ロマン・グロージャン
ロータス・ルノーGPのチーム代表エリック・ブーリエは、ロマン・グロージャンは実力でF1復帰を勝ち取ったと述べた。

先週、ロータスは2012年のキミ・ライコネンのチームメイトとしてロマン・グロージャンを起用することを発表。グロージャンのF1復帰が決定した。

ロマン・グロージャンは、ルノーがクラッシュゲート騒動に揺れている2009年途中にネルソン・ピケJr.の後任としてF1デビューを果たしたが、印象的なパフォーマンスを示すことができずにシートを失った。

その後ロマン・グロージャンは、GT1選手権、GP2でキャリアを再形成し、今年GP2チャンピンを獲得。ロータス・ルノーGPのサードドライバーになり、アブダビとブラジルで金曜フリー走行に出走した。

エリック・ブーリエは、2011年のドライバーであるヴィタリー・ペトロフとブルーノ・セナではなくロマン・グロージャンを起用したことについて「チャレンジンなミッションだった」述べた。

「ロマンは、何カ月も我々と一緒にいた。彼は競技面において、個人的、そしてプロとしていくつかの目標を課した。彼は最も再保証しずらいチーム内で再び自分の居場所を見つけなければならなかった」

「彼は、我々が彼にシーズン最後の2レースのフリープラクティスで走るチャンスを与えることに決定するまで、それらの目標をひとつずつ達成していった」

一部では、2年ぶりにF1復帰するキミ・ライコネンが、ピレリタイヤの経験のあるヴィタリー・ペトロフに打ち負かされることを懸念し、ヴィタリー・ペトロフとの契約を拒んだとも報じられている。

だが、グロージャンのマネージャーも務めるエリック・ブーリエは、あくまで実力でシートを勝ち取ったのだと主張した。

「彼は来年ワークスドライバーの一人になるために、チームに対して十分な才能、スピードがあり、成熟していることを証明した」

またエリック・ブーリエは、ロマン・グロージャンがフランス人であることがトタルを含めたチームの後援者に受け入れられたことを認めたが、それが彼と契約する一番の動機づけになったとの見方は否定した。

「それも彼が有利なポイントのひとつではあった。トタルのようなフランスのパートナーにとって、我々のドライバーのひとりとして彼の存在を利用できることは思いがけない幸運だ」

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム / ロマン・グロージャン / ロータス