F1 レッドブル・レーシング ルノーF1 ダニエル・リカルド
レッドブル・レーシングの上層部は、F1バーレーンGPでのダニエル・リカルドの電気系トラブルによりリタイアは“我々のせいではない”と明言し、ルノーに“速くて信頼性のあるエンジン”を供給するようプレッシャーをかけている。

レッドブルは、F1バーレーンGPで優勝を狙えるパフォーマンスがあると考えていたが、2周目にダニエル・リカルドがエネルギーストアの不具合でリタイア。

マックス・フェルスタッペンもルイス・ハミルトンとの接触が原因でリタイアし、ノーポイントでバーレーンを去ることになった。

エネルギーストアが修理不可能の場合は、ダニエル・リカルドは中国GPで2基目を投入しなければならない。エネルギーストアはシーズンあたり2基しか使えず、グリッドペナルティにリーチがかかる。

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「リカルドの問題は今回が初めてではない」と Autosport にコメント。

「完全な技術的なトラブルでストップする場合、何ができる?」

「マックスに関しては不運だった。彼は激しく接触していた。ホイールが壊れ、その衝撃でデフにもダメージが及んだ」

「まずは予選を解決する必要があるが、我々には速くて信頼性のあるエンジンが必要だ」

レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、マックス・フェルスタッペンのリタイアについては肩をすくめるものの、ダニエル・リカルドのリタイアについてはチームの手に負えるものではなかったと指摘する。

「残念ながら、我々は多くのポイントを逃した。本当にフラストレーションを感じている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「エネルギーストアの問題は調査中だが、それが根本的な問題であれば、今年で2度目だ。1回目はプレシーズン、そして、潜在的にここで発生した、それは我々のコントロールできる範囲を超えたエレメントだ」

レッドブル・レーシングとルノーとのパートナーシップはすでに手に負えないものになっており、今シーズン限りで終了する可能性が高まっている。

レッドブルの姉妹チームであるトロロッソは、今年からルノーからホンダのF1パワーユニットに切り替えており、F1バーレーンGPでは4位入賞を果たしており、ホンダのF1パワーユニットが今後もパフォーマンスと信頼性を証明した場合、レッドブルは2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載すると見られている。

ダニエル・リカルドは、レッドブルのエンジンについての議論に首を突っ込みたくはないとしつつも、「レッドブルが他のエンジンに切り替える可能性はあるし、それは秘密ではない」とコメント。

「トロロッソ・ホンダが成果を上げ続ければ、レッドブルは自信と安心感を持つことになるし、ホンダとパートナーシップを可能性が高まるのは自然なことだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング