レッドブルF1代表 「激しいタイトル争いなどこれっぽっちも望んでいない」
レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、支配的な2023年のF1シーズンにおいて激しいタイトル争いに直面することを望む気持ちなど「これっぽっちもない」と語った。

レッドブル・レーシングは、サマーブレイク前の12レースで全勝し、2023年に全レースで優勝する可能性も高まってきている。

直近のベルギーGPではマックス・フェルスタッペンがフェラーリのシャルル・ルクレールに32秒差をつけてフィニッシュし、レッドブル・レーシングの優位にまだ終わりがないことを示した。

ファンやオブザイバーはより多くのチームが定期的にレッドブル・レーシングに挑戦することを切望しているが、チーム代表のホーナーは、メルセデスの座を奪ってセバスチャン・ベッテル時代に最後に見られた支配的な地位を取り戻すために何年も努力してきた後、チームの絶頂期を楽しんでいると語った。

フェルスタッペンがスパで8連勝した後、自分の心のどこかでもっと挑戦されることを望んでいたかとの質問されたホーナーは「そんなことを望む気持ちはこれっぽちもない。私は2021年からまだ回復している途中だ」と語った。

「スパでのような結果はチームワークの賜物であり、だからこそ今日、ガレージですべてのタイヤを管理している技術者のグレッグ(リーソン)にコンストラクターズトロフィーを獲りに行かせた」

「チームのすべてのメンバー、ファクトリーのすべての部署が自分の仕事をすることが重要であり、ある意味でこのような結果は偶然で達成することはできない」

「チームにとって黄金の瞬間だと思う。このようなパフォーマンスを達成するために懸命に働いている裏方のみんなに脱帽だ」

「グランプリとスプリントの両方で無敗のまま夏休みに入るのは驚異的だ。今、このポジションに座っていることは、誰の想像も超えている」

ホーナーは、レッドブルが残り10レースで優勝し、F1史上初のシーズン無敗を達成する可能性について言及することを避けたが、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはもはや可能性がないわけではないと認めた。

全勝の可能性はあるかと質問されたマルこは「論理的に考えれば、ノーだ」と答えた。「だが、我々も最初の12レースで勝てるとは思っていなかったので、今は『なぜ勝てないのか?』と言わざるを得ない」

「レッドブルの優勢はまったく予想していなかった。メルセデスもフェラーリも一歩も前進しておらず、他のクルマが良い仕事をしなかったことには正直驚いた。だから今、我々はははるかに前にいる」

「我々の後ろにいる敵は常に変化している。ある時はフェラーリ、ある時はマクラーレン、そしてまた我々の後ろにいるのはアストンマーティンかメルセデスだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング