レッドブル F1イタリアGP 結果
レッドブルは、F1イタリアGPの決勝レースで、セバスチャン・ベッテルが1位、マーク・ウェバーはリタイアだった。

セバスチャン・ベッテル (1位)
「今日の優勝は感動的だった。このサーキットは僕にとって大きな意味がある特別なサーキットだ。初優勝を果たしたのもここなので、フィニッシュラインを越えた時には様々な思い出が蘇ってきた。モンツァの表彰台は感動的だ。ここの表彰台に立てる人は少ないから、神の祝福を受けたような気分になる。眼下には大勢の人々がこちらに向かって来るのが見える。クルバ・グランデの方まで見えるんだ。ただただ信じられないような光景だよ」

「過去2年のレースは難しかったからね…今年、また戻ってきて優勝できるなんてね!昨日の予選でもクルマはすごく良かったし、今日のレースではもっと良かった。でも、スタートはあまり良くなかった。フェルナンドがいつの間にかいて、どこから彼が来たのかも分からなかった。しばらく、ターン1に3台がいるのを理解できなかった。僕は2番手をキープし、再スタートの後にアロンソを抜くことができた。彼はあまりスペースを開けてくれなかったけれども、ギリギリ十分なスペースはあったので、とても楽しかったよ。僕たちにとっては最高のレースだった。また、今年はイタリア統一150周年なので、ここにいるみんなにとっても特別なレースになったのではないかと思う。ファンの皆さん、ありがとう」

マーク・ウェバー (リタイア)
「スタートはベストではなかった。ジェンソンと一緒になって、そこでいくつかポジションを落としてしまった。セバスチャンも同じだったと思う。スタートはそれぞれ違ったようだ。フェルナンドは素晴らしいスタートを切った。その後、セイフティーカー導入後に再スタートとなったが、その時は良いスタートを切ることができ、すぐにジェンソンを抜くことができた。その次の周回でフィリペと並んだ。ターン1のブレーキングでアウト側に回り込み、ターン2でイン側のラインに入ろうとした。完全にインサイドに入れる場所まで届いていなかったのかも知れない。イン側の縁石がかなり高くて、それを踏んだ瞬間にフィリペと接触してしまった。それで終わりだった。その後、ロスタイムをできるだけ少なくしようとしながら、ピットへ向かった。その周回の前半はクルマもそれほど悪くなかったのだが、ある段階でウィングがクルマの下に挟まってしまって、クルマを回転させることもブレーキをかけることもできなくなった。そのままパラボリカでコースアウトして、僕のレースは終わってしまった」

クリスチャン・ホーナー チーム代表
「今日は素晴らしいレースだった。モンツァでの優勝は夢のようだし、今日はセバスチャンが本当に圧倒的なパフォーマンスを見せてくれた。ピット作業も最高だったし、戦略も強力だったし、セイフティーカー導入後の再スタートではセブが非常に勇気あるオーバーテイクの動きを見せてフェルナンドから首位を奪い返した。そこからは、非常にコントロールされた見事なレースだった。残念ながらマークはフィリペ・マッサと接触し、レースを途中で終えることになった。マークはピットにできるだけ早く戻って来ようとしていたが、パラボリカへのアプローチでフロントウィングがクルマの下に挟まってしまった。それで彼は今日の表彰台には立てなかったが、シンガポールで必ず取り返してくれると思う。不得意とされてきたサーキットで、このような素晴らしいリザルトを達成することができ、チームにとっては最高の日になった。非常に悲しいことだが、今週の初め、チームメンバーのひとりを失うことになった。4年間チームで働いたエリン・ペッツェラという若い女性が、勇気ある戦いもむなしく、癌のために他界された。今日、このリザルトを彼女の思い出に捧げたい」

シリル・デュモン(ルノー)
「本当にうれしい。レースに優勝できるだけでも素晴らしいことだが、エンジンメーカーとしてモンツァに優勝することは、何と言うか…モンツァは勝つべきレースだからね。今回の優勝は我々にとっては本当に特別な味わいがある。また、今週末はレッドブルとの新しい合意を発表した。彼らと共に仕事をするようになって今年で5シーズン目を迎え、とても充実したパートナーシップを築くことができたと思う。マークは表彰台も可能なペースを見せていたが、残念ながら、短いレースに終わってしまった。ルノーの社員全員に、そして、レッドブル・レーシングに、今日のこの最高のリザルトを達成できたことを感謝したい」

セバスチャン・ベッテル モンツァ 画像

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1イタリアGP