レッドブルF1首脳のヘルムート・マルコ、リカルド起用で補足「角田裕毅は過小評価されている」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、ニック・デ・フリースの後任としてダニエル・リカルドをスクーデリア・アルファタウリに起用した理由を説明。今後の展開についてはまずは角田裕毅との比較を見る必要があると語った。

レッドブルと姉妹チームのスクーデリア・アルファタウリは、2023年の10レースで成績を残せなかったニック・デ・フリースに代えて、F1ハンガリーGPからダニエル・リカルドを角田裕毅のチームメイトとして起用することを発表した。

「彼のラップタイムは、3つの異なるタイヤセットで競争力のあるものだった」とマルコは語った。

「リカルドにスピードがなかったら、別のことを考えなければならなかっただる。しかし、アルファタウリは良いポジションになく、コンストラクターズランキングでも最下位なので、何かをもたらすために何かをしなければならない。それはドライバー交代後によく起こることだが、リカルドはチームに新しいエネルギーをもたらしてくれる」

リカルドのアルファタウリ復帰は、5月のマイアミGP以来パフォーマンスに苦戦し、それ以降すべてのレースでQ3に進出できていないセルジオ・ペレスにプレッシャーをかける手段とみなされるかもしれないが、マルコは、リカルドを監視することになれば、“Watch this space(次号の後続記事をお見逃しなく)”のケースだと説明した。

「チェコ(ペレス)はワールドチャンピオンシップで2位につけている。今、彼を排除したいと考えるのは意味のないことだろう」とマルコは語る。

「シルバーストーンでも彼のレースは良かったが、予選で改善する必要がある」

「リカルドに関しては、まず彼が角田とどう比較されるかを見なければならない。裕毅は多くの人に過小評価されていると思う」

「アルファタウリは運転が最も簡単なクルマではないが、裕毅は良い結果を得ることが可能であることを証明した」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ダニエル・リカルド / スクーデリア・アルファタウリ / 角田裕毅