2021年 F1カタールGP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)
2021年 F1世界選手権 第20戦 F1カタールGPの決勝で11位~DNFだったドライバーのコメント。

11位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「とてもフラストレーションの溜まる一日だ。裕毅も僕もトップ10以内からスタートしたけど、レースを後方で終える形になった。マシンの中では全力を尽くしていたけど、今日の僕たちには速さがなかった」

「スタートでもアロンソに前を行かれてしまい、それによりアグレッシブな2ストップ戦略を採ったけど、ペースがよくなかった。今日は上手くいかずに本当に残念だ。昨日の予選でのインシデントからいくつかのパーツを交換したけど、それが今日のレースペースに影響したのかは分からない。今は理由が分からないので、すべてのことをきちんと分析する必要があると思っている」

12位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
「残念ながら、トリプルヘッダーはかなり残念な結果に終わってしまった。燃料に関する問題が発生していて、セーブしなければならなかった。それがレースを決定づけた。何が起こったのかは分からないけど、調査する必要がある。先に進むのを楽しみにしている。関係者全員にとって1週間の休みは必要だと思う。これから報告会をして、今日の問題を理解ししていく。来週、最後の2レースに準備をするためのシムタイムがある。強く締めくくろう」

13位:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
「とてもタフなレースで、特に第1スティントのソフトタイヤではかなり苦戦しました。レースウイーク中はずっとペースがよかったので、予想外の展開でしたが、今日のレースでは大きく落ちてしまったので、データを確認してなぜこうなったのかを分析しています。アルピーヌがとてもいいレースをしただけに本当に残念ですが、残り2戦で強さを取り戻す必要があります」

14位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「オーバーテイクできたことに驚いた。最終的に面白いレースだった。最初はあまり期待していなかった。おそらく、昨日と同じマシンを相手にレースをすることができると思っていたけど、良いスタートが切れたし、レースが進むにつれ、状況は良くなっていった。いくつか良いバトルもあったし、最後には先行するマクラーレンとアルファタウリを捕らえていた。このレースではできる限りのことをしたと思う」

15位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
「やれるだけのことはやった。今日は15位以上の結果は不可能だったと思う。オープニングラップは素晴らしかったし、4つ順位を上げた。残りのレースでもいくつか素晴らしいバトルができた。昨日は苦戦したけど、良いレースができればハースやウィリアムズの前でフィニッシュできると思っていた。それが僕たちがやったことだ。デグラデーションが高く、縁石が厳しいことは分っていたので2ストップ戦略を選んだ。終盤はライバルよりも速かった。スタート位置を考えれば、今日のレースには満足していいと思う」

16位:ミック・シューマッハ(ハース)
「楽しかった。今日の結果には満足していいと思う。僕たちは自分たちが選んだ戦略にコミットしてた。スタートはまずまずだったし、最初にラティフィを抜いた。マシンにはパフォーマンスがあり、正しいウインドウにいた。予想していた通り、アルファロメオにかなり近づくことができたけど、今年の初めには考えられなかったことだ。マシンを理解し、今あるもので生かそうというチームワークのおかげだ。まだ改善するための新しいもの、新しい方法を見つけているところだ」

17位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「今日はアグレッシブな戦略を立てて、最終スティントをできるだけ長くプッシュしようと考えていた。このサーキットには非常に高速な右コーナーがあるので、タイヤは常に限界までプッシュされている。でも、アルファロメオと戦うためには、アグレッシブに行かざるを得なかった。残念ながら、最後から数周のところで左フロントタイヤがパンクしてしまった。こういうことは起こり得る。このような形でレースを終えるのは残念だったけど、最終的に最も近いライバルもポイントを獲得しなかったで、得たものも失ったものもなかった」

18位:ニキータ・マゼピン(ハース)
「タイヤが機能してくれることを期待してミディアムからソフトに交換した。最初のスティントの終盤はマシンバランスがかなりアンダーステアだった。最後のスティントの終盤にはいいラップができた。レースタイヤのようなドライビングではなく、予選用のタイヤのつもりでドライビングして、すべてのラップでコースを学んでいた。とても暑いレースだった。僕の最大の目標はラップを重ねてできるだけ走ることだった。簡単なレースではなかったけど、次もまた新しいサーキットだ」

DNF:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「タイヤで限界があることは分かって1ストップ戦力を機能させようとしていた。でも、戦略判断で対応できると思っていた。タイヤがパンクに見舞われるとは全く予想していなかったので驚いたけど、タイミング良く戦略を修正することができなかったのは残念だ。ジョージ(ラッセル)が再びピットインすることになった時点でも僕のタイヤは全く問題なかったし、あのセットでレースを走り切れると思っていた。特にアルファロメオにポジションを奪われ、他にやれることはなかったので、この戦略に賭ける価値はあったと思う。このサーキットではクルマの感触が本当に良かったので、レースが思い通りにいかなくて残念だけど、そういうこともある」

DNF:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「当然、僕にとっては非常に期待外れな一日だったし、金曜日に非常に有望なスタートを切っていただけに、タフな週末の締めくくりとなった。フォーメーションラップでタイヤの温度を上げるのに苦労したし、グリッドのダーティサイドだったので、スタートでグリップがなく、ホイールスピンしていただけだったし、ファーストラップはスケートをしているようだった。そのあと、少しDRSトレインに引っかかってしまったけど、一旦ギャップが開くと、順位を上げることができたし、ペースも良く、そのスティントを長く走ることができた。でも、その後なんのバイブレーションや警告もなく、突然パンクした。タイヤを限界までプッシュしていることは分かっていたけど、まだ良いグリップがあった。快適に感じていたので、ステイアウトすることが表彰台を獲得するためのベストショットだと感じていた。ピットエントリーを過ぎた後の故障だったし、トラックで最も不運な場所だった。マシンはピットに戻るラップでダメージを負ったので、リタイアして走行距離を温存することがより安全だと感じた」

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カテゴリー: F1 / F1カタールGP / F1ドライバー