ルノー
ルノーは、オルタネーター問題の原因を解明できていないことを認めた。

F1シンガポールGPで、セバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーのマシンで新しい設計をテストする予定だが、ルノーはまだなぜモンツァで3つの故障が起こったのか理解していないと述べた。

モンツァでのレッドブルの2つの故障に加え、ロータスのジェローム・ダンブロシオの壊れかけたオルターネーヤーを分析し、ルノーは特定の内部のコンポーネントに問題を絞り込んだが、まだなぜそのパーツが故障したのかは解明できていない。

そのため、レッドブルは、F1シンガポールGPの金曜日に新しいデザインをテストしたあと、土曜日から古い仕様のオルタネーターを使用する。

ルノーのレミ・タファンは、また故障の原因を確信しているとはいえず、解決策を実施するのは難しくなっていると述べた。

まだ疑問符があるかと質問されたレミ・タファンは「その通りだ。我々はエンジニアであり、自分たちがやっていることには誠実でいなければならない。1レースだけでなく、2〜3レース走っても大丈夫だと証明できるまで、満足することはできない」

「すぐにオルタネーターで1レース以上は知れることを願っているが、決して100%だとは言えない。でも、我々がそれに取り組んでおり、すぐにフィックスさせようとしていることは確かだ」

レミ・タファンは、ルノーは、オルタネーヤーのどの部品が故障しているかを理解したことは前進だが、なぜそれが起こったのか理解する必要があると述べた。

「(モンツァで)土曜日にロータスのマシンでほぼ故障したオルタネーターを得られたことはわずかに幸運だった。我々はそれを分解することができた。そのオルタネーターはきちんと動いており、全てが溶けてはいなかった」

「内部を調べることができたし、適切でないものをいくつか確認できた。それで故障の手掛かりを得ることができた。故障の原因がわかったわけではないが、少なくともどのパーツが最初に故障するかがわかったし、調査のための新しい方向性を得ることができた」

「もちろん、正直なままでいる必要がある。明日100%の解決策を得られるとは思っていない」

「今は当てはめられる複数の解釈があるし、ここにその1つを持ち込んだ。知識を得るために金曜日にレッドブルの2台のマシンでそれを走らせる予定だ。実施する必要のある確認プロセスがあるし、近道をすることはできない」

レミ・タファンは、ルノーの他チームが古いバッチで金曜フリー走行で問題が発生した場合には、レッドブルのオルターネーターを古い仕様に変更する計画であり、新しい仕様でのテストが成功した場合は、日本GPくらいの早い時期に準備できる可能性があると述べた。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム