レッドブルF1首脳 「メルセデスとフェラーリが追いついてこないのは驚き」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、その血統とリソースにもかかわらず、メルセデスとフェラーリが、なぜ自分たちが遅れをとっているのかを理解しようと格闘しているように見えることに驚いていると認める。

F1モナコGPではメルセデス、F1スペインGPではフェラーリが2023年F1マシンに大幅アップグレードを投入。しかし、蓋を開けてみれば、チャンピオンシップリーダーのマックス・フェルスタッペンが後続に24秒差をつけて“グランドスラム”で圧勝した。

「我々は昨年は本当に良いクルマができたと思うし、それをさらに発展させた」とマルコは語った。

「ライバルたちがまったく差を縮めなかったことに驚いている」

「アップグレードや更なるアップグレードの話は絶えず聞いているが、ストップウォッチにはそんなものは見当たらない」

「これは我々がうまくやっているが、ライバルはそれほどうまくいっていないということなのだろう」

メルセデスに関しては、レッドブルのようなサイドポッドを備えたBカーが、明らかに前進したことに満足している。

「彼らは大きな一歩を踏み出し、とても良いラップタイムを記録した」とマルコは語る。

「だが、自分たちがまだ比較的前にいる限りは、冷静でいられる」

それは、シーズンが進むにつれて、レッドブルの風洞時間がより制限され、予算上限違反のペナルティが効いてくるはずだという事実にもかかわらずである。

「その点、我々は落ち着いている」とマルコは主張する。

「パイプラインにあるものは、長い間計画されてきたものだ。僕たちはコンマ2~3秒前にいる」

フェルスタッペンも、メルセデスがバルセロナで明らかに一歩前進したことを過度に気にしていない。

「他のチームは僕たちのことを好きなだけコピーすればいい」とフェルスタッペンはLa Gazzetta dello Sportに語った。

「僕は気にしていない。僕たちのチームはアップデートをもたらし続け、同様にどんどん良くしていくだろう」

メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、レッドブルが2023年のグランプリをすべて制覇する可能性を認めている。

「それはF1にとって良いことではないので、そうならないことを願っている」とヴォルフはOsterreichに語った。

「しかし、彼らはそれが可能なマシンを持っている」

「我々はそれに対抗するために最高のドライバーを持っているが、それを防ぐためにマシンを正しくしなければならない」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング