レッドブルF1首脳、“マックス・フェルスタッペン贔屓”のマシン開発を否定
レッドブルF1モータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、チームがマックス・フェルスタッペンを贔屓しているわけではないことを再び明確にするよう動いた。

フェルスタッペンは今季のF1を席巻しており、ドライバーズ選手権ではチームメイトのセルジオ・ペレスに125ポイントの差をつけている。2人のパフォーマンス差から、レッドブルがフェルスタッペンに合わせてマシンを開発しているとの指摘もある。

「そんなことはない。2022年の初め、マシンは多くのアンダーステアに苦しんでいた」とマルコはMotorsport Magazinに語った。

「これはマシンの重量オーバーが原因だった。ロングランでは体重オーバーのマシンでは成功しないが、マシンが軽くなるにつれて、マシンはより『ニュートラル』なバランスになり、あるいはもう少しオーバーステアになった」。

昨季は圧倒的な強さを見せたレッドブルだが、今年はさらに一歩前進し、F1における最多連勝記録を13勝に更新。フェルスタッペンとペレスによって連勝記録はさらに伸ばびる可能性が高い。

レッドブルがこれほどの成功を収めた理由について、マルコは「何年も変わらないチームがあるからだと思う」と語る。

「つまり、組織全体の継続性、安定性、迅速な決断を下す柔軟性がある」

昨年、レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツが他界し、一時的に上層部の体制が崩れたが、マルコは現在、体制は正常に戻っていると断言する。

「現在はすべてが整理されており、マテシッツが生きていたときとまったく同じ意思決定プロセスが再び行われている」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / マックス・フェルスタッペン