レッドブルF1、今季無敗の14連勝「チームの各セクションの努力の賜物」
レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2023年F1第15戦イタリアGPの決勝を振り返った。

レースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが、セバスチャン・ベッテルの記録を抜いて10連勝というF1新記録を樹立。今季12勝目、通算勝利数は47勝となった。

2位にも5番グリッドから素晴らしい追い上げをみせたチームメイトのセルジオ・ペレスが続き、レッドブルが今季6回目となる1-2フィニッシュ。チームとしても、昨年から15連勝、今シーズンの記録を14連勝まで記録を伸ばした。

「非常に特別な勝利だったが、難しい方法でそれを達成しなければならなかった」とクリスチャン・ホーナーは語った。

「フェラーリ勢は週末を通してそうだったように、今日も非常に速かったし、カルロスとシャルルが命懸けで守っていたので、我々はレースをリードするためにさらにハードワークをしなければならなかった」

「セルジオは素晴らしい仕事をして、自分のフォームを見つけ2位を獲得した、マックスは模範的な走りを続けて優勝した。これでマックスは10連勝となり、10年前のセバスチャンの記録を更新した。これは素晴らしい成果であり、チームの各セクションの努力の賜物だ」

「私は何度も何度も言っているが、成功を可能にするのはトラックで目にするものだけでなく、舞台裏で行われている多くのことがあるからだ。F1は世界最大のチームスポーツであり、一人ひとりが自分の仕事をし、このマシンに投資し、同じビジョンを共有する必要がある。この勝利は、今シーズン素晴らしい仕事をしてくれたオラクル・レッドブル・レーシング・チームのみんなのおかげだ」

「これで14連勝だ。無敗のままヨーロッパを去ることになるが、これは本当に驚くべき成果であり、2週間後の次戦シンガポールに向けてさらに伸ばしていきたい」

マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング F1 イタリアGP

マックス・フェルスタッペン(優勝)
「この週末はフェラーリが速く、勝つためには注意深くレースしなければならなかった。リアウイングの上部フラップを削らなければならなかったので、DRSがいつものような効果を発揮できなかったと思う。第1コーナーへの進入がうまくいかず、カルロス・サインツ(フェラーリ)のミスを待つ状況になった。彼のタイヤに消耗がみえたとき、ブレーキを遅らせようと仕掛けたら彼がロックアップしたので、第2コーナーの立ち上がりにかけて完ぺきなタイミングで追い抜くことができた。10連勝をマークできるなんて想像もしていなかったけど、とてもうれしいし、チームの成し遂げた偉業を誇りに思う。モンツァで1-2フィニッシュできたことは格別だ。今のところすばらしいシーズンを過ごせている」

セルジオ・ペレス レッドブル・レーシング F1 イタリアGP

セルジオ・ペレス(2位)
「2位を獲得できて本当によかったし、チームにとってすばらしい日になった。このサーキットはオーバーテイクしにくく、フェラーリはストレートでとても速かったので、ポジションを上げることが難しかった。タフな戦いだったけど、全力を尽くして懸命に戦ったことが報われたレースになった。昨日は力を発揮できなかったけど、パフォーマンス面では好調な週末だった。やっと調子が戻ってきたと感じているので、シーズン終盤はより力強くレースをしたい。チームがサスペンションとセットアップに大きな変更を施したおかげで、大きく改善することができた。表彰台では、メインストレートいっぱいの観客から祝福され、すばらしい雰囲気だった。フェルスタッペンが成し遂げた偉業は本当にすばらしいことだ。彼を讃えたい」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1イタリアGP