レッドブルF1代表 「マックスのクルーもペレスのマシン修復に協力」 / F1ベルギーGP 決勝
レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2021年F1ベルギーGPの決勝レースを振り返った。

大雨の影響でF1史上最短の3周で終了となった2021シーズン第12戦ベルギーGPはマックス・フェルスタッペンが優勝し、自身にとってF1キャリア初、チームにとって2014シーズン以来の “スパ制覇” を手にした。

3周しか走らなかったため獲得ポイントは通常の半分となったが、チームは両タイトル争いでメルセデスとの差を詰めることに成功した。

一方、“チェコ” ことセルジオ・ペレスはこの日の劣悪なコンディションの犠牲になり、レコノサンスラップのレ・コームでコントロールを失ってクラッシュして、サスペンションとステアリングラックを損傷してしまった。決勝レースのスタートが3時間以上も遅れたこととチームの懸命の作業により、チェコはピットレーンからレースに復帰できたが、すぐにレース終了となったため、最下位のままレースを終えた。

「今日はレースができなかったのでチームとドライバー、そして特にファンはフラストレーションを溜めてしまったが、コンディションがとにかく悪かったので、どれだけ待とうとも安全確保は不可能だった。全員がレース開催のためにベストを尽くした。FIAとリバティメディアも持てる限りの力を尽くして開催できるコンディションになるまで待った。最終的には、非常に難しいコンディションだった予選でのマックスの素晴らしい仕事が彼に優勝とハーフポイントをもたらし、私たちは両タイトル争いで差を詰めることができた」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「レコノサンスラップでのチェコの不運なクラッシュのあと、メカニックたちはまたもプレッシャーの中で素晴らしい仕事を見せ、時間内にマシンを修復してくれた。セーフティーカーがコースから出ていたら、チェコはレースができていた。両サイドのサスペンションとステアリングラックの修復は大仕事だったが、チームワークを確認できたので報われた。マックスのクルーも一緒に作業に取り組んでいた。今日は全員が雨に濡れて寒い思いをしたが、大いに称賛すべきはグランドスタンドを埋めてくれたファンだ。彼らの忠義には本当に感謝している。彼らが待っていたレースアクションを届けられなかったのは本当に残念だが、来週末のオランダGPで再集結してくれることを願っている。素晴らしいレースウィークエンドをプレゼントしたい」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1ベルギーGP