レッドブル 「フェラーリのF1エンジンは冷却に問題を抱えているはず」
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、フェラーリが冷却問題によってF1オーストラリアGPでパフォーマンスを抑えなければならなかったと考えている。
プレシーズンテストでは優位に立っていると思われたフェラーリだが、開幕戦ではそのパフォーマンスは鳴りを潜め、メルセデスの2台とレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに先行を許して4位と5位でレースを終えた。
フェラーリは、F1オーストラリアGPでのパフォーマンスに貢献したと感じている部分を“修正”したと語っているが、ヘルムート・マルコはそれがエンジンに関連したものだと考えている。
「フェラーリがパフォーマンスを発揮できていなかったのは明らかだ。ハースもね」とヘルムート・マルコは Autosport はコメント。
「正確にはわからないが、冷却の問題がパフォーマンスを低下させたと思っている。ハースはプレシーズンテストでのロングランのペースと比較しての残りのフィールドよりも突然遅くなった」
セバスチャン・ベッテルは、F1オーストラリアGPの決勝で劇的にペースを落としたが、ヘルムート・マルコは新品タイヤや軟らかいタイヤでのパフォーマンス不足はセットアップに関連した問題だったはずだと指摘する。
「1つの兆候は、(シャルル)ルクレールの方が、ベッテルのイエロータイヤ(ミディアム)よりもホワイトタイヤ(ハード)で速かったことだ」とヘルムート・マルコはコメント。
「これは何かがおかしいことを意味している。ベッテルは速いラップを3周半しただけでペースが落ちた。フェラーリは温度とタイイヤデグラデーションによってイエロータイヤでは危険ではなかった」
「一方で、我々はデグラデーションに関して何の問題も抱えておらず、限界にさえ達していなかった」
今シーズン、フェラーリはメルセデスやレッドブルとは異なるフロントウイングの哲学を採用しているが、
ヘルムート・マルコは、それがフェラーリがライバルと比較してバンピーなメルボルンのサーキットでの反応に影響を及ぼしたかもしれないという考えを退けた。
「理論は過大評価されていると思う。フロントウイングは多かれ少なかれ車のコンセプトを決定する。だが、フロントのエリアには他にも役割を果たすものがたくさんある」
「様々なコンセプトがあるが、レースペースに関しては(バルテリ)ボッタスのみが残りより一歩先を進んでいた」
「フェラーリとレッドブルは同じレベルだった」
フェラーリは、2017年と2018年にメルセデスの最も一貫した挑戦者だった。特に昨年はエンジンパフォーマンスを大きく向上させている。
ヘルムート・マルコは、フェラーリのパフォーマンスのもう一つの要因は、以前のストレートスピードの優位性が明らかに失われたことであると述べた。
「FIAは非常によく反応し、いくつかの抜け穴を塞いだ。あるいは少なくともそれらを最小限に抑えた」とヘルムート・マルコはコメント。
「それはフェラーリがストレートで持っていたこれらの25%もしくは30%のスピードピークがもはや存在しないことを意味する。それは良いことだ」
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / スクーデリア・フェラーリ
プレシーズンテストでは優位に立っていると思われたフェラーリだが、開幕戦ではそのパフォーマンスは鳴りを潜め、メルセデスの2台とレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに先行を許して4位と5位でレースを終えた。
フェラーリは、F1オーストラリアGPでのパフォーマンスに貢献したと感じている部分を“修正”したと語っているが、ヘルムート・マルコはそれがエンジンに関連したものだと考えている。
「フェラーリがパフォーマンスを発揮できていなかったのは明らかだ。ハースもね」とヘルムート・マルコは Autosport はコメント。
「正確にはわからないが、冷却の問題がパフォーマンスを低下させたと思っている。ハースはプレシーズンテストでのロングランのペースと比較しての残りのフィールドよりも突然遅くなった」
セバスチャン・ベッテルは、F1オーストラリアGPの決勝で劇的にペースを落としたが、ヘルムート・マルコは新品タイヤや軟らかいタイヤでのパフォーマンス不足はセットアップに関連した問題だったはずだと指摘する。
「1つの兆候は、(シャルル)ルクレールの方が、ベッテルのイエロータイヤ(ミディアム)よりもホワイトタイヤ(ハード)で速かったことだ」とヘルムート・マルコはコメント。
「これは何かがおかしいことを意味している。ベッテルは速いラップを3周半しただけでペースが落ちた。フェラーリは温度とタイイヤデグラデーションによってイエロータイヤでは危険ではなかった」
「一方で、我々はデグラデーションに関して何の問題も抱えておらず、限界にさえ達していなかった」
今シーズン、フェラーリはメルセデスやレッドブルとは異なるフロントウイングの哲学を採用しているが、
ヘルムート・マルコは、それがフェラーリがライバルと比較してバンピーなメルボルンのサーキットでの反応に影響を及ぼしたかもしれないという考えを退けた。
「理論は過大評価されていると思う。フロントウイングは多かれ少なかれ車のコンセプトを決定する。だが、フロントのエリアには他にも役割を果たすものがたくさんある」
「様々なコンセプトがあるが、レースペースに関しては(バルテリ)ボッタスのみが残りより一歩先を進んでいた」
「フェラーリとレッドブルは同じレベルだった」
フェラーリは、2017年と2018年にメルセデスの最も一貫した挑戦者だった。特に昨年はエンジンパフォーマンスを大きく向上させている。
ヘルムート・マルコは、フェラーリのパフォーマンスのもう一つの要因は、以前のストレートスピードの優位性が明らかに失われたことであると述べた。
「FIAは非常によく反応し、いくつかの抜け穴を塞いだ。あるいは少なくともそれらを最小限に抑えた」とヘルムート・マルコはコメント。
「それはフェラーリがストレートで持っていたこれらの25%もしくは30%のスピードピークがもはや存在しないことを意味する。それは良いことだ」
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / スクーデリア・フェラーリ