ルノーF1、2019型パワーユニット『E-Tech 19』は「過去最大の進化」
ルノーF1チームは、2019年のF1世界選手権に新型F1パワーユニット『E-Tech 19』を導入。トップ3チームとのギャップを縮めることを目指しているなかで、2019年のF1エンジンは“かなり大きなステップ”を果たしたと自信をみせた。
ルノーは、2014年にV6ターボハイブリッドエンジンが導入されて以降、メルセデスとフェラーリに大きく遅れをとってきた。昨年には1年遅れで参入したホンダに馬力面で上回れたとも報じられている。
ルノーF1チームは、2月12日(火)にエンストンのファクトリーで2019年F1マシン『R.S.19』を発表。シャシーと同様にパワーユニットも新設計となり、これまでの『RE.XX』ではなく、『E-Tech 19』と名称を変更するなど、本気度がうかがわせた。
ルノーF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、2019年のF1エンジンの進歩について特に強気な発言をしている。
2019年のパワーアップの規模について質問されたシリル・アビテブールは「数字はない。だが、かなりのものだ」とコメント。
「追加で言えば、そはV6 ターボハイブリッドエンジンの導入以来、我々がこれまでに果たした中で最大のものだ」
シリル・アビテブールは、ルノーのF1エンジニアは昨年レッドブル・レーシングがレースで使用した“スペックC”エンジンから教訓を学んだものの、2019年版F1パワーユニットは新設計だと語る。
「非常に新しいものであり、レッドブルが導入してテストが成功していたコンセプトをさらに推進している」とシリル・アビテブールはコメント。
「我々はスペックC仕様を走らせないことを選択したが、それは問題ではない。レッドブルに搭載したことで十分な情報とフィードバックを得たることができたからだ。実際、今年のエンジンではそれをさらにプッシュしてきた」
ルノーは、昨年コンストラクターズチャンピオンシップで4位に入ったが、2019年にトップ3に対抗することは大きな課題であることを承知している。
シリル・アビテブールは、2019年のF1世界選手権の具体的な目標は設定されていないが、最も重要なことはトップ3との差を縮めることだと考えている。そして、2020年には表彰台を争い、2021年には勝利を争うという長期的な目標を達成するために進めていくと付け加えた。
「そのような質問に答えるのは好きではないが、最も重要なことは、ストップせずに、スタートした勢いを崩さないことだ」とシリル・アビテブールはコメント。
「3年間、我々が着実に進歩を遂げていることは明らかだ。それは現場にとってもファクトリーにとっても良いことです。それを殺してしまうようなことは言いたくない」
「進歩に関してはここに居続けるために我々には多くのサクセスストーリーが必要だ。昨年のチャンピオンシップの進歩は、一般的にはサクセスストーリーだった。そして、チャンピオンシップの進歩には、もう少し時間がかかると言っても過言ではない。それは非常に明白だ。我々はそれを知るのに十分謙虚でプロフェッショナルだ」
「だが、私たちの野心が正しいことを垣間見せることやデモンストレーションすることが重要だと思う。今年、我々は特にエンジンに関して、非常に強い冬を過ごしたと思うたいし、そう信じている。そのため、典型的に良いシーズになるだろう」
「シャシー側に関してはエンストン側に構造を築いてきたが、その構造がレースで勝利を収めるクルマに変わるまでには少し時間がかかる」
とは言え、ルノーF1チームは、新車R.S.19の完成が遅れており、2月16日(土)に予定していたシェイクダウンを見送る可能性を示唆している。カスタマーのマクラーレンもシェイクダウンを行わないことを明言しており、『E-Tech 19』での初走行はプレシーズンテスト初日がぶっつけとなる可能性が高い。
対照的にライバルであるホンダは、コンセプトを継続した『RA19H』を搭載するレッドブル・レーシング、スクーデリア・トロ・ロッソともに2月13日(水)にシェイクダウンを実施。順調な仕上がりをみせている。
カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム
ルノーは、2014年にV6ターボハイブリッドエンジンが導入されて以降、メルセデスとフェラーリに大きく遅れをとってきた。昨年には1年遅れで参入したホンダに馬力面で上回れたとも報じられている。
ルノーF1チームは、2月12日(火)にエンストンのファクトリーで2019年F1マシン『R.S.19』を発表。シャシーと同様にパワーユニットも新設計となり、これまでの『RE.XX』ではなく、『E-Tech 19』と名称を変更するなど、本気度がうかがわせた。
ルノーF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、2019年のF1エンジンの進歩について特に強気な発言をしている。
2019年のパワーアップの規模について質問されたシリル・アビテブールは「数字はない。だが、かなりのものだ」とコメント。
「追加で言えば、そはV6 ターボハイブリッドエンジンの導入以来、我々がこれまでに果たした中で最大のものだ」
シリル・アビテブールは、ルノーのF1エンジニアは昨年レッドブル・レーシングがレースで使用した“スペックC”エンジンから教訓を学んだものの、2019年版F1パワーユニットは新設計だと語る。
「非常に新しいものであり、レッドブルが導入してテストが成功していたコンセプトをさらに推進している」とシリル・アビテブールはコメント。
「我々はスペックC仕様を走らせないことを選択したが、それは問題ではない。レッドブルに搭載したことで十分な情報とフィードバックを得たることができたからだ。実際、今年のエンジンではそれをさらにプッシュしてきた」
ルノーは、昨年コンストラクターズチャンピオンシップで4位に入ったが、2019年にトップ3に対抗することは大きな課題であることを承知している。
シリル・アビテブールは、2019年のF1世界選手権の具体的な目標は設定されていないが、最も重要なことはトップ3との差を縮めることだと考えている。そして、2020年には表彰台を争い、2021年には勝利を争うという長期的な目標を達成するために進めていくと付け加えた。
「そのような質問に答えるのは好きではないが、最も重要なことは、ストップせずに、スタートした勢いを崩さないことだ」とシリル・アビテブールはコメント。
「3年間、我々が着実に進歩を遂げていることは明らかだ。それは現場にとってもファクトリーにとっても良いことです。それを殺してしまうようなことは言いたくない」
「進歩に関してはここに居続けるために我々には多くのサクセスストーリーが必要だ。昨年のチャンピオンシップの進歩は、一般的にはサクセスストーリーだった。そして、チャンピオンシップの進歩には、もう少し時間がかかると言っても過言ではない。それは非常に明白だ。我々はそれを知るのに十分謙虚でプロフェッショナルだ」
「だが、私たちの野心が正しいことを垣間見せることやデモンストレーションすることが重要だと思う。今年、我々は特にエンジンに関して、非常に強い冬を過ごしたと思うたいし、そう信じている。そのため、典型的に良いシーズになるだろう」
「シャシー側に関してはエンストン側に構造を築いてきたが、その構造がレースで勝利を収めるクルマに変わるまでには少し時間がかかる」
とは言え、ルノーF1チームは、新車R.S.19の完成が遅れており、2月16日(土)に予定していたシェイクダウンを見送る可能性を示唆している。カスタマーのマクラーレンもシェイクダウンを行わないことを明言しており、『E-Tech 19』での初走行はプレシーズンテスト初日がぶっつけとなる可能性が高い。
対照的にライバルであるホンダは、コンセプトを継続した『RA19H』を搭載するレッドブル・レーシング、スクーデリア・トロ・ロッソともに2月13日(水)にシェイクダウンを実施。順調な仕上がりをみせている。
カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム