F1カタールGP スプリント予選 ライブタイミング&Twitch配信

高温多湿のルサイルで、マシンセットアップの時間が極端に限られるなか、スプリント予選はそのままスプリントレース、さらには決勝の流れを左右する重要セッションとなる。とりわけ中高速コーナーが連続する高速サーキットで、C1〜C3の硬いタイヤと周回数制限という特殊ルールが重なり、アタックタイミングひとつで順位が大きく入れ替わる可能性が高い。
ドライバーズ選手権はランド・ノリスが首位を維持しつつも、オスカー・ピアストリとマックス・フェルスタッペンが24ポイント差以内に迫る大混戦。FP1最速のピアストリ、手応えを得られないフェルスタッペン、そして巻き返しが必要なレッドブル勢など、各陣営が一発のアタックでどこまで修正できるかが焦点となる。さらに角田裕毅も強力な中高速域のパッケージを武器に上位進出が可能で、タイトル争いと中団勢力図の両方に“波乱の予兆”が漂っている。
■ 2025年F1カタールGPの見どころ
タイトル争いは大混戦のまま中東決戦へ
2025年シーズンは最終3連戦に突入。ラスベガスの波乱によりポイント差が急接近し、カタールではドライバーズタイトルが決まる可能性がある一方で、状況は一気に読めなくなっている。
マクラーレン“W失格”がタイトル戦線を激変
ラスベガスGP後、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台がスキッドプレート摩耗の規定違反で失格。冷えた路面・低グリップ・雨の予選など特殊条件が原因とされ、意図的な違反ではないとFIAも説明。これによりトップ3のポイント差が急接近し、カタール最大の議題に。
フェルスタッペンは24ポイント差まで接近
ラスベガス勝利+マクラーレン失格で、マックス・フェルスタッペンは首位ノリスまで24ポイント差。9月時点では104ポイント差だった状況から大逆転の流れを形成。レッドブルの安定度も復調気配。一方、ノリスは週末で2ポイント以上上回れば王者確定と、条件はまだ有利に残る。
今季最後のスプリントが勝負を左右
カタールは今季ラストのスプリント週末で、土曜に最大8ポイントを獲得可能。トップ3にとって決定的な差異を生む可能性があるほか、コンストラクターズ争いでもメルセデス・レッドブル・フェラーリ勢の行方を左右する。
ハミルトンの“フェラーリ初表彰台”はなるか
ルイス・ハミルトンはフェラーリ加入初年度ながら、グランプリ表彰台ゼロのまま最終2戦へ。中国スプリント勝利はあるが、本戦の結果が伴わず本人も「最悪のシーズン」と肩を落とす。昨年はカタール&アブダビで好調だったことから、乾燥・高温の中東連戦で巻き返せるかが焦点。
25周制限で決勝は“強制2ストップ”へ
昨年の極度のタイヤ摩耗を受け、ピレリは今季カタールGPに「1セット最大25周」の走行上限を導入。57周の決勝では最低2回のピットストップが必要になり、タイヤ管理・ピット戦略が勝敗を大きく左右する週末に。
2025年 第23戦 カタールGP スケジュール
■11月28日(金) フリー走行1:22:30~23:30
スプリント予選:26:30~27:150
■11月29日(土)
スプリント:23:00~00:00
予選 :27:00~28:00
■11月30日(日)
決勝:25:00~
※ 日本時間
カテゴリー: F1 / F1カタールGP
