レッドブル RB8 排気システム
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、レッドブル RB8に採用されている排気システムがレギュレーションに抵触しているとの見方を否定した。

レッドブルは、先週のバルセロナテストの3日目にRB8に新たな空力パッケージを投入。マシンのクークボトル・エリアに気流を高めるべき、エキゾーストが可能な限り前方に設置されていた。

RB8のリアフロアにはスロットが確認されており、レッドブルがディフューザーに排気ガスを導こうとしているとの推測を生んだ。

ディフューザーへの排気ガスの吹き付けは新しい規約では違法となっており、一部のライバルはFIAの技術代表チャリー・ホワイティングが設計を調査するべきだと考えている。

だが、類似したコンセプトはザウバーとマクラーレンも採用しており、クリスチャン・ホーナーは、設計には何も問題ないと考えていると述べた。

「我々はレギュレーションに従っており満足している」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「最終的には検査官とFIAの問題だ。彼らはより多く知識と見解を持っている。チーム勢は写真を見たに過ぎない。実施、FIAは間近でマシンを見ている」

フェラーリのパット・フライは、チーム側には更なるガイダンスが必要かもしれないと考えている。

「本当に排気ガスが再摂取されているかによるし、それはチャーリーへの質問だ」とパット・フライは今年初めにチャーリー・ホワイティングが出した技術指令に言及。
チームへの注釈で、チャーリー・ホワイティングは空力的な理由のために排気流を再摂取もしくは向け直す排気デザインは許されないことを明らかにしている。

フェラーリは、先週のバルセロナテストでレッドブルのものに類似した排気コンセプトを断念しているが、パット・フライはそのエリアの開発を推し進めるのは、FIAがチーム側にどこまでの行為を認めるかによると述べた。

「写真は見ているが、まだ正しくは得ていない。我々が抱えている問題は、少なくとも開幕4戦では解決しないだろうということだ。そのため、我々はコースを戻り、変更しなければならなかった」

「最終的に、現在の規約ではそれが最もダウンフォースを得られる方法だと思う。もちろん、チャーリーの解釈に依存しているのが、我々はそのエリアを調べ続けているし、ピットレーン全体がそうだと確信している」

ウィリアムズのマーク・ギランも、レッドブルの設計は価値がありそうだと考えているが、レギュレーションの精神に則っているかどうかという質問はFIAに残されていると感じている。

「それら全てに関して、チームの合法性について疑いをかけることは私の役目ではない」とマーク・ギランは述べた。

「それはチームとFIAがすることだ。私は自分達のマシンに目を向けているし、もちろん他チームがやっていることも非常に注意深く見ている。そこでパフォーマンスが稼げると思えば、我々自身もそこに目を向けるだろう。彼らは興味深いソリューションを持っているし、我々がそこに目を向けているのは確かだ」

「もちろん、そこからパフォーマンス利益を得られるのであれば、全チームがレシュレーションで認められている限界を攻める」

それはチャーリー・ホワイティングの指令に従っているかと質問されたマーク・ギランは「それはボディワークへの排気ガスの再摂取に関してだ。外部的に向けられている場合は、もう少し漠然としている」と述べた。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング