レッドブル・ホンダF1 「最終日はスピードを引き上げる一日になる」
レッドブル・ホンダF1のレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケリンが、第2回F1バルセロナテスト2日目の作業を振り返った。

レッドブル・ホンダは午前はマックス・フェルスタッペンが、午後はアレクサンダー・アルボンが走行。新しいパーツをトライしていたフェルスタッペンは、空力テスト中に冷えたタイヤでスピンを喫し、グラベルに乗り上げて赤旗となってしまった。

フェルスタッペンは2番目に固いC2タイヤでベストラップをマーク。午後のセッションではアルボンが新しいパーツのテストを継続した。C2タイヤでベストラップをマークしたアルボンは61周を走り、最終日の明日に向けてさらなるデータを収集した。

ギヨーム・ロケリン(レースエンジニアリング責任者)
「今日、午前中は濡れて、気温が低く、滑りやすく、午後は風が強かったため、コース上はかなりトリッキーなコンディションがだった。今日はミスをしやすく、マシンにダメージを与えたり、風のために理解できないことを試みたりすることで遅れが生じるか可能性があった。そのため、今日は非常に慎重だったし、それは完了した数回数に反映されていると思う。メルボルンが近づくなかで愚かなことをしないという点で賢明だっただけでなく、テストしている場合は、何が起こっているのかを確実に確認したいので、一日の状況を最大限に活用するために条件に合ったショートランに変更した。 明日は多かれ少なかれマックスとアレックスがメルボルンでどのようなことを期待できるかを知るためにスピードと快適さを得るためのドライバーデーになるだろう」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「あいにくの天候で思ったほど走行できなかったが、全体的にポジティブな一日だった。エアロレイクをつけて走行し、可能な限りのデータを収集することができ、すべてが順調だった。僕たちは日々改善を繰り返し、理解を深めているが、それこそがテストの目的だ。先週ほどの周回数を重ねることが目的ではない。すでにロングランを重ねてきたので、今はパーツをチェックし、さまざまなことを試している。これには時間がかかるので、周回数は減ってしまうが、今日トライしたかったことはすべてクリアできたと思う。午前中のスピンについては動画を振り返ったが、見えていなかった水たまりで滑ったようだ。いずれにしても、少しプッシュしすぎたのかなと思う」

アレクサンダー・アルボン
「午後は風に邪魔され、バランスを読むのがなかなか難しかったが、その点を除けばまずまずの一日だった。すべてが順調だが、今日は直接比較が難しかったこともあり、データを解析する必要がある。明日は天気が回復すると思う。ファインチューニングなど取り組むべきことがまだ残っているので、明日行いたいと思う。多くの周回を重ねることができたし、納得できる方向性が定まったのは、いい結果だと思う。シーズン開幕に向けて、いいベースができたと思う」


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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1