F1 オーストラリアGP
2011 FORMULA 1 QANTAS AUSTRALIAN GRAND PRIX

1位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「とても嬉しい。とてもよい週末だったし、今日の午後は非常に素晴らしいマシンがあった。良いレースだった。終盤には少し落ち着いた。ルイスはあまりハードに攻めてこなかったので、レース終盤はコントロールしようとした。今日は簡単だったとは思わない。スタートが重要だったし、僕はクリーンな側にいたのでとても良いスタートがきれた。それで十分だったかどうかはわからないけど、ルイスとマークがポジションを争っているのが見えた。1周目で差をつけることができたし、最初のスティントではそのギャップを維持しようとした。タイヤがダメになったとき、ルイスが追いついてきたのでピットインした。あれ以上走れなかったので正しいタイミングだったと思う。最初のピットストップのあと、ジェンソンを捕えることがかなり重要だったし、それができた。重要だった。レース後半は、後ろのルイスがプレッシャーを受けていたかどうかはわからなかったけど、レース終盤はよりコントロールできた。今日は多くのことを学べた。長い冬を終え、ここに来てペースを設定できてよかったよ」

2位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「2位は素晴らしい結果だ。マシンの感覚は素晴らしかったし、本当に運転していて楽しかった。レースを通してタイヤを労わることができた。シーズンが始まってこれほどすぐにセバスチャンにプレッシャーをかけることができたことも非常に励みになった。今日は優勝を争える競争力があったと思う。スタートがうまくいっていたら、戦いのなかにいれたと思う。だから興奮していいと思う。フロアに何が起こったのかはあまりわからない。でも、運転するにはそれほど悪くは感じなかった。レース後に見てみたけど、かなり酷くダメージを負っていたようだね。うまくホームにクルマを持ってくることができて嬉しく思っている。体力的にはこれまでで最も楽なレースのひとつだった。これまでよりも調子がいいと感じてここに来たし、おそらく一年で最もタフなレースであるマレーシアに行くのを楽しみにしている。次のレースでさらにパフォーマンスをもたらせられるかも楽しみにしている。エンジニア達はもっとパフォーマンスを得られる部分をわかっているし、出来る限り早くそれをトラックにもたらすつもりだ。セパンでは優勝に挑戦できると思っている」

3位 ヴィタリー・ペトロフ (ロータス・ルノーGP)
「チームとして特に厳しい冬を過ごしたあとなので、ここで表彰台に上がれて嬉しい。テスト中でさえ、他チームに比べて僕たちがどの位置にいるのかはわからなかったけど、今週末はマシンに新パーツを追加し続けたし、それらがかなりうまく働いていた。今日はとてもいいスタートができたし、アロンソとバトンに前に出られたので、おそらくそれが僕のレースの鍵になったと思う。クリーンエアの中でハードにプッシュすることができたし、タイヤを労わることもできた。2ストップ戦略は明らかに正しい判断だったし、僕たちはそれをうまく働かせることができた。一生懸命に作業をして、冬の間僕を支えてくれたチームの全員に感謝しなければならない。この結果は僕たち全員のものだし、本当に興奮している」

4位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「順位だけを見ればそんなに悪い結果ではない。そうだね、ウェバーとバトンよりはうまくやれたけど、ベッテルとハミルトンには負けていた。このポジションでレースをフィニッシュしたのは4年間で3度目だし、僕はアルバート・パークで4位の定期券を持っているみたいだね。去年、僕たちはバーレーンで勝ってここに来たので、同じ結果でも感覚は非常に異なる。今日に話を戻せば、ベッテルは異次元にいるようだったし、その他は金曜日よりは近づいていた。少なくとも昨日の予選よりは離れていなかったね。アブダビと同じくまたペトロフの後ろでフィニッシュ? 本当だね。でも、偶然だし、この段階ではウェバーを抑えられたことの方が満足だ。ロシア人よりもタイトル争いでより重要なライバルになると思うからね。KERSは可変リアウイングと同じくらいうまく働いていたけど、そんなにオーバーテイクは簡単を簡単にはしてくれなかった。スタートでは少し混乱があった。うまくスタートできたけど、そのあとバトンの方に向かってきて、接触を避けるためにワイドに走行しなければならなかった。戦略は正しかったし、いくつか順位を上げるのに役立った。すぐにトラフィックに捕まらなければ、2ストップでも行けたかもしれないけど、展開を考えればベストな決断だった。僕たちはタイトルを獲得できる適切なポジションにいるけど、もちろん3〜4位フィニッシュを続けるわけにはいかない。改善しなければならないし、それはわかっている。でも、予測をするにはまだ時期尚早だ」

