レッドブルF1首脳、セルジオ・ペレスと写真を撮影したタイミングを釈明
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、セルジオ・ペレスが2021年のレッドブル・ホンダF1のドライバーとして発表される数日前のタイミングにアブダビで撮影されていた集合写真について釈明した。

レッドブル・ホンダF1は、12月18日(金)に2021年のドライバーとしてアレクサンダー・アルボンに代えてセルジオ・ペレスを起用することを発表。クリスチャン・ホーナーのInstagramアカウントには、晴れやかな顔のセルジオ・ペレスが、クリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコに囲まれた写真が投稿された。

クリスチャン・ホーナーは、F1アブダビGP終了後にアレクサンダー・アルボン続投かセルジオ・ペレス起用を最終決定する前に“データを分析する”と主張していた。

しかし、一部の鋭いファンは、公開された写真の背景のカーテンから、撮影された場所がヤス・マリーナ・ホテルであることを突き止め、さらにレース後の日曜日(12月13日)にセルジオ・ペレスがセバスチャン・ベッテルとヘルメット交換を行ったときと同じ服を着ていることを指摘。

セルジオ・ペレスとセバスチャン・ベッテル

これにより、セルジオ・ペレスとレッドブルF1首脳との集合写真は、F1アブダビGP決勝後の夜にアブダビで撮影された可能性が高いという結論が導かれ、レッドブル・ホンダF1は発表の1週間前にはすでにセルジオ・ペレスとの契約にサインしていたのとの推測を生んだ。

しかし、ヘルムート・マルコは、セルジオ・ペレスとの写真が撮影されたときにすでにレッドブル・ホンダの2021年のドライバーに決定していたとの推測を否定した。

「写真は契約書へのサインとは何の関係もないものだ」とヘルムート・マルコは語った。

「社交的な会合であり、当時、100パーセント明確なものはなかった。我々は明確になった場合に備えて写真を撮った。最近では電子署名を行うことができる」

ヘルムート・マルコは、写真が日曜日の夜に撮られたのか、もしくは月曜日の朝に撮られたのか思い出せないと語った。しかし、セルジオ・ペレスが2日続けて服を着る習慣がない限り、おそらくその質問に対する答えは明白だ。

「正直なところ、正確には覚えていない。激動の週末だった」とヘルムート・マルコは説得力のない主張をした。

「結局のところ、新型コロナウイルス規制のためにホテルから出ることを許可されなかったので、そこしか機会はなかった」

ヘルムート・マルコは、写真にはインターネットのしつこい追跡者のための十分な手がかりがあることを認めた。

「ペレスはベッテルがヘルメットを手渡したときと同じシャツを着ていた」とヘルムート・マルコは微笑んだ。

「カーテンよりもむしろそれが我々に手がかりを与えた」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / セルジオ・ペレス