【動画】 レッドブルのF1マシンと新幹線が“史上最速のランデブー走行”
レッドブルのF1マシンが新幹線とコラボ、住宅街を爆走。2023年のモータースポーツファンの度肝を抜いたプロジェクトが行われた。

新幹線とF1マシンがまさかの共演。両者(車)ともに最高速度時速200kmを超える“史上最速のランデブー走行”が日本で実現。モータースポーツ界の歴史にまた新たな1ページが加えられた。

レッドブルがF1マシンと様々な挑戦をしてきたことはご存知の通り。『タクシーとバトル』『マイアミからニューヨークまで爆走』『タイヤにチェーンを装着し氷上レース』もはや不可能なことなんてない...。

だが、今までこうした撮影プロジェクトで主に使用されてきたのは、2010年代最初のレッドブル・レーシング黄金期に活躍した「RB7」などのチャンピオンマシン(=ガソリンエンジンを搭載)。

そして、今回の挑戦に登場しているのは...2021年にあの大激戦を制しマックス・フェルスタッペンを世界の頂点へと導いたチャンピオンマシン「RB16B」。ハイブリッドシステムが搭載されたマシンが、レース以外でレッドブルの動画撮影プロジェクトに使用されたのは今回が史上初。イギリスでもなく、はたまたオーストリアでもなく、ここ「日本」が大いなる挑戦の舞台として選ばれた!
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最新のF1 ハイブリッドマシンを公道で走らせる。これがどれだけ大変なことか。現地での作業内容はフリー走行...いや、もはや実際のレースでマシンを走らせる時とほぼ同じ。

まず、作業に臨むのはまさにほんの数日前に「2022年 F1最終戦」を終えたばかりのレッドブル・レーシングとホンダレーシングのメンバーたち。さらに持ち込まれたのは、大量かつ実践レベルで使用される大型機材や精密機材一式だった。

撮影の3時間以上前から作業は開始。燃料消費量やタイヤ、ブレーキの温度、磨耗そして各部のストレスや不具合など、マシンの状態は常にテレメトリーシステムで監視される徹底ぶり。エンジンを1回かけるだけでも数十分を要するし、車高は撮影現場の道路に合わせ0.1㎜レベルの調整を行う必要があった。

日本だけの特別カラー
ある意味、このリバリーを使用できるのは日本でのプロジェクトだけかもしれない。今回の「RB16B」は日本人ファンへの感謝、そしてレッドブルとホンダの“絆”の意味が込められたあの特別カラー。2021年にお披露目となって以来多くのファンから人気があり、リアウィングとボディ部分に「ありがとう」の文字が入った日本GP用スペシャルリバリー!衝撃映像のサプライズに加え、この粋でアツすぎる計らいの部分にも感動し、思わずこちらが「ありがとう」と言いたくなったというモータースポーツファンは少なくないはず。

今回の撮影は静岡県の富士市と長崎県の大村市で行われ、走行区間となる約2kmものストレート、そしてその走行区間に繋がる道を完全封鎖。県や市などの地元政府や警察、さらに地元住民の方々やボランティアの方々など総勢100名以上と協力し、前後左右F1マシン以外に何もない「F1ロード」を見事に完成させプロジェクトを成功に導いた。

またその後は協力して下さった地元の方々を招き、「RB16B」の展示やお披露目会を実施。周りの駐車場は一瞬で満車になり、大勢の人々がマシンをひと目見ようと集まった。マシンの周りではレッドブル・レーシングのクルーとの記念撮影を求める方も多く、人気アイドル並みの撮影会もひっそりと行われていた。

日本一の新幹線とコラボ
今回のプロジェクトには2種類の新幹線が登場。わずか約68kmという「日本一運行距離が短い」西九州新幹線と、毎日約40万人が乗車するという「日本一の利用者数」を誇る東海道新幹線。実は今回、F1マシンは2つの日本一と夢の共演を果たしている。

それだけなく、実は東海道新幹線のおかげでF1マシンはもうひとつの「日本一」とのコラボも達成している。東海道新幹線は富士山がドデカく見える絶景ルートを走行するため、F1マシンが同じルートを爆走することで「F1 × 富士山」という夢のコラボレーションも誕生した。

西九州新幹線は2022年9月に開業したばかりで、映像公開時(2023年2月)の段階では最も新しい新幹線。東海道新幹線は1964年に“世界初の高速鉄道”として開業されたという最古の歴史を持つ新幹線。なんと「日本一」というパワーワードに隠れながらも、F1マシンはこのプロジェクトで最新と最古の新幹線両方とランデブー走行を果たした。

撮影では「タイミングを合わせること」がかなり大変だった。F1マシンは制限区域内で「エンジン始動・発進・加速・減速・停止」の一連を行わなければならず、尚且つ「加速」の部分が新幹線の通過時と同じタイミングである必要があった。しかし「待った」は効かず、新幹線は時間になると容赦なく線路を駆け抜けていく。

さらに撮影スケジュールや燃料の限界もあるため、チャンスは数回程度という無謀にも思える難易度...。まさしく今回のチャレンジは、誰にも真似できないレッドブルだからこそ実現できた衝撃的なプロジェクトだということを痛感した。

2023F1シーズンの幕開けを最高に盛り上げるべく、静岡そして長崎の2県で行われたF1マシンの大爆走企画。サプライズは日本のみならず、全世界のモータースポーツファンの心にどデカいインパクトと胸が高鳴る興奮を残した。


レッドブルF1 RB16Bと東海道新幹線レッドブルF1 RB16Bと東海道新幹線

レッドブルF1 RB16Bと西九州新幹線レッドブルF1 RB16Bと西九州新幹線

RB16Bがレッドブルの映像プロジェクトに使用されるのは史上初!!RB16Bがレッドブルの映像プロジェクトに使用されるのは史上初!!

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング