レッドブルF1首脳 「メルセデスF1のロビー活動は裏目に出た」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、新世代F1マシンのポーパシング(ポーポイズ現象)問題を支援するためのメルセデスF1によるFIA(国際自動車連盟)へのロビー活動は「裏目に出た」と考えている。

メルセデスF1のジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンを含めた多くのドライバーから安全上の理由で極度のバウンシングについて対処してほしいとの要望を受け、FIAはカンダグランプリに先立って技術指令を発行するという行動を起こした。

技術指令では、F1マシンのバウンシングを制限することを強制する10mmの車高アップを含め、垂直振動の測定基準を設ける計画が明らかにされた。さらに、F1チームは、2つ目のステーの追加など、フロアを強化するための追加の措置を講じることが許可された。

しかし、FIAの対応は、厳密には正しい手順に従っていなかったことに批判が集まっており、実際のレギュレーション変更を行うという点では、年内に予定されているバウンシング防止策はメルセデスF1を傷つけるものになる可能性がある。

メルセデスW13が最大のパフォーマンスの可能性を発揮するためには、地面に非常に低づけて走行する必要があるが、車が地面にぶつかり続けた場合、FIAからの介入可能性が最も高くなる。

レッドブル・レーシングは、ポーパシング問題についてFIAの加入の必要はないと考えており、ヘルムート・マルコは、最終的にFIAが介入することでメルセデスF1は逆にパフォーマンスが損なわれることになると考えている。

ヘルムート・マルコは、バウンシングに最も苦しんでいるF1マシンの車高を上げることを強制するというFIAの介入は、まさにメルセデスF1を最も影響を受けることだと考えており、FIAを巻き込もうとしたメルセデスF1の努力は望んでいたものと反対の結果をもたらしたと語る。

「その通りだ」とヘルムート・マルコは言った。「ドイツ語で言えば『der Schuss ging nachHintenlos』。つまり、基本的にメルセデスにとっては裏目に出た」

ヘルムート・マルコは、ポーパシングはすべてのF1チームが苦しんでいるものではないため、FIAはポーポイズの議論全体から離れるべきだと考えている。

「私はマックス(フェルスタッペン)に完全に同意する。シーズン中にこのようなものを変更することは正しくない」とヘルムート・マルコは語った。

「我々のセットアップをFIAが決めるなどありえない。車高を変更することはセットアップを変更することを意味し、FIAはそれを行うことはできない。私の次のポイントは、これはすべて、1つのチームが問題を抱えている結果であるということだ」

「そのチームが自分たちの問題を整理すればいいだけであり、他のチームに影響を与えるべきではない」

技術指令はレッドブル・レーシングに影響を与えるものではないが、今週FIAはF1チームのテクニカルディレクターとの会議を予定しており、新たな方向に進む可能性がある。

ヘルムート・マルコは、マインセットアップにどれだけ関与する予定であるかを把握するためにはFIAからさらに多くの詳細が必要であると述べた。

「まだ明確になっていないパラメータが多すぎると思う」とヘルムート・マルコは付け加えた。

「したがて、FIAは別の説明を考え出さなければならないと思う」

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カテゴリー: F1 / レッドブル / メルセデス