5位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「今日は速くなかったし、昨日の予選でもそれは同じだったので、理由を理解する必要がある。今日僕にできることはあまりなかった。ピットストップ中にフェルナンド(アロンソ)にポジションを奪われてしまった。そういうことさ。とてもフラストレーションを感じた。マシンに何ができるかという点で、セブはよいレースをしたけど、僕が上位のリズムに匹敵できないのは普通ではない。彼らに付いていけるはずだったけど、今日はかなり後ろでフィニッシュした。タフなレースだったし、できる限りハードにプッシュしたけど、あまり取り戻すことができなかった。こんなに後ろでフィニッシュするのは本当に普通ではないけど、冷静に考えよう。これは開幕戦だ。マレーシアに行くのを楽しみにしている。もう明日レースだったらと思っているよ。今日はセバスチャンとは違うレースをしていたので、違うことをしなければならなかった。僕は彼よりもずっと早くにタイヤにトラブルを抱えていたので、その理由を調査しなければならない」

6位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「スタートは問題なかったけど、ヴィタリー(ペトロフ)がインサイドに入ってきたのには驚いたね。彼はとても良いスタートをしたし、僕をこじ開けてきた。そのあとターン1の出口でうまくいかなくて、フェリペ(マッサ)の後ろでスタックしてしまった。彼はとても遅くて、オーバーテイクが難しかったので、僕のレースで最悪の動きだったね。彼は僕たち二人を大きく遅らせた。ターン11の外側を回って彼をオーバーテイクしようとした。ターンインする前に僕は前にいたけど、彼はコーナーに本当に深く入って僕を押し出し、僕は通常のラインが取れなかった。ドライブスルーペナルティのあと、反撃しなければならなかった。楽しかったけど、フラストレーションでもあったね。今日はそれを最大限に利用できたと思っているけど、少なくともルイスはいい仕事をしたね。でも、僕たちのペースにはとても満足していいと思う。次のレースではアップグレードを持ち込むけど、マシンはまだ非常に新しいし、パッケージを研ぎ澄ますために変更できることはたくさんある。今週末にはかなり満足していいと思うし、もっと多くのポイントを獲れたと思っている」

※7位 セルジオ・ペレス (ザウバー)
「このレースは絶対に忘れないだろう。ハードタイヤからソフトタイヤに交換したあと、最初はプッシュしなければならないと思っていた。でも、そのあとタイヤをかなりうまく管理できているとわかり、最後までいくことに決めた。セバスチャン・ベッテルの後ろでタイムを失ってしまったけど、そのあと彼をオーバーテイクすることができた。リアウイングを使ったし、彼もスペースを残してくれた。チームをとても誇りに思っている。戦略もうまく働いたし、タイヤがこんなにも長く持ったのは嬉しい驚きだった。みんなに感謝したい。僕がF1に到達するのを助けてくれたメキシコのみんなには特にね」

※8位 小林可夢偉 (ザウバー)
「2台揃って入賞できたことが嬉しいです。いいスタートができて一度はアロンソを抜くことができました。そのあと抜かれましたけど。最初のソフトタイヤはウ オームアップに手こずりましたが、2セット目のソフトタイヤのペースはよかったです。第3スティントのハードタイヤはオーケーでした。目の前でバリチェロ とロズベルグがクラッシュしたときは危なかったですが、そのあとは特にエキサイティングなことはありませんでした。とにかくイイスタート が切れたし、シーズンがすごく楽しみになりました」

9位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「素晴らしいスタートができて物事はうまく進んでいたし、バトンのアタックからも十分に防御できた。そのあとハードタイヤを使って前に出ようとしたけど、その動きは成果を上げなかったし、終盤に3ストップにしなければならず、いくつか順位を失ってしまった。後半はリアタイヤのデグラデーションに苦しんでいたし、いいペースを続けることができなかった。可変リアウイングのような新しエレメントはうまく働いていた。間違いなく去年より多くのオーバーテイクが見られた。バトンとのバトル? とてもきつかったよ。彼が僕を追い抜いたときにシケインをカットしていたのでペナルティが科せられると思ったよ。結果と今週末の全体的なパフォーマンスは少し期待外れだった。本当のポテンシャルを示すことができなかったので、何が起こったのか完全に理解するために作業に取り掛からなければならない」

10位 セバスチャン・ブエミ (トロ・ロッソ)
「昨日Q3に進んで10位フィニッシュは悪くないけど、もっとうまくやれたと思うし、8〜9位は可能だったかもしれない。1コーナーでチームメイトと接触してしまったのは残念だった。初めてのことではないので、事故の記録をみて話し合おうと思っているよ!終盤はその時点で僕よりもずっと速かったマッサを抑えられなかった。それでも、結果には満足している。全体的に去年より間違いなく競争力があると言えるし、これからマシンにさらに改善をもたらして前進を続けなければならない。ポジティブなスタートだったし、週末全体を分析して学べることはたくさんあるし、マレーシアで何ができるか見てみるつもりだ」

※レース後、ザウバーC30のリアウイングがレギュレーションに違反しているとして、セルジオ・ペレスと小林可夢偉に失格処分が下された

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストラリアGP