レッドブルF1首脳 「ミック・シューマッハは去年の角田裕毅のような状況」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、クラッシュが多発するミック・シューマッハを昨年の角田裕毅と比較し、危機から抜け出すための方法を提示した。

今年、F1で2シーズン目を迎えたミック・シューマッハは、いくつかのドライビングミスと全損事故の後、大きなプレッシャーに晒されている。

ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは「再び大きなクラッシュをされるのは、あまりいただけない。ここからどのように前進するかを見極める必要がある」と非難した。

「私が思うに問題はクラッシュの頻度だ」とヘルムート・マルコはサウジアラビアとモナコでのミック・シューマッハのクラッシュの影響について語った。どちらの場合も、ミック・シューマッハは車を真っ二つに大破。予算上限とインフレの急増の時代におけるハースF1にとっての大きな問題だ。

「昨年、角田裕毅は同じような状況だった」とヘルムート・マルコはレッドブルのジュニアチームであるアルファタウリとの角田裕毅のルーキーシーズンを思い出した。

「最初はスピードの面で素晴らしいかったが、その後、多くの事故が発生した。不必要な事故もあった。それは予算にマイナスの影響を与え、大きなマイナスの影響を与えた」

その結果、レッドブルは角田裕毅にイギリスからスクーデリア・アルファタウリのファクトリーのあるイタリアへの転居を命じた。

「我々は彼をイギリスからイタリアに移した。これにより、彼はチームボスとチームに近づき、より統合され、関与するようになった。また、エンジニアとの協力をより広範に行うよになった」とヘルムート・マルコは語った。

「ご覧のとおり、それは実を結んだ」

今シーズン、角田裕毅は、スクーデリア・アルファタウリの同僚であるピエール・ガスリーと対等な立場にあることが多く、ガスリー(6)よりも多くの世界選手権ポイント(11)を獲得している。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ミック・シューマッハ / 角田裕毅