レッドブル 「ホンダのF1パワーユニットのRB16への統合は芸術の域」
ホンダF1との2年目のシーズンとなるレッドブルは、2月12日（水）にシルバーストン・サーキットで新車『RB16』シェイクダウンを実施。マックス・フェルスタッペンがステアリングを握ったRB16はトラブルなくフィルミングデーの走行上限となる100kmを走り切った。
過去数年間は、レッドブルは発表用にカモフラージュペインを施してきたが、今年は2020年のフルレースのカラーリングで走行が行われた。それは2020年のレギュレーションに大きな技術的混乱がなく、ごまかす必要性がまったくないということもがあるが、すぐに仕事に取り掛かりたいというチーム内の強い要望の現れてもあった。
ホンダの2020年型F1パワーユニット『RA620H』を搭載するレッドブル・ホンダ RB16は、リアが極限まで絞りこまれた、エイドリアン・ニューウェイ節が炸裂の空力マシンに仕上がった。
「我々はホンダと素晴らしいデビューシーズンを過ごし、パートナーシップはますます強くなった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。
「本当に前向きな冬だったし、舞台裏で行われた努力は本当に印象的だった。パワーユニットとシャーシ側の両方でさらにステップを果たした。。パワーユニットをマシンに完全に統合することは、今や芸術の域だ。そして、今では象徴的なものとなっているカラーリングを目にするのはうれしいことだ」
初走行を担当したマックス・フェルスタッペンは「最後にF1マシンに乗ってからかなり時間が経っていた。今朝は本当に楽しみにしていた」とコメント。
「いったん始動すると、いつもの手順に戻るけど、それまでは新しいマシンと新しいエンジンがどんな感じかについて常に期待感がある」
マックス・フェルスタッペンは、2.638kmのナショナルサーキットを使用して、問題なく走行プランを完了しました。映像のクルーとカメラマンは必要なものを手に入れ、エンジニアは研究のための貴重なデータセットを入手した。
「もちろん、ただのフィルミングデーだけど、重要なことは、マシンを走らせ、それがどんなものであるかを確認し、小さな問題を発見することだ。基本的にバルセロナに着くまでにすべてをスピードアップする。幸いなことに、今日はすべてがスムーズに進んだ」
今後、レッドブル・ホンダはデータを調査し、2回の3日間のプレシーズンテストのための準備を進める。プレシーズンテストは来週水曜日（19日）にバルセロナのカタルーニャ・サーキットでスタートする。
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