キミ・ライコネン
キミ・ライコネンのF1アブダビGPでのレース中の無線への応対が話題になっている。

口数が少なく、クールな印象のキミ・ライコネンだが、しばしば無線では感情を露わにする。

F1復帰後初優勝を果たしたF1アブダビGPでも、キミ・ライコネンは2度レースエンジニアに苛立った返答をしていた。

1回目は、ルイス・ハミルトンがリタイアして首位に立ったあと、後ろのフェルナンド・アロンソとの差を告げられた。キミ・ライコネンは「ほっといてくれ。自分のしていることはわかっている」とそっけなく答えた。

2回目は、レースの終盤の2回目のセイフティカーが入ったとき。キミ・ライコネンは、エンジニアからタイヤを温めるのを忘れないようにと言われると、苛立った様子で「はい、はい、はい、ずっとそうやっているよ。しつこくリマインドしなくてもいい」と答えた。

レース後、無線での会話について質問されたキミ・ライコネンは、ロータスのピットウォールが彼を助けようとしていることはわかっているが、メッセージを繰り返されるのはあまり好きではないと述べた。

「普通のことだ。どのチームでも同じだよ」とキミ・ライコネンはコメント。

「彼らが僕を助けようとしているのは確かだ。でも、1分間に2回も同じことを言い続けてもね。僕は自分のしていることを覚えられないような馬鹿ではない。普通のことだし、彼らはただ助けようとしてるだけだ」

「自分のしていることはわかっている。必要なら助けを求める。これが最初でもないし最後でもないだろう。他チームでも何度もあったけど、彼らは手助けをするためにそこにいるわけだし、ベストなポジションに置こうとしてくれる。人それぞれ好みは違う」

キミ・ライコネンは、レース中に邪魔をされたら、無線で怒鳴り声をあえるのは「最後ではないだろう」と述べた。

ロータスのトラックサイド・オペレーションズ・ディレクターを務めるアラン・パーメインは、キミ・ライコネンは怒っていたのではないかとの質問に「素晴らしいレースだった」とコメント。

「セイフティカーは我々にとって少し不利だった。ハードタイヤを履いていた2回目のセイフティカーのあと、フェルナンドのタイヤが温まっているようだったので心配していたのは確かだ。だが、キミはまったく問題なく引き離した」

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カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / ロータス