F1カタールGP 決勝 ハイライト動画:角田裕毅は10位入賞

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、F1カタールGP決勝でシーズン7勝目となる重要な勝利を手にし、タイトル争いを最終戦アブダビへ持ち込んだ。スタート直後にランド・ノリスを攻略し、首位のオスカー・ピアストリを追う展開に持ち込むと、早々に導入されたセーフティカーがレース戦略を大きく動かした。
25周のスティント上限という特殊条件の中、多くのチームがセーフティカー中にピットインを選択。一方でピアストリとノリスはタイヤ交換を行わず、依然として2回のストップ義務を残すことになった。
レッドブルの戦略が完璧に決まり、勝負はフェルスタッペンへ傾く
セーフティカー中にタイムロスを抑えて1回目のストップを完了したライバル勢に対し、ピアストリとノリスは残るストップを通常のレースペースでこなす必要があり、その分だけ不利が大きくなった。フェルスタッペンは安定したペースでリードを広げ、最終的にピアストリに約7秒差を付けてトップチェッカーを受けた。
ノリスはさらに厳しい展開となり、終盤はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に阻まれて多くの時間を失う。最終盤で前に出たものの、カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)には届かず、サインツが今季2度目の表彰台を手にした。
角田裕毅は粘りの走りで入賞争いに絡む
角田裕毅(レッドブル)は後方スタートからポジションを着実に上げ、終盤にはポイント圏をかけた接戦に加わった。レース全体を通じて安定したペースを維持し、厳しいタイヤマネジメントの中でも順位を守る走りを見せた。最終的にはトップ10争いの中で奮闘し、レース終盤の混乱を的確に切り抜けてフィニッシュした。
タイトル争いは12ポイント差でアブダビ最終戦へ
この勝利により、フェルスタッペンはノリスとの差を12ポイントに縮め、タイトル決定は最終戦へ。5度目の王座獲得に向けて望みをつなぎ、シーズン最後の舞台となるアブダビGPで完全決着を迎える。
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