F1 ダニエル・ティクトゥム
レッドブルの育成ドライバーであるダニエル・ティクトゥムは、今年の冬にレベルの低いジュニアカテゴリーに参戦して、F1スーパーライセンス取得に必要なスーパーライセンスポイントを集めていく可能性がある。

来季のトロロッソ・ホンダのドライバー候補と目されていたダニエル・トィクティムあったが、十分なライセンスポイントを獲得できていないことで公式F1テストでマシンを走らせることができなかった。

ダニエル・ティクトムは、来シーズンの開幕前までに40点のF1スーパーライセンスポイントの基準を満たすことを目指している。

現在、ダニエル・ティクトゥムは、今年のヨーロッパF3選手権2位による25ポイント、昨年のマカオGP優勝による5ポイント、2015年のMSAフォーミュラでの6位による2ポイントと、合計32ポイントしか獲得できていない。そして、MSAフォーミュラでの2ポイントは今シーズン末で失効となる。また、Motosport UKによって付与された5点の裁量ポイントをスーパーライセンスポイントとしてカウントできるかどうかについてFIAからの回答を待っている。

ダニエル・ティクトゥムは、今週末のマカオGPで再び優勝すれば5ポイントを獲得するチャンスがある。木曜日の予選1回目では暫定ポールポジションを獲得している。

一旦、今年の合計ポイントが獲得し次第、ダニエル・ティクトゥムの次の動きが決定することになる。

「ちょっと悩ましいことだ」とダニエル・ティクトゥムは Autosport にコメント。

「テストなどをするのに十分だと思っている。今、唯一十分ではないのはレースだ」

「FP1やそれ以外のすべてで走るには十分だけど、来シーズンが開幕するまでに40ポイントを獲得する必要がある。何が起こるかは決してわからないからね」

「利用できる機会はたくさんある。MRFチャレンジやトヨタ・レーシングシリーズなどね。方法があるのであれば、そこで走るつもりだ」

トヨタ・レーシングシリーズは、チャンピオンになれば7ポイントを獲得できるが、どの選手権も参戦台数が16台を下回った場合は75%しか付与されないことになっている。昨年の参戦台数は14台だった。

また、インドを拠点とするMRFシリーズは、現時点ではスーパーライセンスポイントは付与されず、ダニエル・ティクトゥムはマカオGPに参戦するため開幕戦を欠場することになる。

ダニエル・ティクトゥムは、2019年にF1レースシートを獲得できるとは考えておらず、2020年に準備するためにスーパーライセンスポイントを獲得することに集中していると認める。

また、ダニエル・ティクトゥムは、スーパーフォーミュラへの参戦は“非常に可能性が高い”と述べた。

「F2はすべて予算に依存しているし、レッドブルと僕の父にとっては厳しい」とダニエル・ティクトゥムはコメント。

「残念ながら、現時点でF2には膨大なコストがかかる。良いチームと比較的合理的な契約を見つけることができるのであれば、試してみることになるだろうけど、現時点ではそうなるとは考えにくい」

「でも、何が起こるかは決してわからない。モータースポーツでは一日で全てが変わることもある」

「来年とても良い一年を過ごすことができれば、1年後にはトロロッソを十分に狙えると思う。だから、来年は全てを正しく行って、残っているしわを伸ばす必要がある。うまくやれるはずだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ダニエル・ティクトゥム