているときにはフロントホイールがロックすることもある。最後のラップではちょうどそれが起きた。左フロントタイヤのフラットスポットはパーフェクトとは言えないけど、ホイールバランスを調整することで何とかするから問題はない。今週末、僕たちは確実に改善している。プッシュし続けるつもりだ。諦めてはいないし、DRSがあるので明日は良いレースをできると思う」

4位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「パーフェクトなラップができた。20回それを繰り返そうすれば、うまくはできないと思うね! あのようなラップをしたときの感覚を一言で表現するのは難しいね。常に限界まで攻めているし、ドライバーにとって全てが本当に特別な感覚だ。今年は2列目に並べていなかたので、今回の結果にはとても満足している。確かにポールポジションはまだ長い道のりだ。今日もレッドブルは手の届かないところにいたし、近づけるように懸命に作業しなければならない。午前中にいくつかセットアップ変更を行ったけど、期待していたような結果は生まれなかったし、部分的に風向きに関してコンディションが変っていた。予選にむけて以前のもとに戻したら、すぐに良くなった。ここに持ち込んだアップデートのおかげで全体的に僕たちはパフォーマンス面で前進を果たしている。これまでレースは予選よりもうまくいっているので、僕たちは表彰台を争える位置にいると思う。マクラーレンはいつも飛び出しがいいのでスタートはタフになるだろうし、彼らは僕たちよりも新品のソフトタイヤを1つ多く持っている」

5位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「良いラップができたと感じているので、それには満足している。セッションを通してマシンはどんどん良くなっていった。ルイスから100分の3秒しか遅れていないしね。3番手になれなかったのは少し不運だった。フェルナンドも僕たちの間に入ってきた。どれくらい接戦だったかがわかるだろう。1つポジティブなのは、ルイスと同じように僕もグリッドのクリーンな側からスタートすることだ。また、これもルイスと同じだけど、1周しか走っていない(オプション)タイヤが2セットあるし、新品も1セットある。明日はそれがカギになるだろう。タイヤを良い状態に保つことが大きな差になる。なので、僕たちにとっては非常に良い状況だと思う。ここではオプションとプライムの差が大きいので、明日はいろいろな戦略があるだろう。今夜、戦略を考えてみるし、僕たちはハード側のタイヤもうまく働かせることができると確信している」

6位 ヴィタリー・ペトロフ (ロータス・ルノーGP)
「結果に満足していいと思う。チームは今日大きな改善をもたらしたし、僕のマシンの結果はそれを反映している。調子は良かったし、マシンのバランスも素晴らしかったので、マシンをグリッドの良いポジションに置くためにQ3で速いタイムを刻むことができた。今日やらなければならないことはわかっていたし、それができたので嬉しく思っている。明日を楽しみにしている。レースはまた接戦になるだろうし、戦略が非常に重要になるだろう」

7位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「今週末はレースペースに焦点を置いているので、予選は少し苦労するかもしれないと予想していた。でも、7番手にはそれほど落ち込んではいないし、明日のレースではもっと強いと思う。イスタンブールよりも良い結果を狙えると思う。新品タイヤを1セット残してあるのは良いことだと思うし、正しい戦略で順位を上げられることを期待している」

8位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「期待していた予選パフォーマンスではなかったのは確かだけど、僕たちは週末ずっとマシンバランスに苦戦していた。もう少し上の順位でスタートするためには完璧である必要があるけど、今回はそうではなかった。フルタンクではマシンはもっとうまく働くと期待している。そのあと良い結果を得られるかがわかる。このようなトラックでは最高の方法でタイヤを管理したし、ベストな戦略を見つけるのは簡単ではない。Q2ではそれ以上走らずにガレージに留まるというリスクを取ることに決めた。目的を達成してもQ3で新品タイヤがなければ無意味だからね。そのチャンスをもっと良い仕事に生かしたかったけど、結果は僕たちが正しかったことを証明した。僕たちが他よりもハードタイヤに苦しんでいるのは確かだ。オーバーテイク? このようなサーキットでは過去よりも多く見られると思うし、主にタイヤデグラデーションにかかってくるだろう」

9位 パストール・マルドナド (ウィリアムズ)
「チームやみんなのために本当に嬉しく思っている。僕たちは週末を通して本当に一生懸命良いバランスを見つけようとしてきた。昨日のプラクティス、特に最初のセッションは本当に難しかった。マシンは素晴らしいとは言えなかったので、少しリスクを冒して予選で新しいリアウイングを走らせることに決めた。マシンには競争力があったと思うけど、僕たちはまだプッシュして改善を続けていく必要がある。今日には満足している」

10位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスGP)
「残念ながらQ3でKERSシステムが機能しなかったけど、最高の方法で対応することができた。僕たちは、他のマシンが同じことをした場合に対応できるようプライムタイヤで出ていくことに決めた。誰もそうしなかったので、僕らはタイムを出さなかった。なので、明日は戦略を選ぶことができる。最近したように、明日も良いスタートを切って、序盤にいくつか順位を上げて、そこから戦うつもりだ。DRSとKERSがあるので、バルセロナでもオーバーテイクは可能だ。だから、タイヤをうまく使うことが重要だし、僕にはまだ新品タイヤが残っている。もちろんそれを最大限に生かすつもりだ」

14位 小林可夢偉 (ザウバー)
「新品のソフトタイヤを履いていた最後のラップで、僕の前にいたフォースインディアに何かトラブルが起きたようで、彼はターン10でミスを犯した。そこで僕のアタックは終わってしまいました。新しい空力パッケージがうまく機能していただけに残念です。クルマは確実に進化しているし、トップ10に入る充分なペースは持っていたと思います。ただ、レースでは僕たちは問題ないと思うし、スーパーハードタイヤを扱うのが難しいのはみんな同じです」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1スペインGP