F1 レッドブル ダニール・クビアト
レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、元チームのドライバーであるダニール・クビアトのF1ドイツGPでの3位表彰台を本当に喜んでおり、『もっと子供を作るべきだ』と上機嫌に語った。

4回のセーフティカーが入る大混乱のウエットレースとなったF1ドイツGPで、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはチームに11年ぶりの表彰台をもたらした。前夜にはガールフレンドのケリー・ピケとの間に第一子が誕生している。

ダニール・クビアトの表彰台獲得について聞かれたクリスチャン・ホーナーは「信じられない・・・彼はもっと子供を作るべきだ!」と冗談交じりにコメント。

「彼のために本当に嬉しく思っている。彼は頑張り続けて、レッドブルのプログラムに戻ってきた。昨夜彼は父親になり、今日は表彰台に上がった。非常に成熟した走りだった」

ダニール・クビアトは、レッドブルに所属していた2016年の中国GP後にマックス・フェルスタッペンと交代するかたちでトロロッソに降格。2017年シーズン後半にはトロロッソのシートを喪失するとともに、レッドブルのプログラムからも外され、2018年はフェラーリのシミュレータードライバーとして過ごした。

レース後の記者会見でダニール・クビアトは「僕の人生において驚くべき数年間だった。大変な時もあったし、僕にとってF1は終わったかもしれないと考えたこともあった」とコメント。

「特に表彰台はもう二度と上がれないだろうと思った。でも、人生とは、諦めずに一生懸命頑張っていれば、物事は可能であることを示している」

可能性のある“物事”のひとつは、2019年の大部分で苦戦を強いられているピエール・ガスリーに代わって、上位チームのレッドブルに復帰することだ。

「この瞬間にたどり着くのも大変な作業だった。一貫してこのような瞬間のために戦う準備ができているというメッセージを送ることができていることを願っている。この表彰台よりも強いメッセージはない」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ダニール・クビアト