レッドブルF1代表 セルジオ・ペレスの接触リタイアは「サインツに非がある」 F1アゼルバイジャンGP」
レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、F1アゼルバイジャンGPの終盤でセジオ・ペレスと衝突したカルロス・サインツに非があると指摘した。

最終ラップから2周目のターン2を抜けた時点で両者は3位を争っており、シャルル・ルクレールは2位を狙ったペレスにその前のコーナーで攻撃を受けていた。だが、ペレスとサインツは衝突してバリアに衝突し、レースの残り時間で事実上のセーフティカーが導入された。

ここしばらく調子が上がらなかったペレスだが、バクーのストリートでは本来の力を取り戻し、レース後半にはルクレールと優勝したオスカー・ピアストリのバトルに食らいついていた。

クラッシュ後、チーム無線で悪態をついたペレスのフラストレーションは明らかで、ホーナーは、その責任がどこにあるのか疑う余地はないとした。

「そうだね、彼はもっと多くの点数を獲得するに値した。リプレイを見たところ、カルロスがコース上でドリフトし始めたのが分かった。とても残念だ。少なくとも今日は表彰台に上がるべきだった」とホーナーはスカイスポーツF1に語った。

「次の週末に科されるペナルティ(サインツへのポテンシャルペナルティ)を考慮しなければならない。今日のレースはチェコにとって台無しだ。我々にも多くのダメージを与え、コンストラクターズ選手権での重要なポイントを失うことになった」

ペレスはピアストリとルクレールの後ろにつけていたが、フェラーリのルクレールはハードタイヤが消耗してペースが落ち、一方サインツはトップ3に迫った。

これにより、ペレスとサインツの両者が表彰台争いに加わることができたが、衝突して互いのレースが早々に終了してしまった。

実際、この接触により、ルクレールは2位をキープすることができた。というのも、彼はピアストリのマクラーレンを長い間追走していたため、リアタイヤが急激に摩耗していた。

また、ジョージ・ラッセルは、レースは比較的静かな展開となったが、グランプリ序盤でマックス・フェルスタッペンを追い抜く好走を見せ、表彰台の3位に上った。

この事故は、土曜日に予選Q1を突破できず、4位となったマクラーレンのランド・ノリスにとっては朗報となった。ノリスは、ファステストラップも記録し、ドライバーズ選手権のトップに立つフェルスタッペンとの差を59ポイントに縮めた。




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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / セルジオ・ペレス / カルロス・サインツJr. / F1アゼルバイジャンGP