レッドブル・ホンダF1 「ディファレンシャルの問題で0.3秒失っていた」
レッドブル・ホンダF1は、2021年の開幕戦F1バーレーンGPで最速のチームであり、マックス・フェルスタッペンがメルセデスF1のルイス・ハミルトンに約0.4秒差をつけてポールポジションを獲得。ヘルムート・マルコを驚かせた。
「0.4秒は我々を驚かせた。我々は0.2秒くらいだと思っていた」とヘルムート・マルコは motorsport-magazin.comに語った。
「我々のコンセプトは速いコーナーではさらに速くなるはずだ。バーレーンにはそのような速いコーナーはなかった」
「我々は今、すべてのラウンドで機能する車を手に入れた」
しかし、メルセデスF1は、ルイス・ハミルトンを早くにピットインさせてマックス・フェルスタッペンをアンダーカットし、トラックポジションを重視した2ストップ戦略が奏功したことで、勝利を収めた。
これには、フェルスタッペンのチームメイトである新加入したばかりのセルジオ・ペレスがメルセデスF1の2台との戦いに加勢できなかたことも響いたが、レース序盤いフェルスタッペンが期待していたほどメルセデスを引き離せなかったことも一因だった。
当時、マックス・フェルスタッペンは無線でスロットルに関するいくつかの問題について不平を言っていた。ヘルムート・マルコによれば、そのようなディファレンシャルの非常に深刻な問題であり、フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの両方にとってタイムが犠牲になっていたと説明した。
「予選では、ご覧のとおり、あるコーナーで膨らんでしまったことでパーツが飛んでしまった。それは小さな違いを生み出した。8％くらいのダウンフォースをロスしていた。だから、それは大きなことではなかった」とヘルムート・マルコは formel1.de に語った。
「レース序盤にもっと深刻だったのは、ディファレンシャルのエリアに問題があったことだった。セクター1では、ラップあたり最大0.3秒と大幅に失っていた。ちなみに、ペレスについても同じことが言える。グリップが弱かっただけでなく、後輪が回転し、タイヤが熱くなっていた」
「このフェーズでは、アンダーカットを回避するために必要だったギャップを埋めることができなかった。代わりに、我々は2.5～1.7秒を失った。それは最初のスティントの決定的な段階であり、明らかに不利だった」
「そして、温度の問題のためにエンジン出力を下げなければならないという別の問題もありました。それでもマックスは失われたタイムを埋め合わせることができた」
レッドブル・ホンダF1は、第2戦イモラで勝利を逃さないためにすでにいくつかのアップデート投入を計画している。
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