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ルノーは、レッドブルがホンダのF1エンジンに切り替えるという決断をしたことを“後悔させたい”と語る。

レッドブル・レーシングは6月19日(火)、ルノーとの12年間のパートナーシップを解消し、2019年からホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約に合意したことを発表した。

ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、ルノーとしての最善の反応はレッドブル・レーシングのパフォーマンスを上回ることだと語る。

「我々は彼らにこの決定を後悔させるために全力を尽くしていく」とシリル・アビテブールは Autosport にコメント。

「それが意味するところは、シンプルに我々独自のカラーでコース上で我々にできるベストを尽くしていくということだ」

「実際、私は今後の改善によってもたらさせるパフォーマンス、特に今シーズン後半に導入する“スペックC”によるパフォーマンスにかなり興奮している」

「現時点ではレッドブルがそれを受け取らないと考える理由はないが、我々はエンジン配分のプランの詳細についてはまだ確認していない」

シリル・アビテブールは、2017年にマクラーレンとトロロッソがエンジンを交換した時点からレッドブルと決別することになることは予想しており、今回のニュースには“特に驚いていない”と述べた。

「昨年のシンガポールで我々ッはレッドブル・グループとマクラーレンとの包括的な契約を発表した。レッドブルはその話題についてもう少し曖昧であることを要求していたが、それは2017年末のトロロッソの終了と2018年末のレッドブルの終了を特徴としたものだった」

「レッドブルがオファーを要求した際にそれは異なる方向に進んだ。そこにはどの道に進んでいくかについて少し曖昧さがあった。我々にとっては宙に浮いていたものの確認という部分が大きかった」

シリル・アビテブールは、レッドブルの主な動機となったのはワークス契約を確保することだったと考えていると語る。

「それはルノーとはできなかったことだ。そのためには別の企業と一緒にならなければならず、彼らはホンダが完璧にマッチすることを見つけた」とシリル・アビテブールはコメント。

「パフォーマンスに関連するものもあったと思うが、それ以上に大きかったのは非常に明らかだ」

「財政面でのサポート、コアとなる施設へのアクサスなど、そこには我々にはオファーできなかったことがいくつかあった。なぜなら、我々のプライオリティと焦点はルノー・スポールF1のパフォーマンスの統合にあるからだ」

シリル・アビテブールは、カスタマーチームがマクラーレンの1チームだけになることは、“ルノーのワークスプログラムに本気で集中できるようになるので良いことだ”と述べた。

「もちろん、野心と期待にとって高いメンテナンスが求められるレッドブル・レーシングに供給することは、常に我々がやらなければならない残りの部分が若干注意散漫になってしまう」とシリル・アビテブールはコメント。

「それに我々には今のエンジンレギュレーションのサイクルや今後のサイクルのためにやらなければならないことがたくさんある」

レッドブルとルノーは、2019年の供給決定のタイミングで衝突してきたが、シリル・アビテブールは最終的にそれが早くに決着がついたことを嬉しく思っていると語る。

「来年に彼らが別のエンジンサプライヤーに切り替えるっだろうという前提が常にベースラインにあったし、我々はIP(知的財産)についての懸念がますます高まっていた」

「我々にとって、来年の彼らのプランを明確にすることが重要だったので、適切な対応をとることができるだろう」

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム / レッドブル・レーシング