レッドブルF1との関係をひっそりと終えたセルジオ・セッテ・カマラ
レッドブルF1のテスト兼リザーブドライバーを務めていたセルジオ・セッテ・カマラは、ひっそりとレッドブル・ファミリーに別れを告げた。

ブラジル出身のセルジオ・セッテ・カマラは、一度レッドブルのジュニアプログラムを外されている。その後、マクラーレンのリザーブドライバーを経て、2020年に再びレッドブル・ファミリーに戻った。

レッドブルF1での役割に加えてスーパーフォーミュラに参戦したセルジオ・セッテ・カマラ。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックによって日本でのレースはわずか1戦に留まり、その間、レッドブルF1はセバスチャン・ブエミ、そして、ジュニアドライバーのユーリ・ヴィップスにF1スーパーライセンスを取得させてリザーブドライバーに任命した。

そして、レッドブルF1はセルジオ・セッテ・カマラとの契約を延長しないことを決定。現在はフォーミュラEに出場している。

一方、レッドブルF1は、アレクサンダーアルボンがマークを下回った後、マックス・フェルスタッペンの2021年のチームメイトとしてセルジオ・ペレスを1年契約でマシンに乗せることに決定。レッドブルが非ジュニアドライバーをシニアチームのレースに起用するのは2007年のマーク・ウェバー以来となる。

セルジオ・セッテ・カマラは、レッドブルのジュニアプログラムについて質問を受け、同プログラムを統率するヘルムート・マルコは“素晴らしい仕事”をしているが、もっとうまくやれる可能性があると語る。

「彼のドライバープログラムはベストだし、皆さんも結果を目にしていると思う」とセルジオ・セッテ・カマラは f1ingenerale.com にコメント。

「肝心なのは、レッドブルがプログラムに投資していて、マルコが素晴らしい仕事をしているということだ。彼はドライバーに対して少し難しいときもあるかもしれないけど、彼は異なるメソッドを持っている。僕はうまくいかなかったけど、それは機能している」

「彼はF3のスターだったマックス・フェルスタッペンのような多くの優れたドライバーを連れてきた。でも、ダニエル・リカルド、セバスチャン・ベッテルなど、他にも多くのドライバーを輩出してきた」

その一方で、レッドブルF1は、ジャン・エリック・ベルニュ、セバスチャン・ブエミ、そして、最近ではダニール・クビアトなどの多くのドライバーを落としている。セルジオ・セッテ・カマラもその中のひとりとなった。

だが、セルジイ・セッテ・カマラは、レッドブルF1のドアが完全に閉まったとは考えていない。ヘルムート・マルコは、厳しくも公正な男であり、いつの日かフォールドに戻ることを除外していない。

「彼は改善しているのを見ると二度目のチャンスを与えるけど、パフォーマンスを発揮できていないと見れば正しい選択をする」と彼は言いました。

「彼は常に最高のドライバーを求めている。彼はうまくいかなかった理由を尋ねない。それが彼の働き方であり、僕は彼を理解している」

「彼は物議を醸す人物だ。彼が言いたいことを理解できなければ、彼との電話は常に困難だ。彼は常にタフだし、電話にしか使用できない電話を持っている。でも、僕と一緒にいるとき、彼はいつも非常に真剣だった」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / スクーデリア・アルファタウリ