レッドブルF1代表 「ディートリッヒの信条『ノーリスク、ノーファン』を体現」
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マックス・フェルスタッペンがポールポジションから独走してファステストラップも記録して今季6勝目を挙げると、チームメイトのセルジオ・ペレスは15番手から3位表彰台まで挽回。レッドブルのホームレースとなるレッドブルリンクでダブル表彰台を達成した。
「今日はチームにとって信じられないような一日だったし、素晴らしい週末だった。予選、スプリントレース、そして今回のグランプリと、マックスの好調ぶりはまさにセンセーショナルだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。
「ライバルたちとは明らかに違う戦略を取ったので、彼はコース上でオーバーテイクをしなければならなかった。追加のピットストップに伴うリスクを承知で、最終ラップでファステストラップを狙うことに決めたが、ディートリッヒの信条は常に『ノーリスク、ノーファン』であり、メカニックは非常に信じられないほどの状態にあり、比較的リスクが低いと感じられた」
「チェコも今日は素晴らしいペースだった。特にクリーンエアになったときは素晴らしかった。15位からスタートすると、勝利に近づく能力は明らかに損なわれるものだが、15番手から表彰台まで挽回したのは見事だったし、カルロスとのバトルは興行的だった」
「これは2013年以来最高のシーズン成績であり、チームは19年の歴史上かつてないレベルで運営されており、ひとつひとつの勝利に感謝している。今日のような結果は、レースチームだけでなく、運営、製造、研究開発、エアロダイナミクス、財務、マーケティング、法務、人事などのサポート部門に至るまで、ファクトリーの舞台裏で行われている活動、あらゆる部門の努力の賜物だ。団結してチームとして働くことが我々の強みだ」
ディートリッヒが亡くなってから、このサーキットに戻ってきたのは今回が初めてだった。今日、これほど素晴らしいチームパフォーマンスを披露できて、とても感動した。ここに直接来ていなくても、どこにいても彼の存在を感じることができる。彼の情熱とスピリットがあったからこそ、私たちは今日ここにいるのだし、彼には多くの借りがある。ディートリッヒに捧げる」
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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1オーストリアGP