ルノー F1 アメリカグランプリ
ルノーは、F1アメリカグランプリで2018年に向けた開発パーツを搭載した改良型V6エンジンを試している。

今週末、ルノーが新しいパーツを導入した結果として、ワークスドライバーのニコ・ヒュルケンベルグとトロ・ロッソのブレンドン・ハートレーはグリッド降格ペナルティを受けることが確定している。

ルノーは、ワークスチームとの同等性を確保するために、カスタマーであるレッドブルとトロ・ロッソに一台ずつ新しいエンジンを与えることを念頭に置いており、レッドブルは、金曜プラクティス終了後にマックス・フェルスタッペンに新型エンジンを搭載することを検討している。

新型エンジンについてルノー・スポールのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは「全て内燃エンジンに関連したものであり、パーツは2018年に想定しているものと一致している。我々はそれを2017年に持ち込む可能性がある」と Autosport にコメント。

「それが2018年に計画している全てではないことは明らかだが、その方向性の一歩だ。パフォーマンスと信頼性という点で健全なステップだ」

「より大きな信頼性問題は、パワーユニットの別のパーツにある。我々はまだ自分たちがやっていることを非常に慎重に進めている。特にハイブリッド、ERSに関してはね」

「また、我々の側では、BPから届いた新しい燃料も密接に関連している」

これは今シーズンに導入予定の新しいR.E.17Gの唯一のサンプルであり、カルロス・サインツ、ダニエル・リカルド、ダニーエ・クビアトは2017年の残りのレースで古い仕様のエンジンを使い続けていく。

「我々は3基しか製造していない。それら3台のクルマのマーレージ状況とも関連している」とシリル・アビテブールは付け加えた。

「いずれにせよ、それらの3台には新しいパワーユニットを投入する必要があったので、それらのクルマのこの進化版を搭載するのはほぼ問題のないことだった」

「他のクルマは論理的に新しいパーツを導入して、面倒なペナルティを科せられる必要性はない」

ルノーは2017年前半に進歩が見られなかったことを批判されており、シーズン中にコース上で新しいアップデートの知識を得て、進歩を果たせることを証明することが重要だったとシリル・アビテブールは述べた。

「時が経つにつれ、シーズン中に改善があるのかどうかが議論された。ソチ周辺で最初の改善があり、それはかなり目に見えるものだった。今回はもう一歩進んでいる」

「パワーユニットに進化がないと公然と報告され、我々があらゆる批判を受けたシーズンのある段階と比較してほしい」

「人々は必ずしもエンジン開発の複雑さを理解しているとは限らないし、我々にそれができることを示すのは良いことだった。我々が来シーズに向けてトップとのギャップを埋めることができると思っているようにね。内部と大分に信頼を築くためには良いことだ」

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム