レッドブルF1代表、2023年に全勝する可能性に言及
レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、記念すべき記録を達成したF1カナダGP後、独走するレッドブルのF1ドライバーたちが2023年シーズンに全勝できる可能性があると認めた。

「全勝できるか?イエス。全勝するか?誰にも分からない。このゲームには非常に多くの変数があるからだ」とマックス・フェルスタッペンがアイルトン・セナの記録に並ぶ通算41勝目、そして、レッドブル・レーシングの節目となる100勝目を獲得した後、ホーナーはSky Sportsに語った。

この質問は、チームが連勝からスタートするときによく聞かれるものだが、勝利が積み重なっている今、本当に真剣なものとなりつつある。

1952年以降、シーズンで全戦したチームは存在しない。1988年にアラン・プロストとセナが16戦中1戦を除いて優勝したマクラーレンが最も近かった。メルセデスは2016年に21戦中19勝している。今年は22戦ある。

フェルスタッペンは今季8戦中6勝(うち直近4戦は連勝)しているが、ライバルには希望の光が見えている。

モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットでの優勝マージンは、事実上セーフティカーの後ろで終了したオーストラリアを除けば、これまでで最も小さいものだった。

スペインGPではメルセデスのルイス・ハミルトンに24秒、モナコGPではアストンマーティンのフェルナンド・アロンソに27.9秒差をつけたフェルスタッペンだが、カナダGPでのアロンソとの差は9.5秒差だった。

フェルスタッペンがポールポジションからレースをコントロールし、タイヤに熱を入れるために激しくプッシュする必要があったこと、そしてフロントブレーキのダクトの後ろに鳥の死骸が挟まっていたことが、このギャップの真相を歪めているのかもしれない。

"この会場では、そうだね、ギャップが小さかった...ギャップが縮まるのは避けられない。もしそうでなかったら我々は驚くだろう」とホーナーは語った。

チームメイトのセルジオ・ペレスは、ランキング2位とはいえ、現在69ポイント差で、キャンペーン開始当初は好調だったものの、ここ3レースは予選トップ10入りも表彰台にも立っていない。

アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、モントリオールで6位だったペレスとわずか9ポイント差に迫り、チャンピオンシップでペレスに勝てると思うかとの質問に、「イエス」と簡潔に答えた。

マックス・フェルスタッペンがレッドブル以外のドライバーに最後に負けたのは昨年11月、ブラジルでメルセデスのジョージ・ラッセルが勝った時だった。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング