クリスチャン・ホーナー (レッドブル・レーシング代表)
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーが、2009年シーズンを振り返った。

クリスチャン・ホーナー (レッドブル チーム代表)
「チャンピオンシップ2位は、チームにとって素晴らしい成績だ。色々な意味で、我々のチームはまだとても若い。まだ、F1に来てから5シーズンしか経っていないのだ。16回の表彰台、6回の優勝、5回のポールポジション、6回の最速ラップタイム記録 ― 4回の1-2フィニッシュも含む ― そして、150ポイント以上ものポイントを獲得できたことは、大変な業績だと思う。シーズン最後の2戦まではチャンピオンシップを争うことができた。最終的にはブラジルでもチャンピオンシップ争いは継続していたし、シーズン序盤は圧倒的な強さを誇ったジェンソンとブラウンのこのシーズンの戦いぶりには敬意を払うべきだ。我々が彼らに追いつけたのはその後のことだ」

「チームのメンバー全員が、RB5のために力を注いでくれた。ルノーを含む、我々をサポートしてくれたパートナーにも感謝しなければならない。今年のリザルトの全ては、彼らの存在があったおかげだ。チームのメンバーが非常に誇れるシーズンだった。一番の目標だった優勝には届かない2位という結果だったが、それでも素晴らしいリザルトだと思う。今年の経験を教訓に、2010年はさらに力強いレースを戦いたい」

「僕にとっては、たくさんのハイライトシーンがある1年だった。その中でも一番のハイライトは、初めて1−2フィニッシュでグランプリ優勝を果たした中国だろう。チームの全員にとって、本当に特別な瞬間だった。また、レッドブルとマテシッツ氏がF1をサポートし続けてくれたことに報いることができた出来事でもあった。イギリスGP優勝も、2週間後のドイツでのマークの初優勝も、非常に思い出深い出来事だ。日本GPでのセブの圧倒的なドライビング、1週間前のブラジルでのマークの2度目の優勝、そして、もちろん、ここアブダビでの1−2フィニッシュも、今年のハイライトだった」

「しかし、F1はこれで安心していられるようなスポーツではない。今年は、いくつかの強力なライバルチームを破ることができたが、彼らだって眠っているわけではない。フェラーリやマクラーレンの場合はシーズン後半に追い上げを見せ、レースに優勝している。彼らは来年度も強力なライバルになるだろう。しかし、我々はチームの成長と共に力を伸ばしており、今年の経験からも学ぶべきことは多い。チームは今後も進化を続けるだろう。現在のドライバーラインナップが続けば、来年度はさらに上を目指すことができると思う」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング