レッドブルF1 「技術規則の2023年への延期で合理的な合意に達している」
レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1チームは新しい技術規則の導入をさらに2023年まで延期することで“合理的な合意”に達していると語る。

2021年に計画されていた新しい技術規則は、新型コロナウイルスの危機によって生じる不確実性、2020年シーズンの開幕が遅れることによるF1チームの財政的な影響への懸念のなかで2021年まで1年間延期されることが決定した。

F1チームは、2020年のシャシー設計を2021年に引き継ぎ、空力開発のみが許可されることに合意。また、3月31日(火)にFIA(国際自動車連盟)は今年の終わりまで新レギュレーションに適応した新車の開発を禁止することを発表した。

クリスチャン・ホーナーは、BBCのインタビューの中で、新しい技術規則の導入をさらに1年延期することで原則的に合意していると述べた。

「新しい規制をさらに1年遅らせることについても話している。私の考えでは、2021年に開発費の負担を負うことは完全に無責任だ」とクリスチャン・ホーナーは述べた。

「合理的な合意があるように思うが、それらの開発コストを2022年に押し戻して2023年シーズンに導入するにはFIAによる承認が必要だ」

「我々が今必要としている最も重要なことは安定性だ。我々が知っていることの1つは、変更を導入するたびにコストが発生するということだ。現在の安定性と可能な限り多くのマシンをロックダウンすることは、可能な限りそれらのコストドライバーを削減する最も責任のある方法だ」

また、来年施行される予算上限を1億5000万ドルに引き下げる可能性も報じられている。そして、それは上限だけではありません」とクリスチャン・ホーナーは説明する。

「キャップは天井だ。私にとってはそれはレースができるようにコストを削減するほぼ二次的なものだ」

「たとえば、シャーシの60%が今後18か月間凍結されれば、それがレッドブルであろうとウィリアムズであろうと、グランプリチームの運用コストの削減に劇的な効果をもたらすだろう」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1