レッドブルF1首脳 「メルセデスはタイトルに手が届かないところにいる」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、メルセデスF1の新車コンセプトが「最初から競争力がある」とは考えていなかったとし、今季もタイトル争いに加わることはないだろうと述べている。

2023年F1シーズンのスタートが芳しくなかったメルセデスF1は、シーズンを好転させるために新しいクルマのコンセプトを検討していると伝えられている。開幕戦バーレーンGPでは、メルセデスのクルマは5位と7位に終わり、レッドブルが圧倒的な1-2フィニッシュを飾った。

ヘルムート・マルコは、レッドブルがこれほどまでに優位に立ち、さらにシーズン中にアップグレードできることえを考えれば、メルセデスがタイトルを狙うことはできないと見ている。

「メルセデスにとって、世界選手権のタイトルは手の届かないところにある」とヘルムート・マルコはSky Germanyに語った。

「メルセデスの新シーズンのコンセプトは1つの問題ではなく、いくつかの問題を抱えている。その解決策は、冬の間にもたらされることはなかった」

「2台も3台もデザインすることはできない。もし今、全く新しいクルマが登場したら、財政的な限界から難しいだろう。そして、その新車は最初から競争力があるわけではなく、さらに開発しなければならない。3日間のテストとレース経験が不足している」

レッドブルの昨年からのライバルであるフェラーリもバーレーンでは苦戦を強いられた。エンジントラブルでシャルル・ルクレールが40周目にリタイアし、カルロス・サインツは苦戦しながらも4位に入った。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / メルセデスF1