レッドブル・ホンダF1 「予選でメルセデスに0.4秒差をつけたのは驚き」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1バーレーンGPの予選でルイス・ハミルトンよりも約0.4秒という大きなギャップをつけたことに驚いたと認める。

近年、レッドブル・レーシングはシーズン開幕からすぐにメルセデスに挑戦できることを望んでいたが、2014年以来、それを実現することはできていなかった。

しかし、今シーズンは状況がすべてが異なっている。マックス・フェルスタッペンはF1バーレーンGPでルイス・ハミルトンに0.388秒差をという説得力のあるタイム差をつけてポールポジションを獲得。戦略面が不利に働いて勝利は逃したものの、レースペースでもメルセデスを上回っていた。

ヘルムート・マルコは、レッドブル・ホンダが良いスタートを切るために何をしたかを説明した。

「自分たちの弱点は分かっていた。我々には課題があった。最初のポイントは、最初のフリープラクティスの最初の1分で準備を整え、競争力のあるマシンで送り出すことだった」とヘルムート・マルコはMotorsport Magazin に語った。

「我々はそれを成功させた」

「我々は過去に何が悪かったのかを把握していた。オーストリア以来、マシンに問題があることは分かっていた。しかし、我々がそれを修正するために何をしたかなどについては詳しく説明するつもりはない」

レッドブル・ホンダF1は、2020年シーズンを通してそれらの問題を解決するために開発を続けた。

「それは常に私たちの哲学であり、レギュレーションなどにはわずかな変更しかなかえった。それはわれわれ の観点からさらに理にかなっていた」

ヘルムート・マルコによると、現在のレッドブル・レーシングの成功の多くはホンダF1が担っていると語る。

「新しいホンダにF1エンジンは、馬力とハンドリングの点で改善されただけではない。我々は間違いなく最もタイトなリアエンドを持っている。これはすべてホンダのF1エンジンによって可能になった」

ヘルムート・マルコは、F1バーレーンGPでレッドブル・ホンダF1がスピードでメルセデスに負けたとは考えていない。だが、予選でマックス・フェルスタッペンはメルセデスよりも速かったが、そこまで差をつけることができるとは考えていなかったと認める。

「0.4秒は我々を驚かせた。我々は0.2秒くらいだと思っていた」

そして、ヘルムート・マルコは、レッドブル・ホンダの2021年F1マシン『RB16B』には弱点はないと考えている。

「我々のコンセプトは速いコーナーではさらに速くなるはずだ。バーレーンにはそのような速いコーナーはなかった」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1