レッドブルF1代表 「アルボンには良いペースがあったので苛立たしい」
レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アレクサンダー・アルボンには予選で好成績を残すペースがあったと考えており、多くのドライバーがスリップストリームを得るためにスロー走行を行って時間切れとなったQ3最後の走行を嘆いた。

キミ・ライコネンのクラッシュによってQ3の最初の走行でタイムを記録できなかったアレクサンダー・アルボンは、2回目の走行でスリップストリームを得るために他のドライバーと同じようにぎりぎりでピットを離れた。

しかし、多くのマシンが先頭での走行を嫌がる中で、スタート前に時間切れなり、アレクサンダー・アルボンはタイムを記録することができずに8番グリッドとなった。

「アレックスは問題なくQ1を通過し、Q2ではマシンにそれなりのペースがあるように見えた。Q3ではアレックスの1回目の走行中にライコネンがスピンを喫した。彼は以前のベストタイムよりも約0.5秒アップしていたが、タイムは記録されなかった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「Q3の最後の走行では多くのドライバーが少し厄介なことをしていたことでアレックスはラップを記録できなかった。今日のクルマで彼は良いペースを発揮していたのでフラストレーションを感じている」

ホンダの“スペック4”エンジン投入によるペナルティで後方スタートが決定していたマックス・フェルスタッペンは、1アタックのみの計画でコースに出ていったが、パワーロスの問題に見舞われたため、予防策としてラップを中止した。エンジンには問題はないと報告されている。

「マックスは以前からペナルティを受けることがわかって予選に参加したため、計画通りQ1では1回しかアタックしなかったが、ターン2の縁石で回転数が急上昇したことによってパワーが失われ、予防策としてラップを中止した」とクリスチャン・ホーナーは説明。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1イタリアGP