レッドブルF1、故マテシッツ氏の喪に服してFIAとの予算上限交渉を中断
レッドブルは、F1の運営組織から2021年に1億4500万ドルの強制的な予算上限を超えて支出したとして告発された。「軽微」と見なされる違反は、最大750万ドルの支出を意味するが、監査中に管理機関によって特定された金額は150万ドルから200 万ドルの間と見積もられていると報告されている。
レッドブルは、チームがその過ちを認め、上訴する権利を行使しながら財務規則によって課せられた制裁を受け入れるというABA（Accepted Breach Agreement/違反を認める協定）からFIAから提案された。
しかし、両当事者は、財務規制の解釈や特定の支出の資格をめぐって依然として対立していると考えられている。したがって、レッドブルとの交渉は進行中であり、受け入れ可能な和解に達することを望んでいる可能性が高い。
しかし、土曜日にディートリッヒ・マテシッツが亡くなったことで、レッドブル・レーシングは喪に服し、当然のことながら、チームはFIAとの交渉を一時的に中断せざるを得なくなった。
レッドブルは日曜日に短い声明を発表し、「マテシッツ氏の逝去を受けて、コストキャップと次のステップに関するFIAとのすべての会話は追って通知があるまで保留になっている」と述べた。
「合意の期限は延長されており、交渉は週半ばに再開すると予想している」
ディートリッヒ・マテシッツ死去のニュースに先立って土曜日に話したクリスチャン・ホーナーは、今後数日でFIAとの合意に達することに自信を持っているが、和解に至らなければ問題が何ヶ月も続く可能性があるとも警告している。
「次のプロセスでは、コストキャップ管理パネルに進み、その先には国際控訴裁判所がある」とクリスチャン・ホーナーは述べた。
「したがって、それはさらに6～9か月間引き延ばされる可能性があるが、それは我々の意図ではない。我々は2021年の解決を望んでいる。我々はFIAと健全で生産的な議論をしたと思う」
「近い将来、結論に達することができることを期待している」
カテゴリー： F1 / レッドブル・レーシング / FIA（国際自動車連盟）
